馬毛島、安倍政権の戦略極まれり!
https://youtu.be/6yxx_VRlNe4
今日は馬毛島に深入り
(虎ノ門ニュースと飯田浩司のOK!CozyUpの2本立てで)
【DHC】2019/12/2(月) 井上和彦×田北真樹子×居島一平【虎ノ門ニュース】
00:49:40 政府が馬毛島買収で合意 米軍訓練候補地
出演:井上和彦×田北真樹子
MC 米粒写経(こめつぶしゃきょう)居島一平
居島::政府は11月29日、米軍空母艦載機が行う空母離着陸訓練の移転候補地となっている鹿児島県西之表市の馬毛島を凡そ160億円で買収することで地権者側と合意し、売買契約の文書を交わしました。
これは複数の政府与党関係者が明らかにしたもので、これは難航していた訓練地移転問題が大きく前進する可能性があります。
アメリカ側は硫黄島よりも岩国基地から近く、無人島の馬毛島に、恒常的な施設を整備するように、日本側に要求し、防衛相は馬毛島のほぼ全域を所有する開発会社と交渉していました。
防衛省は地元自治体の理解を得ながら早急に施設を整備したい考えですとなっております。
田北:この馬毛島買収の話っていうのは、行ったり来たりをズッと数年やってましたよね。基本的にに安倍政権のスタンスは、あのぉ…そんなに金に糸目をつけていたワケじゃないんですよね。
もう額面の話じゃなくて、これを確保出来れば、もう、基本的にいくら払っても良いと…そこまで完全には言わないですけれども、ある程度の額は、覚悟を決めてた。
ただその島を所有していた人たちの中で、色々と所有者が変わったりと。企業が中で色々変化があったのもので。それで交渉が進まなかった部分も有るんですけど。
これに関してですね、これを一番苦々しく思っているのは、恐らく中国だと思うんですヨネ。
居島::矢張りそうですか。
田北:エエ。で馬毛島って、基本的にあそこは東シナ海…中国から太平洋に出る所の航路ですよね。正に。で、あそこにアメリカの海兵隊が来るっていうのは、とても嫌な話。
となると、やっぱり此処の動きをいつもウォッチしていたい。となると中国、何すると思います?此処の周辺の島で土地買収を進めようとすると思いません?
居島::その手ですか。
田北:実際に種子島で、そういう動きはあるんです。
居島::もう、出てるワケですね。
田北:でも、種子島っていうのは、日本で唯一の衛星の
居島::宇宙センターの
田北:打ち上げの基地ですよね。種子島宇宙センターがあったりして。そういう重要な場所ですよ。で、その種子島の広さってそんなに大きくはないワケですからね。
で、まぁ、中国の事だから、日本人を介してなり、あと、日本人に帰化した人を介して色々と進めているんでしょうけれども。
やっぱり、こういう重要な土地でさえ、中国人の買収はね、進められているという事で、正に又、国会の話になるんですけれども、やっぱり最終的に外国の手に渡る様なこの売買ってのはね、禁止しないといけないと思うんですヨネ。
井上:僕は絶対にそう思いますね。
田北:特に、今度アメリカが国防権限法をね、やってるんですけど、これ正論の1月号に、平井宏治さんっていってM&Aを手掛けていらっしゃる企業の社長さんがですね、アメリカ国防権限法っていうのを解説して下さってるんですけれども。
この国防権限法の凄いのは、主要な、戦略的な土地の傍には、外国が土地を所有出来ないという所まで盛り込んでいるんです。
だから、日本の国会は、それを参考にして、立法作業が出来る様な内容なんですよ。これって正に、急いでやらないと、もう対馬は、自衛隊の敷地の横に、もう既に
居島::正直一刻を争うね水準迄ねぇ。
