高橋洋一氏と佐藤健志氏の年金論
https://youtu.be/PoEZ-AiYsrM
飯田浩司のOK!Cozy Up 令和元年8月28日放送分より
12:50位~
厚生労働省が公的年金の財政検証を公表 厚生労働省は昨日、5年に一度公的年金の財政状況をチェックする財政検証を公表しました。公表された結果では、今後経済が順調に成長した場合には目減りはするものの、所得代替率は50%を維持できるとしておりますが、マイナス成長の場合には50%を下回る恐れがあるとしています。
前回は6月4日に出ていたということもありまして、選挙後に先送りしたのではないかという与党への批判も上がっています。今日は、東京版の朝刊6紙全てがトップに掲げていると。表現は様々ですけどね。
まぁ、全部一面トップってのは、資料を事前に流していたということですよね。
なるほど、十分に準備をして貰って、ということですね。
6月に出そうと思えば出せないことはないとは思うんですけれどね。無用な混乱というのが役人の言い方でしょうし、万が一間違っていたら大変なのですよ。5年に一遍でしょ。だからね、それほど焦るような話でもないから、ゆっくりやっているんだと思うんで。
結果だけ見たらね、これが、ほんのチョッとの違いを、細かく皆書いてありますが、計算上で言えば、5年前と全く一緒。「悪いから先延ばしにしたのだろう」と言われるけれど、全然そうではありませんって話。
穿った見方で、だからこう、かなり悪い数字が出るのではないかということも言われていました。
この財政検証というものは、非常に予測可能なんです。5年間で人口が大減りもないし、大増えもするワケもないから、殆ど同じなの。経済環境の話の前提を変えると少し変わるって、そのレベルなんだけど。
ここから先の経済環境なんて誰にも分かりませんから。ハッキリ言って、計算は全く一緒。出しても良かったかもしれませんけど、なんかアレでしょ。万が一間違っていたらヤダとかね、そういう理由があったのかなぁと私なんか思いますけどね。
結果は全く一緒ですから、その意味では、悪かったから先延ばしにした…それはないです。
あの当時は年金2000万円の金融庁の件があったりなんかしたんで、そこに更にというワケにはいかないというのもあったのかなと思います。
5年間の計算で、そんなものはまずあり得ませんよ。年金ってね、色々難しく言うけれども、本当は簡単でね。
まぁ、20から60チョッと迄払って、60チョッとから80まで貰うっていう話なんですよ。それで計算すると、だいたい平均的には所得代替率は5割位になるんだけど、そうすると、今迄はチョッと高かったから、チョッと下がって行くだけの話なんですよ。
下がって行くペースも大体分かっててね、今回だと30年と28年で2年違うじゃないかと。殆ど一緒ですよ。計算上の全く誤差の話です。全く一緒なんで。年金ってそういう単純な仕組みなんですね。
要するに、半分が死ぬまで半分は貰えないという話です。そのレベルの話だから、別にどうのこうの、これが少ない、ぺったくれと言ったって、半分が死ぬまで待っていて、その人の保険料を半分の人が貰うという、それだけの話ですから。
あ~あ、なるほど。途中で病気だったりとか、不慮の事故で亡くなる人の統計で考えると…。
いつか必ず、半分迄は、どこかの年齢で、半分は必ず死ぬのですよ。どこかの年齢以上、必ず半分は生きてる。そうすると、半分死んだ人の保険料を長生きした人に回すだけ。それが年金なんですよ。
なるほど。その均衡点が、年金受給開始の年齢辺りということですね。
長くなるのは当たり前でね、長くならないと半分死ぬ人が足りないでしょう。
それは、これだけ寿命が延びているからですね。
そうなんですよ。だから、どっかで半分死ぬ迄待って、その人たちは保険料払ってもらって、実は年金払いませんよって。その人の保険料の分を長生きした人に回す。それだけ。
嘗て、55歳から支給出来たって言うのは、平均の寿命が68だか何かで、だいたい55位迄には、人口の全体の生まれ出た人の半分が亡くなっていたという時代があったと。
そうですよ。だからこれ簡単で、年金貰えたか貰えないか…これ長生きした人、すっごく貰えます。その代わり、早死にした人は全く貰えません。って答えは、これしかないの。ズーッとコレなの。
まぁ、それが所謂掛け捨てのシンプルな保険と同じ原理。年金は保険である。長生きに備えた保険。
