窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

じたばた

2004-11-09 00:16:02 | ライフ・哲学系
秋冬は鬱な気分を溜め込みやすい。

少しでも考えが暗くなってきたら気を付けた方がいい
春夏のように軽傷では済まない

体と頭をラクさせ過ぎると危険だし、負荷をかけすぎると疲弊する。

少し疲れてノートを開く。並んでいる私の字、私のメモ、私の軌跡。

こんなにも、寂しさが遠のく。やっぱり、どんなに稚拙に思えても、どんなに要領悪く思えても、ここが私の精神の居場所なんだと思う。


女心とガニメデの空2

2004-11-01 19:14:28 | ライフ・哲学系
初めて恋をしたのは、やはり秋だった。おぼえたばかりの編み方でマフラーを編みながら、落ち着かないようでいて落ち着くような不思議な心地に驚いていた。 編みものをしたから恋に気付いたのか、恋をしたから編みものをしたのか、それもよくわからない。
結局そのマフラーは完成しなかった。手近な毛糸で練習用にと編みだしたものだったし、あまり根気がなかったからだろう。何より、編み終るのが怖かったのだ。
(今日はここまで)
 


朝のわがままを

2004-10-29 09:36:43 | ライフ・哲学系
朝の、目覚まし時計と格闘してるひとときは、いちばん人間の本性が現れているように思える。
この、次第に寒さの増してくる時期は、さらにひどい闘いになってくる。

このまま仰向けになっていたい、夢の続きが気になる、布団から出ると寒い、外に行くと嫌なコトが起こる予感がする、この前みたいなことがあるかもしれない・・足を引っ張る項目は、まさに枚挙に暇がないほどだ。

結局、義務感や恐れのおかげで毎朝どうにかこうにか這い出す。

しかし、そんなに起きて生きる時間が楽しくないのかというと、そうでもないのだ。夜に買い物をしたりカフェで本を読むのは楽しいし、仕事に愉悦を感じることさえある。

それなのに、眠りという意識の寸断から早々と脱出できないのは、つまり未来への期待が弱いからだろう。

つねに
「どうしたい」
ではなく
「どうなるかな」
と考える癖がある。

この癖をどうやって変えていくか、これも課題の一つだ。

朝は無欲に、日中わがままにすごしたい。


1つ

2004-10-01 01:31:32 | ライフ・哲学系
誕生日
なんて大仰な言葉だろう。
明朝体で、金色の縁取りつきで書かれそうだ。

また1つ、歳をとるのだ。

でも、今日思ったことは、
1つずつなんだな、ということ。
2つとか3つではなく。
1つだから、うれしい。

10代の頃は、日付なんてものは
棒のような時間に約365コの概念を与えて
便宜をはかっているだけのものじゃないかと
それの1周めぐったことの何がめでたいのかと
思っていたけれど

どんどん習俗に染まっているのか
時間を棒状にとらえることを疑問視するせいか
最近は記念日を無視できなくて少しとまどっている

でも今回は、いままでと少しちがう
どこかで読んだ本の主人公の少女みたいに
自分が世界と和解したような
不思議と落ち着いた気分で。

また1つ、何かが見えたような
見えるようになったような

でも、まだまだ見えないことが多いから
明日からも粘ってみよう。



女心とガニメデの空

2004-09-11 19:49:29 | ライフ・哲学系
透明な目になりたかった
幼い頃から、人への関わりかたはわからなくても
自分なりに蓄積したパターン図で
自分と周囲の位置を計っていた

自分は境界の外から批評するか、境界の中をひっくり返すか
どちらかしかできないように思えた

初めて恋をしたとき、それは変わった
地図は、その人を中央に。
その人はけして座標的に中心なわけではなくても
それでもその人が中央にいる地図しか見えない

そこに書かれる境界の円の中に侵入したくなる
そしてそんな自分が窓に映っているのを見て愕然とする
怖くなる

今日はここまで。
(ビバップ見終わった。☆×4.5)

石鹸

2004-09-07 21:18:26 | ライフ・哲学系
ふっと、忙しい時期が終わってしまい、職場を出る瞬間も
「あ~明日も明後日も機械的にここに来るために早く栄養と睡眠を補給して着る服決めないと~」
と思ったりしないで
「あ~なんか疲れたから喫茶店入っちゃおうかな」
などと思うようになると、~明日はどっちだ病~というか、明日ここにまた来るまでに私の身に何があるかわからないのに、みんなもそうなのに、どうして平静にしているんだろう・・・という気分になる。

喫茶店で、ぼんやり窓の外を見つめながら、とりあえず今夜は、石鹸をひとつ買って帰ろうと考える。

友人(というか腐れ縁)へ

2004-08-12 01:27:50 | ライフ・哲学系
今日キミから連絡を受けてよかったと思うよ

会っても、私はろくなことが言えなかったけども

キミがどうしてこんな思いをしなくちゃならないのかって思った

世の中は初めから不条理で

私たちは、世の中とヨツに組んでいくしかないのかもしれないね

私が沈んでいたときにキミがなぐさめてくれたように(おちょくられてるようにしか思えなかったけども)私もキミのささえになれたらと思うよ

一緒にいこう。



読みたい本を読む

2004-08-05 01:23:16 | ライフ・哲学系
返却期限が迫ってる本を返すためだけに図書館に行ったが、
書棚を回っていたら、自分の中で何かが主張して
その瞬間に本当に読みたいと思ったものを借りることにした。
読みたいものも読めずに何が人生だ。
岩波文庫2冊と紀伊国屋書店出版の1冊。 どこまで消化できるか。。

ラジオからコーリング・ユーが聞こえる
電車の吊り広告に「幽遊白書」が載っていた、懐かしい。あのマンガは少女マンガにはない人間観に触れさせてくれた。仙水は、どうやって収束したのだったか。。

ドトールでクロックムッシュを発見。ピクルスが不思議な位置付け。

昨夜はドイツ料理の店でマジョラムのソーセージを食べた。ビールも美味しかったらしい。少し接客が雑なところだったけど久々に生の音楽と一緒にご飯を食べることができてよかった。




だらだら書き           

2004-08-02 04:44:34 | ライフ・哲学系
ヒートアイランドとか
異常と言われる気象に適応できず
かといって人工的に作られた環境の厳しさにも適応できず。

環境のせいなのか自分の体力が無いせいなのかも
わからず

雑多な情報とモノにうんざりしながら
汚い空気と路面に顔をしかめながら

それでも、この都市に寄生するように通っているのは
人の手によって飼いならされた土地以外へは
怖くて行けなくなってしまった自分自身の心のせいだ。

この夏も、例年どおり、この都市に張り付いたまま過ごす予定になった。
去年までは、旅行に 行かない、であり、同時に 行けない であったものが
今年は 行けない だなと思う気持が強い。

去年まで行かない派だったのは「自然がいっぱい」という環境で3日4日過ごせたとしても、自分がそれでリフレッシュして「以後がんばる」となれるとは思えなかったから。
あと、現実に復帰できるか怖かったから。
今年はそれでもなんでも、行きたいと思ってしまっている。

行くか、日帰り強行突破で。ヘタレのくせに無茶な。