田北:そうなんですよ。で、かなり人的にも、相当交流が進んでいるっていうか、まぁ、自衛隊が正式にというんじゃないけれども、やっぱり地域とのお付き合いという関係でですねぇ。
自衛隊の方も、多分韓国の人とかと、結構、交流が出来ているんじゃないのかなぁって話はチラッと聞いたことがあるんですよね。
居島::現場ではね。
田北:エエ、エエ。なので、この馬毛島買収で合意したのは、本当に良かったんですけれども、まぁ、それに見合ってその周辺環境っていうのをやっぱり日本は、早く整えないと。こういう事、折角良い事をやっても、全然意味が無くなっちゃいますよね。
居島::田北さんのお話の間に、井上画伯が着々と
井上:もう、政治的な面は、今の田北さんの全く仰る通りで。この部分って大事なんですよね。ホントに。これ、やっぱり、今、国会で議論されない事がおかしいんです。
もう1つはね、実はね、軍事的側面で馬毛島って何処にあるかというと、こんな所にあるんです。今の種子島がこの赤い点の所ですね。
何で此処に持ってきたのかというと、コレね、平たい島ですよ。実はね、もう、随分昔からね、此処の候補地が挙がってたんです、名前。
実はね、米軍のトランスフォーメーションっていう改編が起こりましてね、横須賀のドナルドレーガンという原子力空母があります。
その原子力空母の艦載機が、昔厚木に居たんです。厚木に居たのが、発着艦の訓練をやる時に、硫黄島でね、夜間やってたんですね。で、騒音問題やら何やらと言う事で、神奈川県の方でも色々問題になっていたんだけれども。
実はね、この空母艦載機がこの岩国に移駐しているんです。でね、アメリカの海兵隊の航空部隊を、この岩国なんです。実は。となりますとね、その空母の艦載機を此処からね、一気にもう飛べるんですよ。
居島::馬毛島迄ねぇ。
井上:空母艦載機の主力っていうのはF18戦闘機という事で、だいたい作戦の行動半径が、500キロ位なんです。そうすると、コレ、行って帰って訓練をする時にね、近い所がやっぱり望まれるんですよ。
馬毛島ってペッタンコの島で、でね、河川が無い。河川が無いって事は、なかなか人が住みにくいんです。水の確保が出来ないから、農耕地にも適さない所でもあるって事で。
実は此処に行くと言う事は、岩国に、海兵隊の航空部隊が居るっていう事は、要するにね、朝鮮半島を睨んでいるんですよ。これ近いんですよ。
もう1つはね、今、南西方面の問題が…中国が非常にこのぉ、ワサワサ動いております。此処の防備が、今度、石垣島、宮古島、与那国島を皮切りに、宮古石垣という風に、自衛隊の建設が進んでいます。
穴が明くのは、こちらの方の奄美大島、奄美諸島なんです。そこに自衛隊の基地を2つ置いた。漸く基地が2つ置かれた。
そうなってくると、此処の防備が固まると中国は何処抜けてくかと言うと、
こっち抜けてくんですよ。この航路でやっぱり抜けてきてんですよ。
米軍がね、こんな所で発着艦の訓練やられたらね、イヤでしょ。要はね、牽制になるんですよ。これ、物凄い重要な事で、尖閣諸島にも大正島と久場島ってあるんですよ。この2つはね、1972年の沖縄の返還の所からね、1972年から1978年6月位迄米軍の射爆場として使われていたんですよ。
これ、今でもそうやって使われているんですよ。ところがね、使ってないんですよ。随分やってないですよ。
ここでバンバン射撃訓練とか出撃訓練とかやって、ここで発着艦訓練やったら、抑えられますがな。このややこしいのが。ややこしいのが出てくるのも。(注:勿論中国の事)
いくつかの軍事的側面から考えても、馬毛島って戦略拠点として重要な位置関係にあるんですよ。
田北:だからこそ、Pricelessだったんですよ。
カメラさん:買った!