単純過ぎてね、いくら計算しても、大した話じゃないんですよ。
ところがこうね、見出しでドーンと出るとね。「スワッ、大変だぁ~」となるんだなぁ。
私がこうやって説明しちゃうと、つまんないでしょう。
でも、数理で計算すると、こうなっているんだよってこと。
細かい計算があるから、説明すればいくらでも出来るけど、大幹の話で、私が言ったのは8割位で、殆ど終わりでね、あとはつまんないっす。
おはよう寺ちゃん活動中 令和元年8月28日放送分より
読売新聞「年金 現役収入の5割維持。順調成長なら、47年度以降も。」
厚労省は昨日、公的年金財政の今後百年程度の見通しを示した財政検証の結果を公表しました。
経済が順調に成長した場合、受給を始める時の年金額、2047年度以降も現役男性の平均収入の50%以上を確保して、法律で定める50%超を維持出来る結果となりました。
財政検証、年金財政の健全性を5年に1度、点検する仕組みです。今回は、経済成長と労働参加の進み具合に応じて、6つのケースでモデル世帯の年金の給付水準の変化、これを計算してみました。
モデル世帯として、現役時代に平均的な収入を得た会社員の夫と、専業主婦の妻、この世帯で、今年度の年金額、月22万円。現役男性の平均手取り収入額が月35万7千円。これに対する割合を示す所得代替率、これが61.7%でした。
こういう財政検証の試算というのが出たんですけれども。佐藤さん、如何でしょう。
この試算そのモノは非常に真剣になさっているのだろうと思いますが、これ、報道を見る限り、話の立て方が間違っているんじゃないかと。理屈が。
つまり経済の成長率に合わせて、色んなケースを想定しているワケですが、経済成長って自然現象じゃないんですよ。これは人間の行動によって、決まってくるモノなんです。変える事が出来るモノなんです。
特に政府は経済成長を牽引する事が出来るワケです。だから、経済が順調に成長すれば大丈夫で~す。ゼロ成長だとマズイです。マイナス成長だと、もっと不味いです。
天気予報やってんじゃないんだ。それは法律で、所得50%超を維持すると謳っている以上、それを達成するには、経済は何%で成長し続けなければならないか?を、先ず、ガンと出して、その様な成長を維持するには、如何なる経済政策が必要か?
これは先ず、経産省に話を振らなけれがいけない。その上で、財政出動、積極財政が必要だと言うのなら、今度は財務省に話を振らなければいけない。
何ならそこで、MMTの専門書を、最近発売されましたのでね、日本でも。これを添えておくのが良いかもしれないと思うんですが、経済成長率を最初から、こちらのコントロールを超えてるかの如く考えて、これだったら維持できます。これだったら維持できませんって、そういう天気予報みたいな事をするのは間違っているのではないかと。
先ずは所得代替率の維持が先ずこなくちゃいけない。その為の成長はどれ位必要かを考えると。それが正しい試算ではないかと思いますね。
でも現実考えて、コレ位の成長率が必要だと言っても、なかなか今、日本では達成できませんもんね。
それはもう、緊縮財政やってるから、当たり前です。
だから、なんでやるかってねぇ、こんな所にも影響してくるって事ですもんねぇ。おそらく今、ラジオをお聞きの方の中で、順調成長ならというこの仮定がつくんだけれども、今だって順調じゃないじゃないかって。
だから「なら」ではなくて、順調成長出来るようにしなきゃいけないんだと。その為には何が必要なんだと。こっちに話を持っていくべきだと思うんです。
あと、こういう試算も出ています。これ日経新聞なんですが、60歳迄働いて、65歳で年金を受給する今の高齢者と同じ水準の年金を、現在の20歳の人が貰うには、68歳迄働く必要があると。年金制度の改革が急務である事が改めて浮き彫りになったという事なんですけどね。
この日経の議論はですね、1つ留保っていう前提条件を付けなければいけません。つまり、他の状況が全て変わらないとするならばです。
で、これ変える事が出来るワケです。政府が積極財政をやって、経済成長率がグッと上がればですね。
日本は1995年以来、GDPがロクに成長してないワケですが、その状況を払拭出来れば、この結論は全部変わる筈なんです。
そこがポイントですねぇ。
【主張】年金財政検証 「人生百年」支える制度を 現実見据え負担を分かち合え
https://youtu.be/PoEZ-AiYsrM
