ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

日印首脳会談の成果てんこ盛り

2019-11-05 23:34:53 | 日記
日印首脳会談の成果てんこ盛り

https://youtu.be/TZLuThH2QoU

【長谷川幸洋】2019年11月5日(火) 飯田浩司のOK! Cozy up!より



飯田:インドがRCEPからの撤退を表明。日中韓やASEAN東南アジア諸国連合の16ヶ国が参加する自由貿易圏構想、RCEP東アジア地域包括的経済連携の首脳会合が昨日夜、タイのバンコック近郊で開かれました。

インド外務省のビジェイシン外務局長会合後の会見で、インド政府は首脳会合でRCEPに参加しない決定を伝えたと述べ、交渉から撤退する考えを明らかにしました。

年内妥結ってのが、ここ3年位ズーッと目標となっていましたけれども、延び、延び、延びという感じで、今回はインドも離脱なのかという所ですね。


長谷川:何故かというと、これは元々そのぉ~、何て言うのかなぁ…。アジア太平洋全域カバーしたいっていう、そういう構想だったと思うけど。米国がもう、事実上抜けてるとなると、米中対決を考えれば、アメリカ無しだとすれば、中国が主導権を執る事を認めるか認めないかと、まぁ、こういう話になってしまいますよ。

で、そこで、まぁ、日本とすれば、中国に対抗する意味でも、インドに是非残って頂きたいと思うけど、インドとすれば、遅れて来た先進国と言いますか…先進国になろうとしている所で、嘗ての中国と一緒で、関税面その他で、優遇してもらいたいって気持ちはあると思いますよ。

でも、残念ながら中国は認めないとなると、中国に反発する意味から、インドは抜けざるを得ないと。まぁ、起こるべくして起きたかなぁと思いますねぇ。


飯田:まぁ、これ関税をガッと引き下げちゃうと、それこそ中国からの製品で溢れちゃう。


長谷川:だから日本とすれば、インドに残ってって言う事だけど、インドは、もうそんな不利な状況では居られないという風になるとすると、残った日本と中国に対して、ASEANの諸国から見たら、どっちがこれからリードしていくのかなっていう、そういう目で見ると思いますよね。

まぁ、だから、日本はそこで頑張るのか、まぁ、それとも日本も消極的になるのかっていう所なんだけど、日本は中国に対して、言わば二面外交みたいな事をやってますよね。

つまり安保防衛面では警戒しつつ、経済面では、共に反映していこうみたいな両睨み路線ですよね。

まぁ、インドはその曖昧さを、もう許せないっていうか、インドは外交安保では日本と一緒で、日本、インド、オーストラリア、アメリカのダイアモンド構想で、そちらの側に入りつつ、でも、中国とはですね、これから追いつけ追い越せですから。

下手に妥協出来ないと。だからまぁ、起こるべくして起きた事態かなぁ…という風に思いますねぇ。だから、そうなると、一層日本の存在感というのが、まぁ、重要になりますねぇ。


飯田:まぁ、TTPの時は、あの時はアメリカが抜けるという事になって、TTP11となって。これは日本が汗をかいて、妥結迄持って行ったと言う事がありました。まぁ、今回のRCEPっていうのは、どこ迄旨味ってのが、日本にあるんですか?


長谷川:まぁ~だから、理想的な世界で言えば、途上国も先進国も皆入って、アジア太平洋の貿易がドンドン活発になるし、投資も自由になってくるという事であれば、これが一番理想的な形なんだけど。

一方では、もう今や米中切り離し論迄出ている。この間ペンス、否定しましたけど。残念ながら、そういう理想的な皆仲良くっていう世界は、壊れつつあり、アメリカと中国が完全対決ムード。

まぁ、一部、選挙を睨んでトーンを弱めているって事もあるけど、まぁ、そうだとすると、その理想的な世界っていうのは、描きにくいと…そこのまぁ、岐路に立っているっていう局面じゃないのかな。


飯田:まぁ、このね、ASEANの東アジアサミットを巡る外交の丁度又2幕の所でもお話をお伺いしたいと思います、



飯田:安倍総理 ASEAN+3首脳会議に出席 北朝鮮への圧力強化求める。安倍総理大臣は、昨日タイで行われたASEAN加盟10ヶ国と、日中韓3ヶ国の首脳会議に出席し、北朝鮮に対し、日中韓とASEANの果たすべき役割は大きい。制裁の抜け穴を防ぐべく、国連の安全保障理事会制裁決議の完全な履行に向けて一致したいと述べ、北朝鮮に対する圧力強化を求めました。