居島::ジャパネット井上みたいになってますよ。
田北:カメラさんも上手、今。
井上:お安いですよ。戦略的にね。硫黄島で発着艦訓練やってたってね、誰もやっぱりこう…訓練をやりながら、相手に対して威圧を掛ける。要するに、抑止力としての、本来の意味での軍事力の効用というのは、ウンと馬毛島の方が効果があるんです。
居島::地理的にねぇ。
田北:でも、この地図で分かる様に、結局、台湾も此処の…
井上:そうなんです。延長戦で防波堤になるんですよ。
居島::同じラインですもんね。
田北:だから、此処を一体にして、私たちは考えなきゃいけないワケですよ。
井上:ホントにそうですね。チョッとこういう風な事を軍事的側面から、見た時の、やれね、こういうのやると、住民の被害がどうだとか、山羊がどうだとか…ホント尖閣なんかでも、山羊が沢山居るのにどうだとか、沖縄ではジュゴンがどうだとか…そういう動物を先ず出さないで、人間を先ず考えないと
居島::その優先順位をね、どうか忘れないで頂きたいと
井上:安全保障と言う観点から、こういう時評をみたいと思います。
【須田慎一郎】 2019年12月2日 飯田浩司のOK! Cozy up!
●コメンテ―タ― 須田慎一郎(ジャ―ナリスト)
●パーソナリティ 飯田浩司(ニッポン放送アナウンサー)
●アシスタント 新行市佳(ニッポン放送アナウンサー)
飯田:馬毛島、鹿児島県の種子島から凡そ12キロ離れた無人島が馬毛島です。在日アメリカ軍の空母艦載機の訓練の候補地、この鹿児島県の馬毛島を巡って、防衛相は島の大半を所有する開発会社との間で、凡そ160億円で買収うする事で一定の合意に達しました。
アメリカ軍の訓練の他、自衛隊の施設も整備し、中国の海洋進出を念頭に置いた南西防衛の拠点とする方針です。
エーアメリカ軍の空母艦載機が、地上の滑走路を空母の甲板に見立てて着陸して直ぐに離陸するtouch and goと、これをやるんだという事ですねぇ。
須田:まぁ、馬毛島の特徴としては、無人島である事に加えてね、殆ど起伏が無いっていうところもあってですね、全くそれに見立てる事が…つまり、空母に見立てる事が非常に容易なんですよ。
飯田:まぁ、リアル浮沈空母みたいなモンですか?
須田:そうなんですよ。だから非常にですね、使い勝手が良いという事なんですけれども。ただ、この馬毛島という所を考えて見るとね、振り返ってみると色々と紆余曲折があったなぁと。
私がですね、1番最初にこの島の存在を認識したのはですね、もう1980年代ですよ。
飯田:アッ、もう30年以上前ですか⁈
須田:エエ。平和相互銀行という所があって、
飯田:平和相互? へぇ~
須田:で、ここがですねぇ、ほぼ全島買収するという事をやるんですよ。まぁ、レジャー施設関連の平和相互銀行って元々太平洋クラブなんかを持って
飯田:太平洋クラブ…あのぉ、ゴルフ場の開発とかの…で、一時期球団も持っていた。
須田:エエ。あのぉ~関連会社が持っていてですね。そういった点で言うとどうでしょう。銀行のお金とね、その不動産開発とレジャー開発を結び付けた、その先鞭をつけたという銀行だったんですよね。
ただ、これは後に、不良債権を多額に抱えて、結果的にですねぇ、その何ですか、そのぉ、住友銀行に吸収合併されると。これが昭和61年だったかな。という状況になっていくんですけれども。
只、その後にですね。じゃあ、その馬毛島をどうするのかって言った時に、まぁ、言ってみれば、不良債権処理、或いは資金回収をしなけりゃならないから、これを自衛隊に売ろうと。レーダー基地が必要になっている自衛隊に売ろうと言う事で。
まぁ、自衛隊が欲しい、欲しいって言ったワケじゃないんですよ。だから、これを売ったら相当な金になるんじゃないか、金額になるんじゃないかという事で、結果的にですね、平和相互銀行からお金が動いて、政界工作が行われたと。
飯田:はぁ~そんな事があったんですねぇ。
須田:数十億円の金が動いたとも言われてますね。これがその「馬毛島疑惑」なんて当時国会でも取り沙汰されたんです。ねぇ、で結果的に、そっから紆余曲折を経て、今日持ってる会社に移っていくんだけれども。
それ以降、やっぱりね、そのぉ国って言ったら良いのかなぁ…一攫千金濡れ手に泡じゃないけれども、何らかの形で国に売却すると、ドッと金が入ってくるんじゃないか?