飯田浩司のOK!Cozy Up 令和元年8月28日放送分より
12:50位~
厚生労働省が公的年金の財政検証を公表 厚生労働省は昨日、5年に一度公的年金の財政状況をチェックする財政検証を公表しました。公表された結果では、今後経済が順調に成長した場合には目減りはするものの、所得代替率は50%を維持できるとしておりますが、マイナス成長の場合には50%を下回る恐れがあるとしています。
前回は6月4日に出ていたということもありまして、選挙後に先送りしたのではないかという与党への批判も上がっています。今日は、東京版の朝刊6紙全てがトップに掲げていると。表現は様々ですけどね。
まぁ、全部一面トップってのは、資料を事前に流していたということですよね。
なるほど、十分に準備をして貰って、ということですね。
6月に出そうと思えば出せないことはないとは思うんですけれどね。無用な混乱というのが役人の言い方でしょうし、万が一間違っていたら大変なのですよ。5年に一遍でしょ。だからね、それほど焦るような話でもないから、ゆっくりやっているんだと思うんで。
結果だけ見たらね、これが、ほんのチョッとの違いを、細かく皆書いてありますが、計算上で言えば、5年前と全く一緒。「悪いから先延ばしにしたのだろう」と言われるけれど、全然そうではありませんって話。
穿った見方で、だからこう、かなり悪い数字が出るのではないかということも言われていました。
この財政検証というものは、非常に予測可能なんです。5年間で人口が大減りもないし、大増えもするワケもないから、殆ど同じなの。経済環境の話の前提を変えると少し変わるって、そのレベルなんだけど。
ここから先の経済環境なんて誰にも分かりませんから。ハッキリ言って、計算は全く一緒。出しても良かったかもしれませんけど、なんかアレでしょ。万が一間違っていたらヤダとかね、そういう理由があったのかなぁと私なんか思いますけどね。
結果は全く一緒ですから、その意味では、悪かったから先延ばしにした…それはないです。
あの当時は年金2000万円の金融庁の件があったりなんかしたんで、そこに更にというワケにはいかないというのもあったのかなと思います。
5年間の計算で、そんなものはまずあり得ませんよ。年金ってね、色々難しく言うけれども、本当は簡単でね。
まぁ、20から60チョッと迄払って、60チョッとから80まで貰うっていう話なんですよ。それで計算すると、だいたい平均的には所得代替率は5割位になるんだけど、そうすると、今迄はチョッと高かったから、チョッと下がって行くだけの話なんですよ。
下がって行くペースも大体分かっててね、今回だと30年と28年で2年違うじゃないかと。殆ど一緒ですよ。計算上の全く誤差の話です。全く一緒なんで。年金ってそういう単純な仕組みなんですね。
要するに、半分が死ぬまで半分は貰えないという話です。そのレベルの話だから、別にどうのこうの、これが少ない、ぺったくれと言ったって、半分が死ぬまで待っていて、その人の保険料を半分の人が貰うという、それだけの話ですから。
あ~あ、なるほど。途中で病気だったりとか、不慮の事故で亡くなる人の統計で考えると…。
いつか必ず、半分迄は、どこかの年齢で、半分は必ず死ぬのですよ。どこかの年齢以上、必ず半分は生きてる。そうすると、半分死んだ人の保険料を長生きした人に回すだけ。それが年金なんですよ。
なるほど。その均衡点が、年金受給開始の年齢辺りということですね。
長くなるのは当たり前でね、長くならないと半分死ぬ人が足りないでしょう。
それは、これだけ寿命が延びているからですね。
そうなんですよ。だから、どっかで半分死ぬ迄待って、その人たちは保険料払ってもらって、実は年金払いませんよって。その人の保険料の分を長生きした人に回す。それだけ。
嘗て、55歳から支給出来たって言うのは、平均の寿命が68だか何かで、だいたい55位迄には、人口の全体の生まれ出た人の半分が亡くなっていたという時代があったと。
そうですよ。だからこれ簡単で、年金貰えたか貰えないか…これ長生きした人、すっごく貰えます。その代わり、早死にした人は全く貰えません。って答えは、これしかないの。ズーッとコレなの。
まぁ、それが所謂掛け捨てのシンプルな保険と同じ原理。年金は保険である。長生きに備えた保険。
単純過ぎてね、いくら計算しても、大した話じゃないんですよ。
