教えて!ニュース 正義のミカタ 2020年2月1日より
石平:感染者11000人って言ってるけど、それは、病院でチャンと検査出来た人の中での数で、実際には大半の人が検査にすら行けずにいる状態。交通も遮断されているので、病院にも行けない。
ほんこん:報道で一番ビックリしたんは、医療スタッフが防護服を着てたんや。ゴーグルもつけて。そういうのを見て、なんであんなんって。
僕らが見ているのは、福島のレベル3以上の防護服やねん、アレ。タイベックって言ってね。3,500円で売ってる奴やねん。モノタロウやったら1,600円やねんね、今。
そんなダイオキシンとか放射能を入れへん奴。それを着て、医療スタッフがやってんねんで。そこを何でもっと重視せえへんのかなって。ズーッと思ててん。
豚コレラとか狂牛病の時、厚生労働省の人が行ってる時、ああいう服着てるやん。それやのに、なんで日本人は、なんでこんなに甘いねんってズッと思ってたんよ。
木村もりよ:まぁ、先ずこの最大35万人超って言うのは、正直言って分からないです。まぁ、試算にしか過ぎないし、これよりも拡がるかもしれないし、拡がらないかもしれない。
少なくとも、先程石平先生が仰った様に、まぁ、中国ですから、出所が…あのぉ、情報が。中国の情報は嘘と考えた方が良いですよね。最初の頃なんて、ズッと隠蔽してたワケだから。だから一気にガーッと数が増えてきたのは、それはまぁ、多少、報告を始めたんだと。
で、今やっぱり、弱者に拡がると、感染拡大するワケです。で、武漢の方たちも、今、非常に辛い生活を送っているワケですよね。高齢者の方なんて、多分、病院にも行かれない筈ですよ。
で、こういう人たちが、体力が弱ってくれば、当然の事ながら、免疫力が弱くなって、色んな疾患にかかり易くなってくる。
そうすると、嘗てのチフスとかコレラとかの大流行の時も起こったんですけれども、こうして集団で隔離された人たちの中で、どうしても体力が弱って、そこで大爆発を起こす、そういう可能性があるんであって。
プラスですね、そこから暴動も起きてくる。そういう状態になっていると思いますので、これは何とも注視しなければならない数だと思います。
それから感染源がコウモリだと言うんですけど、これは、まぁ、よく分からないですけど、コウモリを食用にするって言われた事があって、そこから拡がったと言われているんですけど、まぁ、中国の場合って、何食べてるのかチョッと分からないので、何から拡がるのか、チョッと定かではありません。
まぁ、コウモリ食べてるのかもしれないし、蛇食べてるのかもしれないし
木村もりよ:国の危機管理体制はゼロとしか言えないんですが、それは何故かとそれは検疫法と感染症法とに分かれていて、検疫法っていうのは、所謂水際対策を司る法律なんですね。
ですから、検疫所の前迄で何とか見えないウィルスをくい止めましょうと。空港とか港とかでやってるのが検疫法なんですけれども。で、ひとたび、検疫の扉有りますヨネ。検疫ブースを超えてしまうと、国内に入るワケだから、今度は地方自治体お任せになるワケですよ。
でも結局、指定感染症であろうが何であろうがですね、感染症法になっているので、主体は地方自治体です。
だからよく、厚生労働省の結核感染症課の課長が会見したり、後は吉村知事が会見したりして、なんで色んな人が一つの病気に関して、色んな人が会見するんだろうって、皆さん、何故かなぁって思ったりすると思うんですけど。
今はもう、国に入っている物に関しては、地方自治体お任せなので、地方自治体毎の責任になります。基本的には。まぁ、国の法律ですけれども。
縦割り行政は上意下達の事になりますから、決済とかが非常に重要な項目になってくるワケで。上から下へは行かれるけど、下から上へは行かれない。それは親会社が子会社に命令は出来るけど、子会社が親会社に誰か盾突けるかという事。そういうのと同じような状況下にあって
高橋洋一:これね、そういう風な制度の問題もあるんですけどね、今の制度の中でも大問題がチョッとあって、実は1月28日に、指定感染症って閣議決定したんですよ。
閣議決定すると交付って言うんだけど、これの実は何時から有効になるかって、これ施行日っていうんだけど、これ2月7日でした。要するにね、1月28日にやって2月7日って凄く変だから、私も政府の方に言いましたよ。
これオカシイと。要するに即日施行ってのが普通なの。そしたらね、周知期間が必要だって言うんだけど、周知期間って皆知ってますよ、こんなモンって言ったらね、今日(2月1日)施行になりました。
だからね、これは今の制度の中でも物凄く対応が手緩くて、で、これを指定感染症にすると、実はね、強制入院って出来るんですよ。だからね、二人検査しなかったから、どうのこうのってあったでしょ。
あんなのね、勧告してダメだったら、強制入院が可能だったのに、実は自分の所で、政令を公布したんだけど、施行してなかったから、ああいう形になっちゃった。(お二人は既に検査を申し出られました)
木村もりよ:(患者でない限り)法律上検査は出来ないです。ただ、先程のお話の続きになりますけれども、指定感染症になろうがどうしようが、結局のところ、地方自治体お任せのところは、間違っていなくて。
それは決済取ったりに時間が掛かってしまうという事から考えると、危機管理から言うと、極めて不適当な法律体系になっているとしか言えなくて、これを一本化する事の方が非常に重要な事であります。
宮崎哲弥:今の制度の最大の弊害って言うのは、地方自治にお任せで、決済に時間が掛かる。意思決定が一本化されてないって事なんですか?後現場の情報が上に届かないって事ですか?