民間より国だぁ~みたいなね所で水面下でうごめいてきた所があって、今ね、報道ベースにある写真を見てもらうと、もう何か自前で滑走路作ってんですよ。
飯田:ねぇ、何かありますよねぇ。
須田:それを整備してから、更に金額を上乗せするんじゃないの
飯田:ハァ~ハァ~、成程。こっちで整備したんだからよぉ~と。
須田:で、それ以外に用途は無いみたいなね。ところが今度会社の中で内紛が起こって、その思惑を持った社長が追い出されるみたいなね。まぁ~グチャグチャな状況で。漸く決着をみたなと。
いや、百パーセント決着を見たのかと言うと、そうじゃなくて、地元自治体が1%程保有してて、それが基地になる事に関して、あまり前向きじゃないみたいなね報道も入ってきてですね。
飯田:この西之表市という所が?
須田:そうですねぇ。
飯田:ハハァ~。
須田:まぁ、これ完全決着になるのかどうかっていうね。
飯田:成程。いやぁ~でもコレね、空母艦載機の、そのぉ離発着訓練…私も神奈川県に住んでいると、厚木基地で昔ズーッとやってましたから。そのぉ…近所に住んでいる人とかの所に行ったりすると、物凄い音がするというのは。どっかに移してくれと、もう、ズッと昔から言ってた事ですもんねぇ。で、漸く岩国に移ってと。
須田:エエ。だから、そういった点で言うと、無人島って言うのは、大きな大きなアドバンテージを持っているんですよ。只、どうでしょうねぇ。訓練する側としたらね、何も無いトコですよ、コレ。
飯田:確かにね。訓練終わったら、何処飲みに行くのよ的な話に。
須田:そういった点でも、一時期、普天間施設の移設の時にも候補地に挙がった事があるんですけど、その時も、それがネックになって。
飯田;レクリエーションの部分で。ウーン…じゃぁ、この先、マダマダ…チョッと二転三転あるかもしれないですね。
須田:そうですね。エエ。
https://youtu.be/6yxx_VRlNe4
今日は馬毛島に深入り
(虎ノ門ニュースと飯田浩司のOK!CozyUpの2本立てで)
【DHC】2019/12/2(月) 井上和彦×田北真樹子×居島一平【虎ノ門ニュース】
00:49:40 政府が馬毛島買収で合意 米軍訓練候補地
出演:井上和彦×田北真樹子
MC 米粒写経(こめつぶしゃきょう)居島一平
居島::政府は11月29日、米軍空母艦載機が行う空母離着陸訓練の移転候補地となっている鹿児島県西之表市の馬毛島を凡そ160億円で買収することで地権者側と合意し、売買契約の文書を交わしました。
これは複数の政府与党関係者が明らかにしたもので、これは難航していた訓練地移転問題が大きく前進する可能性があります。
アメリカ側は硫黄島よりも岩国基地から近く、無人島の馬毛島に、恒常的な施設を整備するように、日本側に要求し、防衛相は馬毛島のほぼ全域を所有する開発会社と交渉していました。
防衛省は地元自治体の理解を得ながら早急に施設を整備したい考えですとなっております。
田北:この馬毛島買収の話っていうのは、行ったり来たりをズッと数年やってましたよね。基本的にに安倍政権のスタンスは、あのぉ…そんなに金に糸目をつけていたワケじゃないんですよね。
もう額面の話じゃなくて、これを確保出来れば、もう、基本的にいくら払っても良いと…そこまで完全には言わないですけれども、ある程度の額は、覚悟を決めてた。
ただその島を所有していた人たちの中で、色々と所有者が変わったりと。企業が中で色々変化があったのもので。それで交渉が進まなかった部分も有るんですけど。
これに関してですね、これを一番苦々しく思っているのは、恐らく中国だと思うんですヨネ。
居島::矢張りそうですか。
田北:エエ。で馬毛島って、基本的にあそこは東シナ海…中国から太平洋に出る所の航路ですよね。正に。で、あそこにアメリカの海兵隊が来るっていうのは、とても嫌な話。
となると、やっぱり此処の動きをいつもウォッチしていたい。となると中国、何すると思います?此処の周辺の島で土地買収を進めようとすると思いません?