ところがこうね、見出しでドーンと出るとね。「スワッ、大変だぁ~」となるんだなぁ。
私がこうやって説明しちゃうと、つまんないでしょう。
でも、数理で計算すると、こうなっているんだよってこと。
細かい計算があるから、説明すればいくらでも出来るけど、大幹の話で、私が言ったのは8割位で、殆ど終わりでね、あとはつまんないっす。
おはよう寺ちゃん活動中 令和元年8月28日放送分より
読売新聞「年金 現役収入の5割維持。順調成長なら、47年度以降も。」
厚労省は昨日、公的年金財政の今後百年程度の見通しを示した財政検証の結果を公表しました。
経済が順調に成長した場合、受給を始める時の年金額、2047年度以降も現役男性の平均収入の50%以上を確保して、法律で定める50%超を維持出来る結果となりました。
財政検証、年金財政の健全性を5年に1度、点検する仕組みです。今回は、経済成長と労働参加の進み具合に応じて、6つのケースでモデル世帯の年金の給付水準の変化、これを計算してみました。
モデル世帯として、現役時代に平均的な収入を得た会社員の夫と、専業主婦の妻、この世帯で、今年度の年金額、月22万円。現役男性の平均手取り収入額が月35万7千円。これに対する割合を示す所得代替率、これが61.7%でした。
こういう財政検証の試算というのが出たんですけれども。佐藤さん、如何でしょう。
この試算そのモノは非常に真剣になさっているのだろうと思いますが、これ、報道を見る限り、話の立て方が間違っているんじゃないかと。理屈が。
つまり経済の成長率に合わせて、色んなケースを想定しているワケですが、経済成長って自然現象じゃないんですよ。これは人間の行動によって、決まってくるモノなんです。変える事が出来るモノなんです。
特に政府は経済成長を牽引する事が出来るワケです。だから、経済が順調に成長すれば大丈夫で~す。ゼロ成長だとマズイです。マイナス成長だと、もっと不味いです。
天気予報やってんじゃないんだ。それは法律で、所得50%超を維持すると謳っている以上、それを達成するには、経済は何%で成長し続けなければならないか?を、先ず、ガンと出して、その様な成長を維持するには、如何なる経済政策が必要か?
これは先ず、経産省に話を振らなけれがいけない。その上で、財政出動、積極財政が必要だと言うのなら、今度は財務省に話を振らなければいけない。
何ならそこで、MMTの専門書を、最近発売されましたのでね、日本でも。これを添えておくのが良いかもしれないと思うんですが、経済成長率を最初から、こちらのコントロールを超えてるかの如く考えて、これだったら維持できます。これだったら維持できませんって、そういう天気予報みたいな事をするのは間違っているのではないかと。
先ずは所得代替率の維持が先ずこなくちゃいけない。その為の成長はどれ位必要かを考えると。それが正しい試算ではないかと思いますね。
でも現実考えて、コレ位の成長率が必要だと言っても、なかなか今、日本では達成できませんもんね。
それはもう、緊縮財政やってるから、当たり前です。
だから、なんでやるかってねぇ、こんな所にも影響してくるって事ですもんねぇ。おそらく今、ラジオをお聞きの方の中で、順調成長ならというこの仮定がつくんだけれども、今だって順調じゃないじゃないかって。
だから「なら」ではなくて、順調成長出来るようにしなきゃいけないんだと。その為には何が必要なんだと。こっちに話を持っていくべきだと思うんです。
あと、こういう試算も出ています。これ日経新聞なんですが、60歳迄働いて、65歳で年金を受給する今の高齢者と同じ水準の年金を、現在の20歳の人が貰うには、68歳迄働く必要があると。年金制度の改革が急務である事が改めて浮き彫りになったという事なんですけどね。
この日経の議論はですね、1つ留保っていう前提条件を付けなければいけません。つまり、他の状況が全て変わらないとするならばです。
で、これ変える事が出来るワケです。政府が積極財政をやって、経済成長率がグッと上がればですね。
日本は1995年以来、GDPがロクに成長してないワケですが、その状況を払拭出来れば、この結論は全部変わる筈なんです。
そこがポイントですねぇ。
【主張】年金財政検証 「人生百年」支える制度を 現実見据え負担を分かち合え
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