会議にはASEAN10ヶ国の首脳と日中韓、中国は李克強首相、韓国は文在寅大統領という顔ぶれでありました。


長谷川:まぁ、何と言ってもアレですね。注目は韓国文在寅大統領とのまぁ、即席会談みたいな感じ。


飯田:11分。


長谷川:控室で文在寅の方から、総理に声を掛けて、ソファーの着席を促しっていう、そういう展開。まぁ、こういう話はどっちが言いだしたかで、切実な方はどっちかっていうのが分かると。

これは明らかに韓国側ですね。やっぱり、あのぉ、こないだ首相が来て、親書手渡した。それから更に、その前、アメリカがGSOMIAの破棄について、再考を促せと言って、高官が今韓国に行ってる位かな、今のタイミングは。

それもあって、チョッと関係改善に動きだしていたよねっていうのが流れですよ。そこで、この控室での機会を捉えて、まぁ、11分話したと。


飯田:これ、しかもメディアは入れない所なのに、韓国の大統領府がすかさずカメラ。そもそも写真撮る事が想定されない控室ですからね。


長谷川:しかも、通訳が先程飯田さんも仰ったけど、両方英語の通訳?


飯田:みたいですね。だから、間に挟まる第3言語から英語にきて、相当、そうするとこれ、時間掛かりますよね。


長谷川:まぁ、往復倍ですから。11分、10分…5分だけ。まぁ、お互い言いたい事だけ言って。それでも、文在寅さんにしたら、何とか取っ掛かりを掴みたいと。完全に焦りまくってますね、今。


飯田:それで「やった!やった!」って言って、写真迄出して、公開するんですもんね。


長谷川:当然、総理は原則的な立場。徴用工問題については、もう、解決済みだという様な事を言っていると。まぁ、この侭いくと、11月の下旬に、23日だったかな?GSOMIAが自答的に破棄されるのが23日?

それ迄には、韓国としては、何とか取っ掛かりを見つけて、それを大義名分にして、変えたいという事だと思いますよ。破棄、見直しを見直したいという事。でも、総理として立場変えないとなると、まぁ、破棄せざるを得ない場合…その場合は、アメリカがもう、カンカンになって怒ると。韓国との間で揉めるでしょうと。

逆に見直した場合、見直した場合は、ホラ見ろ。やっぱり間違っていただろうという事になって、それも、求心力低下になると。

どちらにしろ、文在寅政権は、求心力衰えていくという事にならざるを得ないので。ここは日本は動じないと。今迄のポジションを堅持するという事で、もう十分なんだろうなと思いますねぇ。


飯田:下手な妥協とかをこれでするという事は良くないですよね。


長谷川:それはまさか無いですよね。まぁ、後…文議長ですか。


飯田:あぁ、文喜相(ムン・ヒサン)議長


長谷川:文喜相議長も、何かお見えになっている様ですけど、


飯田:G20の議長会合。


長谷川:それも又、政権一丸となって、今は日本にラブコールという状態になってきましたね。これはまぁ、アメリカの圧力があって、経済が、悪化しているという事なんでしょう。まぁ、チョッとやり過ぎたって話になりつつあるんじゃないかしらねぇ。


飯田:まぁ、何でもかんでも日本のせいにって。それが受ける時代が過ぎ去ったって事ですか。


長谷川:それで、来年の総選挙迄、取り敢えず対日批判で盛り上げ、求心力を高めようという路線だったけど、まぁ、それが破綻しつつある。まぁ、そういう事じゃないのかなぁと思いますね。

それからASEANの会議について言えば、さっきの話の続きで、日印首脳会談もやってんですよねぇ。これがホントはとても大事で。まぁ、インドのRCEP脱退はやむを得ないとしても、だからと言って、インドは重要な事は変わらないワケですから。



今度は2+2、外務防衛担当大臣外交…これもやる。それから、ACSAアクサ、物品役務相互提供協定。これも軍事協定の1つでしょうけども。これも締結をするという事ですから。日本とインドの関係は強めていく。まぁ、それは、勢いが大事ですね。日本、インド、オーストラリア、アメリカですから。何と言っても、ここの結束を強めつつ、まぁ、後は、それぞれの事情に応じてという、まぁ、そういう展開かなと思います。