居島::その手ですか。
田北:実際に種子島で、そういう動きはあるんです。
居島::もう、出てるワケですね。
田北:でも、種子島っていうのは、日本で唯一の衛星の
居島::宇宙センターの
田北:打ち上げの基地ですよね。種子島宇宙センターがあったりして。そういう重要な場所ですよ。で、その種子島の広さってそんなに大きくはないワケですからね。
で、まぁ、中国の事だから、日本人を介してなり、あと、日本人に帰化した人を介して色々と進めているんでしょうけれども。
やっぱり、こういう重要な土地でさえ、中国人の買収はね、進められているという事で、正に又、国会の話になるんですけれども、やっぱり最終的に外国の手に渡る様なこの売買ってのはね、禁止しないといけないと思うんですヨネ。
井上:僕は絶対にそう思いますね。
田北:特に、今度アメリカが国防権限法をね、やってるんですけど、これ正論の1月号に、平井宏治さんっていってM&Aを手掛けていらっしゃる企業の社長さんがですね、アメリカ国防権限法っていうのを解説して下さってるんですけれども。
この国防権限法の凄いのは、主要な、戦略的な土地の傍には、外国が土地を所有出来ないという所まで盛り込んでいるんです。
だから、日本の国会は、それを参考にして、立法作業が出来る様な内容なんですよ。これって正に、急いでやらないと、もう対馬は、自衛隊の敷地の横に、もう既に
居島::正直一刻を争うね水準迄ねぇ。
田北:そうなんですよ。で、かなり人的にも、相当交流が進んでいるっていうか、まぁ、自衛隊が正式にというんじゃないけれども、やっぱり地域とのお付き合いという関係でですねぇ。
自衛隊の方も、多分韓国の人とかと、結構、交流が出来ているんじゃないのかなぁって話はチラッと聞いたことがあるんですよね。
居島::現場ではね。
田北:エエ、エエ。なので、この馬毛島買収で合意したのは、本当に良かったんですけれども、まぁ、それに見合ってその周辺環境っていうのをやっぱり日本は、早く整えないと。こういう事、折角良い事をやっても、全然意味が無くなっちゃいますよね。
居島::田北さんのお話の間に、井上画伯が着々と
井上:もう、政治的な面は、今の田北さんの全く仰る通りで。この部分って大事なんですよね。ホントに。これ、やっぱり、今、国会で議論されない事がおかしいんです。
もう1つはね、実はね、軍事的側面で馬毛島って何処にあるかというと、こんな所にあるんです。今の種子島がこの赤い点の所ですね。
何で此処に持ってきたのかというと、コレね、平たい島ですよ。実はね、もう、随分昔からね、此処の候補地が挙がってたんです、名前。
実はね、米軍のトランスフォーメーションっていう改編が起こりましてね、横須賀のドナルドレーガンという原子力空母があります。
その原子力空母の艦載機が、昔厚木に居たんです。厚木に居たのが、発着艦の訓練をやる時に、硫黄島でね、夜間やってたんですね。で、騒音問題やら何やらと言う事で、神奈川県の方でも色々問題になっていたんだけれども。
実はね、この空母艦載機がこの岩国に移駐しているんです。でね、アメリカの海兵隊の航空部隊を、この岩国なんです。実は。となりますとね、その空母の艦載機を此処からね、一気にもう飛べるんですよ。
居島::馬毛島迄ねぇ。
井上:空母艦載機の主力っていうのはF18戦闘機という事で、だいたい作戦の行動半径が、500キロ位なんです。そうすると、コレ、行って帰って訓練をする時にね、近い所がやっぱり望まれるんですよ。
馬毛島ってペッタンコの島で、でね、河川が無い。河川が無いって事は、なかなか人が住みにくいんです。水の確保が出来ないから、農耕地にも適さない所でもあるって事で。