木村もりよ:現場の情報が上に届く迄に時間が掛かります。現場の情報っていうのは、結局は各医療機関から医療保険所に行って、保健所から地方自治体を経て、それから国に行く。
だからこういうプロセスって平時の時は良いですけど、決裁文書って事ですよね。決裁文書って誰か一人を飛ばしていくと、「なんで俺をすっ飛ばしたんだ」って、それだけで揉めるワケですよ。霞が関でそんな事で揉めてて、
高橋洋一:だから昨日のチョッと前倒しの閣議はね、持ち回り閣議ってんで、そういうの全部無しにした。閣議って1週間に1回しか出来ないんだけど、そんなの待ってたら話にならないでしょ。だから連絡して、直ぐにやったんですよ。
ほんこん:でもね、でもね、これをね、ここの番組で言うよりか、国会で、政府の閣議がどうのこうのじゃなくて、ここをそういう事を野党が追及して国民に知らしたらエエんちゃうのん。それやのに、違う事やってて。先ず生命と財産を守れや、国会議員が。
東野幸治:そして中国の対応でございます。
石平:彼が指摘したのは、二つの重大な事実です。一つは地方政府が彼らに情報をね、隠蔽したんです。
例えば武漢政府ですね、1月に入ってですよ、人から人へ感染する事は無いから、皆安心して下さいってね。その後、武漢の人々ね、本当に安心したんです。
武漢でどういう事をやったかというとね、十何日にですよ、バンカンエンという伝統行事があるんです。1万人の人たちが、自分たちの家から一品ずつ料理を持ち寄せて大ホールで宴会をやるんですよ。それはワザと伝染させる為にやっている。
しかしね、そういう事が批判されると、今回、市長さんが自分の責任になるという事を恐れて、「いや、実は、隠蔽は中央政府に責任がある。中央政府が情報公開の指示をしなかった。」と。
それはね、習近平体制の問題点。今ね、中国習近平体制が全ての権限を中央に集中させる。習近平が全ての権限を一人で握る。
何でも習近平さんが判断しなければいけない。下から色んな情報が上がってきてもですよ、順番待ちでしょ。なかなか習近平の所に検査の情報が行かない。彼が判断する時には、既に自体が深刻になっていて遅過ぎる。だから、それは人災。
もう1つはね、彼が披露した重大が事実が、1月23日武漢を閉鎖する前に、武漢から出稼ぎ労働者、学生、武漢市民含めて500万人が武漢から出て、全国あちこちに行った。これでウィルスは全国に広まる。
又、この中には日本や外国に行ってしまった人も居るんですから。この人が自分の責任逃れの為に、それを暴露したんですけどね、彼も責任が無いワケではない。今この体制そのものがイイカゲンなモノになっているんですね。
東野幸治:これは生放送だったから、こういう風になったけど、収録だったら、こういう発言は…
石平:しかも、この人、この発言をしてから、今日に至る迄、一切消息が伝わっていないです。
東野幸治:だって武漢の共産党の書記の方ですか、自責の念を
石平:そうそうそうそうそう。逆にね、今回共産党の書記が自責の念って言うのは、実は共産党政府の責任ではなくて、我々の責任ですよ。彼が消されて、共産党の書記の方が出てきて、自責の念が有ると言うのは、中央政府の責任じゃないよ。我々がミスした。要するに今回、中央政府を庇うっていう話。
東野幸治:仲間君、台湾に…台湾人の方も武漢に400名程残っているって
中間淳太:そうですね。台湾でも拡がっているみたいで。今、母が台湾に居るんですけれども、すごい連絡も来ますし。結構なんかマスクも買えないみたいですね。日本と同じように。
東野幸治:あと台湾も残っている400人を帰国させたいからチャーター便を出したいと言ってるのに
石平:そうです。非常に中国政府がそういう全く人道的に悖るんですわな。要するに蔡英文政権が嫌いですからね。
高橋洋一:中国の方ってアレでしょ。ID管理してんでしょ、中国政府は。だから、その500万人の人もかなり分かっているんじゃないですか?