  ACSA 自衛隊と他国との間で物資や役務を融通しあうための協定。食料、燃料、弾薬、輸送、医療などを相互に提供できるようにする。安全保障・防衛協力を円滑に進め、連携の実効性を高める狙いがある。国連平和維持活動(PKO)や共同訓練、大規模災害の支援の場などでの協力を念頭に置く。

安倍晋三首相は29日、インドのモディ首相と会談し、日印ACSAの締結に向けた交渉開始を歓迎した。日本はすでに米国、オーストラリア、英国との間でACSAを締結。カナダ、フランスとは署名した。署名まで進めばインドが6カ国目となる。安全保障面で連携が深まり「準同盟国」のオーストラリアに近い位置付けになる。



2015年に成立した安全保障関連法を踏まえ、15年以前に発効していた米豪とのACSAは改正された。日本が直接攻撃を受けていなくても、日本の平和と安全に重要な影響を与える「重要影響事態」では自衛隊による他国軍への後方支援で弾薬提供などが可能となった。




飯田:まぁ、これね、日印の間では、それこそUS2という飛行艇であったりとか、そう言う装備品のね。輸出なんてモノもあったりしますけどね。


長谷川:辛坊治郎さんを助けた奴ですね。


飯田:嘗て辛坊治郎さんを助けた事があるっていう。エエ、まぁ、それと並んで、日中の首相会談という形で、李克強首相と25分間会談をしたとか。12月に成都で日中韓首脳会談をやるという事で、それを明らかにしたと。


長谷川:まぁ、あのぉ、中国側としては、日本を繋ぎとめておきたいというか。日米の関係に楔を打ち込むというのが、基本路線ですから。まぁ、それからすれば、日本を何とか懐柔したいという事だけど…。ホラ、例の尖閣だとか法人の拘束問題。


飯田:北海道大学の教授


長谷川:あれね、私結構重要だと思ってて、日本はこの問題も今回の李克強首相との会談で、出たようですが、説明は敢えてしないと言ってるでしょう。あれね、どうしてかなぁ。私、説明すれば良いと思うけど。こういう風に話していると。
此処はね、何も言わないっていうのが、外交上のアレもあるのかもしれないけど、


飯田:水面下の交渉とかで。


長谷川:そうでなく、やっぱりオカシイじゃないかと。ハッキリ言うべきですよね。


飯田:しかもこれ、先方の社会科学院の依頼に応じて渡航した教授が、捕まったって、何か意味が分からないですよ。


長谷川:意味が分からない。だから一体何をやって、何なのかっていう事と、現状。何を中国に求めて、どうなっているのか。これについては。だって、法人保護って政府の一番大事な仕事よ。


飯田:そうですよね。これ同朋を見捨てるのかっていう話。


長谷川:邦人保護位大事な外交案件って無いんだから。そもそもパスポートって法人保護の為だろうって。


飯田:そうですよねぇ。


長谷川:パスポートって安全は通行を認めるって話なんだから。それが破られているとなるとですね、これはやっぱり、難しい説明をしないっていう態度は如何なモノかと思いますね。これはハッキリ、もっとちゃんと言うべきじゃないですか。アメリカだったら、許しませんよ、こんな話。


飯田:そうですよね。しかも国立大学の教授って事は、準公務員の扱いの人が、拘束されたって、これは日本国そのモノを踏みにじっている様なモノですよ。


長谷川:研究者から見たら、もう、中国研究出来ないじゃん、これじゃあと。だって現地行けないんだもん、危なくって。


飯田:現地で資料あたってたら、それがスパイ行為だって言われるって、一体どういう事


長谷川:これについては、やっぱりもうチョッと、チャンと説明して欲しいなと。だいたい、何人拘束されてるのかも未だわかんないんでしょ。十数人だって話もあるし、いや、三十数人だって話もあるし。


飯田:そうですね、正式な数は


長谷川:政府の首脳に聞いたんですよ。全く非公式の席で。一体どうなってんですかと。そしたら、そういう完全に非公式のプライベートな席でも、長谷川さん、それについては、言えないんですよと。だから、オフレコ情報も無い。


飯田:箝口令が相当厳しい


長谷川:箝口令というか、そういう事は説明しないという事で…それが方針だと。そこはねぇ、チョッと如何なモノかと私は思う。だって皆心配になるよ。私なんか中国香港って行けないですよ、怖くって。


飯田:そして、もう1つ用意していたニュースが、日本の共産党です。総会が行われました。第8回中央委員会総会。「野党連合政権を目指す決議」というモノを示すという事です。