実は此処に行くと言う事は、岩国に、海兵隊の航空部隊が居るっていう事は、要するにね、朝鮮半島を睨んでいるんですよ。これ近いんですよ。
もう1つはね、今、南西方面の問題が…中国が非常にこのぉ、ワサワサ動いております。此処の防備が、今度、石垣島、宮古島、与那国島を皮切りに、宮古石垣という風に、自衛隊の建設が進んでいます。
穴が明くのは、こちらの方の奄美大島、奄美諸島なんです。そこに自衛隊の基地を2つ置いた。漸く基地が2つ置かれた。
そうなってくると、此処の防備が固まると中国は何処抜けてくかと言うと、
こっち抜けてくんですよ。この航路でやっぱり抜けてきてんですよ。
米軍がね、こんな所で発着艦の訓練やられたらね、イヤでしょ。要はね、牽制になるんですよ。これ、物凄い重要な事で、尖閣諸島にも大正島と久場島ってあるんですよ。この2つはね、1972年の沖縄の返還の所からね、1972年から1978年6月位迄米軍の射爆場として使われていたんですよ。
これ、今でもそうやって使われているんですよ。ところがね、使ってないんですよ。随分やってないですよ。
ここでバンバン射撃訓練とか出撃訓練とかやって、ここで発着艦訓練やったら、抑えられますがな。このややこしいのが。ややこしいのが出てくるのも。(注:勿論中国の事)
いくつかの軍事的側面から考えても、馬毛島って戦略拠点として重要な位置関係にあるんですよ。
田北:だからこそ、Pricelessだったんですよ。
カメラさん:買った!
居島::ジャパネット井上みたいになってますよ。
田北:カメラさんも上手、今。
井上:お安いですよ。戦略的にね。硫黄島で発着艦訓練やってたってね、誰もやっぱりこう…訓練をやりながら、相手に対して威圧を掛ける。要するに、抑止力としての、本来の意味での軍事力の効用というのは、ウンと馬毛島の方が効果があるんです。
居島::地理的にねぇ。
田北:でも、この地図で分かる様に、結局、台湾も此処の…
井上:そうなんです。延長戦で防波堤になるんですよ。
居島::同じラインですもんね。
田北:だから、此処を一体にして、私たちは考えなきゃいけないワケですよ。
井上:ホントにそうですね。チョッとこういう風な事を軍事的側面から、見た時の、やれね、こういうのやると、住民の被害がどうだとか、山羊がどうだとか…ホント尖閣なんかでも、山羊が沢山居るのにどうだとか、沖縄ではジュゴンがどうだとか…そういう動物を先ず出さないで、人間を先ず考えないと
居島::その優先順位をね、どうか忘れないで頂きたいと
井上:安全保障と言う観点から、こういう時評をみたいと思います。
【須田慎一郎】 2019年12月2日 飯田浩司のOK! Cozy up!
●コメンテ―タ― 須田慎一郎(ジャ―ナリスト)
●パーソナリティ 飯田浩司(ニッポン放送アナウンサー)
●アシスタント 新行市佳(ニッポン放送アナウンサー)
飯田:馬毛島、鹿児島県の種子島から凡そ12キロ離れた無人島が馬毛島です。在日アメリカ軍の空母艦載機の訓練の候補地、この鹿児島県の馬毛島を巡って、防衛相は島の大半を所有する開発会社との間で、凡そ160億円で買収うする事で一定の合意に達しました。
アメリカ軍の訓練の他、自衛隊の施設も整備し、中国の海洋進出を念頭に置いた南西防衛の拠点とする方針です。
エーアメリカ軍の空母艦載機が、地上の滑走路を空母の甲板に見立てて着陸して直ぐに離陸するtouch and goと、これをやるんだという事ですねぇ。
須田:まぁ、馬毛島の特徴としては、無人島である事に加えてね、殆ど起伏が無いっていうところもあってですね、全くそれに見立てる事が…つまり、空母に見立てる事が非常に容易なんですよ。
飯田:まぁ、リアル浮沈空母みたいなモンですか?