石平:問題は例えば農民工とかね、最初からそれが無いんですよ。或いは、彼たちのIDね、要するに武漢に行ったという事にはなってないです。
高橋洋一:私聞いたのではね、殆どID管理しているから、中国政府は居場所は知っているという風な事きいたけど。
山田敏弘:分かりにくいと思いますね。そんな500万人も。で、今回Twitterとか、ウェイボーっていうのが有りますよね。ああいうので、皆さん情報を出すの今回が初めてなんです。あんなにソーシャルメディアが普及している中でのこういう状況。本来ならば、色んな情報が、500万人とかから出て来る筈なのに、それも徹底して管理してますので、あんまり出て来ないですよね。
宮崎哲弥:そもそもね、武漢っていう町の周辺地図を鉄道網の地図見ると、全ての鉄棒網の結節点の中心なんですよ。だから此処に封じ込めるというのは、そもそも難しかったと思いますね。
東野幸治:さぁ、中国政府は対策チームを作りました。コレです。これは石平先生にしたら、絶望的だという対策チーム
石平:いや問題はね。本来であれば、そういう対策チームであれば、習近平国家主席がトップになるべきでしょ。中国ではね、習近平さんが全ての権限を持っていますから。でも彼自身がならない。言ってみれば、敵前逃亡やな。
そいて李克強首相に押し付けた。李克強首相は弱い首相ですからね。そんな権限がない。それは未だ良いですけど、更に、問題となっているのは、この副小組長 王コ寧(オウコネイ)さん。
この人はね、学者出身で、今中国共産党の中のイデオロギーの担当の理論家ですわ。そんな人ね、実務の経験は何も無いでしょ。ただそういう人がね、副小組長になったら、仕事は何の出来ないけど、口出しばっかりする最悪のパターンですわ。要するに、この人が居ない方が良い。居たら、李克強さんの邪魔ばかりをする。
更に問題ある。例えば、党宣伝部長が入っているのに、衛生省のトップも健康委員会の委員長も入っていない。要するに宣伝工作は大事だけど、人を治すところの責任者は入っていない。誰も疫情対策をしていない。
ほんこん:習近平体制の弊害でしょう。だから選挙が無いっていうのがオカシイのよね。ほんで武漢の市長が成ったっていうのは、言う事をきくから。で、湖北省の省長の人も言うことをきくから。習近平の任命責任やねんね。
選挙がないから、そこの弊害が。で、胡錦涛の時やったら、まだライバルの政権ちゅか、そういう派閥争いで、そういう能力がある人間がおって、自分でやろうかなっていうのがあったけど、今回の武漢の市長なんかも言う事しかきけへんから。1月20日迄は隠蔽せいと言われていたんをテレビのインタビューで全部暴露したから。
木村もりよ:収束は政府の対応にかかっていると思います。即ちですね、先程から繰り返している様に、院内感染が起これば非常に大きな流行になってしまう可能性が高い。
今、結局、水際で止められるという幻想の下の法律下にありますから、結局、医療機関を守る法律って殆ど無いですよね。そうした中で、拡がってしまえば、収束がいつになるか、私には分かりません。
石平:先程の発言の中で不適切な言葉があって、それは取り消し致します。問題は、言いたいのは、ああいう今の体制ね、ハッキリと言って、真剣にやっているワケじゃないから。国内の拡散をチャンと阻止出来るかもわからない。
だから逆に言って、中国の事は我々どうにもならないですよ。日本はそういう状況をチャンと見て、どうやって日本から遮断するか真剣に考えなければならない、そういう時期がやってきたという話です。
ほんこん:時間ないけど、SARS、MARSっていうのも中国から出て来たじゃないですか。今回も出て来たじゃないですか。これってホンマに単純に気になるのが、自然界のモンなんですかっていうのが…
木村もりよ:そうです。そらは非常に正しいと思います。普通の国だったら、普通の先進国だったら、新しいモノが出てきた時に、これは生物化学兵器なのかどうなのかという検証をすると思います。
日本はそんなレベルにはありません。で、もう1つ言えば、全ての感染症は中国からやってくると言っても過言ではないです。
そうであれば、寧ろ、やはり中国に人を置いて、定期的にモニタリングする…それ位やらないと、感染症危機管理、今後も益々感染症って色んなのが入ってくると思います。それを徹底的に防ごうという気が無いっていうのが、その表れだと思います。
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