が、政権を執るという事になると、外交安保とか、その辺もやらないといけないですよね。


長谷川:なので、今度綱領の一部改訂案で、中国への批判は強めるけれど、米国への批判は弱めると。


飯田:少しトーンを下げた。


長谷川:でないと、他の野党が乗って来ないだろうという事なんじゃないかと思うけど。そんな事言ったってさぁ、綱領ではアレでしょ。自衛隊は反対で、日米同盟だって反対と。まぁ、そういう綱領なんだから、それを掲げた侭、野党連合政権目指すなんて言われたって。言うのは勝ってだけど。他の野党の皆さん、乗ってこれるのかねぇ。

乗ってくるんだとしたら、そっちの野党がだらしない。無茶苦茶だっていう話になりますね。


飯田:もっと譲歩をしてくれないと乗れない。


長谷川:譲歩って言うか、心を入れ替えてくれないと。譲歩って話じゃないよ。心を改心するかどうかですよ。


飯田:結局その革命を目指すという所迄ね。


長谷川:まぁ、だから、安保、自衛隊、天皇だよね。この3つ。


飯田:台湾優遇策  中国政府は4日、台湾の人たちが企業活動等で、中国本土の人たちと同じ待遇を受けられる優遇策を発表しました。これは来年1月の台湾総統選を睨んで、台湾で親中国的な雰囲気を作る狙いがあると見られています。

優遇策は26項目。企業向けと個人向けがありまして、企業向けでは次世代の通信5Gを初め、中国が国を挙げて進める先端技術の研究開発や、標準規格作りに参画を認めると経済・産業面が中心。

個人向けは、進学だとかで、他の海外よりは優遇するという事があるそうですが。


長谷川:後、住宅なんかも購入を認めるとかいう事なんだけど、だって、中国は土地の所有は認めていないからね、未だに。だから住宅購入を買い易くするって話だけど、まぁ、そういう細かい話は別として、大きな話をすれば、リスナーの皆さんも、もう、直ぐ分かると思いますけど。香港が揉めてるから、台湾は大事にしようって話ですよ。


飯田:1国2制度ってオカシイみたいな。


長谷川:まぁ、台湾の人たちも当然、それ分かってて、まぁ、香港があんななっちゃっているっていう事は、これは次は台湾だぞという風に思っているワケですよね。だから今、蔡英文さん、世論調査ですと、蔡氏のリードが17ポイントに開いたという事ですから。

台湾の人たちも、次は台湾だと危機感を強めているワケですよね。なので、それを睨んで、イヤイヤ、台湾の皆さまは私たち大事にしますからねっていう優遇策をチラつかせたという。そういう物凄い分かり易い話だなと思いますねぇ。


飯田:まぁ、経済界からっていうのは、結構、共産中国の常套手段みたいなモノですよね、そこの部分からやってくるっていうのは。


長谷川:まぁ、だから、大学なんかでも、台湾人を中国本土の人と同じ様に、奨学金とか、海外留学派遣とか、優遇しますよっていう事なんだけど。要するに、台湾人が中国人になるって話ですからね。中国からしたら当然だって話だけど。

そんな事されて喜ぶ台湾人が居るかって。どの程度居るかっていう話じゃないんですかね。


飯田:世論がどの位動くのかと。


長谷川:世論は…まぁ、そうですね。香港だって、理屈で言えば、2047年迄には、香港人は完全な中国人にしますよっていう話。それが嫌だって言ってるワケじゃないですか、今、香港の人は。

だから、台湾人を中国本土人並みにするよって言ってる。それがイイねって言う台湾人がどれ位居るか。そういう事が来年、1月11日だったかな。11日の台湾総統選で明らかになっていくと。まぁ、こういう話でしょうかね。


飯田:現職の蔡英文さんが2選目を目指していて、国民党は高尾市長の韓国瑜さんと言う方。ただね、韓国瑜さんというか、国民党その物が、中国に非常に近いと見做されていて、ですんで、支持率は伸び悩み。


長谷川:その高尾市長さんは、かなりの速い段階からズッと言われてましたね。まぁ、もしかしたら、中国本土からのテコ入れが相当あるかもしれない。


飯田:まぁ、メディア関係も結構親中国のメディアも結構多いと台湾にはと言われてもおりますので、キャンペーンとかをこれから熾烈にやってくるのか。一方で、その外交攻勢の部分で言うと、ソロモン諸島であるとか、太平洋諸国の中で、元々台湾と国交があった所をひっくり返したりというのがありますね。