須田:そうなんですよ。だから非常にですね、使い勝手が良いという事なんですけれども。ただ、この馬毛島という所を考えて見るとね、振り返ってみると色々と紆余曲折があったなぁと。
私がですね、1番最初にこの島の存在を認識したのはですね、もう1980年代ですよ。
飯田:アッ、もう30年以上前ですか⁈
須田:エエ。平和相互銀行という所があって、
飯田:平和相互? へぇ~
須田:で、ここがですねぇ、ほぼ全島買収するという事をやるんですよ。まぁ、レジャー施設関連の平和相互銀行って元々太平洋クラブなんかを持って
飯田:太平洋クラブ…あのぉ、ゴルフ場の開発とかの…で、一時期球団も持っていた。
須田:エエ。あのぉ~関連会社が持っていてですね。そういった点で言うとどうでしょう。銀行のお金とね、その不動産開発とレジャー開発を結び付けた、その先鞭をつけたという銀行だったんですよね。
ただ、これは後に、不良債権を多額に抱えて、結果的にですねぇ、その何ですか、そのぉ、住友銀行に吸収合併されると。これが昭和61年だったかな。という状況になっていくんですけれども。
只、その後にですね。じゃあ、その馬毛島をどうするのかって言った時に、まぁ、言ってみれば、不良債権処理、或いは資金回収をしなけりゃならないから、これを自衛隊に売ろうと。レーダー基地が必要になっている自衛隊に売ろうと言う事で。
まぁ、自衛隊が欲しい、欲しいって言ったワケじゃないんですよ。だから、これを売ったら相当な金になるんじゃないか、金額になるんじゃないかという事で、結果的にですね、平和相互銀行からお金が動いて、政界工作が行われたと。
飯田:はぁ~そんな事があったんですねぇ。
須田:数十億円の金が動いたとも言われてますね。これがその「馬毛島疑惑」なんて当時国会でも取り沙汰されたんです。ねぇ、で結果的に、そっから紆余曲折を経て、今日持ってる会社に移っていくんだけれども。
それ以降、やっぱりね、そのぉ国って言ったら良いのかなぁ…一攫千金濡れ手に泡じゃないけれども、何らかの形で国に売却すると、ドッと金が入ってくるんじゃないか?
民間より国だぁ~みたいなね所で水面下でうごめいてきた所があって、今ね、報道ベースにある写真を見てもらうと、もう何か自前で滑走路作ってんですよ。
飯田:ねぇ、何かありますよねぇ。
須田:それを整備してから、更に金額を上乗せするんじゃないの
飯田:ハァ~ハァ~、成程。こっちで整備したんだからよぉ~と。
須田:で、それ以外に用途は無いみたいなね。ところが今度会社の中で内紛が起こって、その思惑を持った社長が追い出されるみたいなね。まぁ~グチャグチャな状況で。漸く決着をみたなと。
いや、百パーセント決着を見たのかと言うと、そうじゃなくて、地元自治体が1%程保有してて、それが基地になる事に関して、あまり前向きじゃないみたいなね報道も入ってきてですね。
飯田:この西之表市という所が?
須田:そうですねぇ。
飯田:ハハァ~。
須田:まぁ、これ完全決着になるのかどうかっていうね。
飯田:成程。いやぁ~でもコレね、空母艦載機の、そのぉ離発着訓練…私も神奈川県に住んでいると、厚木基地で昔ズーッとやってましたから。そのぉ…近所に住んでいる人とかの所に行ったりすると、物凄い音がするというのは。どっかに移してくれと、もう、ズッと昔から言ってた事ですもんねぇ。で、漸く岩国に移ってと。
須田:エエ。だから、そういった点で言うと、無人島って言うのは、大きな大きなアドバンテージを持っているんですよ。只、どうでしょうねぇ。訓練する側としたらね、何も無いトコですよ、コレ。
飯田:確かにね。訓練終わったら、何処飲みに行くのよ的な話に。
須田:そういった点でも、一時期、普天間施設の移設の時にも候補地に挙がった事があるんですけど、その時も、それがネックになって。
飯田;レクリエーションの部分で。ウーン…じゃぁ、この先、マダマダ…チョッと二転三転あるかもしれないですね。
須田:そうですね。エエ。
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