【大阪ダブル選・候補者連載（２）】知事候補・吉村洋文氏 悲願達成へ「一歩一歩」

産経新聞サイトで吉村洋文候補の自然体の写真と記事を発見

【大阪ダブル選・候補者連載（２）】
知事候補・
吉村洋文氏　悲願達成へ「一歩一歩」
2019.4.4 23:04 産経WEST ライフ


街頭演説の後、親子連れに話しかける吉村洋文候補＝大阪市西淀川区（柿平博文撮影）　

　「都構想は難しくないんです」。白いダウンジャケット姿で演説を始めると、すぐに人だかりができた。弁護士らしい理路整然とした語り口で、大阪府・大阪市が一体となった行政改革の必要性を訴える。

　演説の定番は、府の咲洲庁舎（ＷＴＣ、大阪市住之江区）とりんくうゲートタワービル（泉佐野市）の高さの差クイズ。府市が巨額を投じて高さを競った末、事業破綻した「二重行政の失敗の象徴」だ。「１０センチ」と答える人に、「正解です。大阪検定１級あげます」と、笑いも忘れない。

　政治に興味を持ったのは、大阪に弁護士事務所を構えてから。橋下徹前代表が創立した大阪維新の会の政策に共感し、「大阪を元気にしたい」と３５歳で大阪市議に。その後衆院議員、大阪市長と経験を積んできた。

周囲は「次世代のリーダー」と期待するが、知事選に臨むとは「全く想像もしていなかった」といい、「大阪を成長させる。都構想に再挑戦したくて政治家をやっている」と、見据える道はまっすぐだ。

　３年５カ月前、橋下氏の後継として挑んだ市長選では「おまえみたいな若いやつに、橋下さんの後なんかできるんか」と言われたが、今は実績を掲げてこう語る。「あの橋下さんでも、都構想という高い山は登れなかった。でも絶対に諦めず、一歩一歩登っていきたい」

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