長谷川:まぁ、ズッとやってますよね。まぁ、それは実際にひっくり返って、台湾と断交し、中国と結んで、それは要するに経済協力の餌をチラつかせて、小さい島国だと、中国マネーが大事と。大事っていうか有難いという事が有るんでしょうけれども。実際に、そうやってみたら、期待した通りの援助が得られたか。得られなかったって話も既に出てますねぇ。


飯田:エエ、エエ、その辺もね。


長谷川:中国マネーが入ってくると思ったら、実は入ってこなかった。約束が違うじゃないかみたいな。まぁ、中国から見たら、ひっくり返しただけでも、得点ですから、まぁ、後はほっとくみたいな話でしょうか。


飯田:メールを頂いています。日中外交について、RCEPはもう、崩壊なんじゃないかという様な事が新聞に出ておりますが、RCEPがダメなら、TTPで良いじゃん。中国は入ってこられないぞう。TPPは非常に条件が厳しいですもんね。


長谷川:TPPも中国ダメよって言ってるワケじゃなくて、条件満たせば良いよって言ってるだけで。条件満たせないから、入って来れないってワケですけど。

確かにね、もう、今、米中なんですよね。経済関係も。そこがこういう状態だと、TTPだのRCEPだの、中国もアメリカもっていうこういう枠組みっていのは、自動的に機能しないっていう展開になってますよね。

日本は両睨みなんだけど、なかなか難しい。私はいつまでも両睨みでいられるかなって気もするけど。


飯田:安全保障考えたら、当然、アメリカとやるしか無いですもんね。


長谷川:そりゃもうハッキリしてる。



飯田:米ロス商務長官 自動車関税の発動について、先送りの可能性を示唆。アメリカのロス商務長官はブルームバーグのインタビュ―の中で、国家安全保障を検討している自動車関税について、日本、EU,韓国の自動車メーカーと良好な会話を持てたとして、今月の自働車関税発動を先送りする可能性がある事を明らかにしました。

この辺りもあってでしょうかね。ダウ平均今日…というか、日付的には月曜ですが戻しているというか。


長谷川:アメリカのトランプ政権は今、大統領選ですよね、全てね。で、そもそもこの自動車関税の話、最大25%の追加関税。25%の関税なんて有り得ないので、まぁ、最初から、見せ球にして、ピンボール投げて、相手の妥協を誘って、まぁ、妥協する何か良い材料が出て来たんじゃないですか。

それを何れ発表して、支持率のアップに繋げようと、こういう展開じゃないかと思いますよ。

それと同じ様な話が米中についても言えて、米中首脳会談、本当はチリのAPECでやるっていう話だったけど、どうやらそのチリが無くなっちゃったから、今度アメリカでやると。

しかもアイオアの農業生産地でやる、アイオアでやるという話になりつつありますが、まぁ、最終的にどうなるかは、よく分からないと。まぁ、まとまった所で、これは第一次合意だって言ってますから。

第1次合意とか、第2次合意とか、そんな話聞いたことないけど。まぁ、それも要するに、お互い国内向けに得点になる所だけ発表しようぜという話だろうと思いますねぇ。


飯田:ウーン、まぁ、元々アイオワだとか、どっちに転ぶか分からないスイング・ステートと言われる様な所一体ですよね。それも考えると、完全に後1年を切った大統領選挙に向けて。


長谷川:トランプ政権ね、今チョッと足下が不安定とまでは言わない迄も、チョッと懸案の問題がいつくかあるよねと。で、共和党自身は固まっているんだけれども、民主党が例のウクライナ疑惑?

まぁ、これで追及していて、政権側は一切調査に協力しないと言ってきたにも関わらずですよ、実は、NSCの国家保障会議の陸軍中佐が大統領に不利な証言するとか。或いは大使も似たような話をするとか。

まぁ、チョッと綻びが見えてきていて、民主党が勢いに乗っていると。ですから、間も無く、弾劾訴追されると思います。下院ではね。

で、問題は上院ですけど、上院は多分揺るがないと思いますが、それにしても大統領選の中ではね、弾劾訴追された大統領候補だぜ、それで良いのかという事を民主党は大宣伝するでしょ。

まぁ、その事が一つと、経済がねぇ、まぁ、チョッと思わしくないとまでは言えない迄も、前みたいな絶好調といういうワケではないと。


飯田:株価は良いですけど、設備投資が大分下がってきていますから。


長谷川:まぁ、その事、FRBも気にしていて、もう、利下げモードに入ってますよね。それからチョッと気になるのは、今日、日本経済新聞に書いてますけど、イギリスのFTフィナンシャルタイムズと、ピーターソン財団、これの世論調査でね、

生活改善した、トランプ政権の下で…改善したっていうのが35%。悪化したっていうのも31%。というのがあって、以前、フラセボ効果が高いんだけど、予想を超えて、意外に拮抗しているなと思いますね。


飯田:これ中の賛成反対の中身を細かく見てみたいですよね。


長谷川:それで最大の景気への懸念材料は何かと聞くと、実は貿易戦争だと。中国とかメキシコとか。これが27%。だから意外にね、貿易戦争で、それ行けドンドンというのではなく、つまり大統領としても、獲得物を有権者に見せる必要がある。そこに今、迫られつつありますよね。


飯田:その辺でだから、米中の間も、一時合意という形なのか。


長谷川:無理矢理だよね、これは。1次なんて言うのは。だって2次、3次なんて無いんだから。


飯田:まぁ、2次、3次迄っていう事になると、当然その…IT分野であるとか。ファーウェイの問題であるとか、その辺に踏み込んでいくという事になると、中国は妥結する迄は出来ないと。


長谷川:だから、無いって言いましたけど、ある、あるって言いながら、大かたの人は2次、3次なんて無いんじゃないのと見てるワケですよね。

それも、こういう世論が。一番肝心の経済。ここが揺らぐと、やっぱりね、チョッとねぇ、警戒心が灯りますよね。


飯田:エエ…これまぁ、日経に載ってるFTとピーターソン財団のこの調査ですが、これ、国際面に細かく載っているんですけど。全米での数字と、あと、激戦州と呼ばれる、共和党、民主党、どっちに転んでもオカシクない、大統領選の鍵を握るその2つの数字が出ていて。

経済状態にしても、とても改善したという人は、激戦州だと全米より少なかったりとか。まぁ、チョッと又、違った見方が出来ますよ。


長谷川:未だ後1年弱ありますから。ここいらは動くにしても、決してねぇ、もう楽勝モードではないですよね。この世論調査を見る限り。只…有利な状況は、民主党がどうもウォーレンが出て来そうだと。

バイデンって話も未だあるけど。まぁ、バイデン+ウォーレン?この辺りでどうも。
このウォーレンさんって、ハッキリ言って、極端な左派ですよね。


飯田:まぁ、6兆ドル位法人税を掛けるんだみたいな話を。


長谷川:富裕税とかね。


飯田:そういう話になってくると、中間層はチョッと乗れないぞと。


長谷川:だと思うんだけども、ハッキリ言って、アメリカの人々も、俺たちには目を配ってくれてないって言う事が、そもそものトランプ政権の勝利の鍵だったワケだけども。

トランプ政権になっても、やっぱり、そんなに良く無いという話が広まると、これはウォーレンとかの所に流れかねないなぁ。


飯田:そうするとやっぱり、この経済の行方であるとか、或いは、この分配の部分をどうしていくかっていう辺り。


長谷川:その辺を今、トランプ政権の参謀も今、一生懸命考えているんじゃないですか。取り敢えずは先ず、目に見える成果物を提示するという事に今、集中していると。


飯田:国内で再分配をと言う事になると、今度法律通さないといけないけど、共和党っていうのは、元々小さい政府を標榜していた。あんまり分配政策は興味がないというか。


長谷川:いやまぁ、経済成長すれば。それはやがて自然にいくという、この路線だったワケだけど。まぁ、それも段々、もうチョッとハッキリしたモノが何か求められる、そういう展開かなぁと。

いずれにしても、このトランプ政権の話って凄い大事で、ここがもし揺らぐと、一切合切が全部揺らぐ可能性があるんですよね。


飯田:東アジアの情勢も。


長谷川:何もかも。で、まぁ、逆説的だけど、もしかしたら、中国とか北朝鮮はトランプ政権を望んでいるかもしれないと、この頃思ってきてて。何故かって言うと、トランプが失脚した場合、ペンスが来ると。

大統領選前にですよ。失脚したら、ペンスが来るって話がありますし、まぁ、ウォーレンとなったら、又、話がガラッと変わると思うけど。


飯田:まぁ、ペンス副大統領は、対中強硬。


長谷川:だから、ペンス、トランプコンビが負けて、中国北朝鮮に甘いのは誰かって事をまぁ、見てるんでしょうね、あの人たちは。