創価の彼、無宗教の私

創価学会の恋人との恋愛、その家族との問題。
現在は結婚し、脱会。それまでの経緯をそのまま残してあります。

創価学会を脱会した時の話

2007年09月19日 | 学会員との結婚への道

 自分のブログを読み返して、旦那が脱会した時の話がないことに気づきました。
 コメントでもご質問頂いたので記事にしておこうと思います。
 
 
 去年の年末のことです。
 
 郵便局で内容証明配達証明を用い、本部に宛てて脱会届を送りました。
 
 
 終わりです。
 
 たったこれだけで創価学会の脱会が完了しました。
 手元に残った証明書たちは大事な証拠書類です。
 脱会届に書いた住所は学会に登録されている、引越し前の住所。
(統監を移していない)
 送付先や内容などに関しては以下のサイトの「創価学会脱会方法」を参考にしました。

 創価学会員駆込寺
 
 
 
◎御本尊に関して
 
 御本尊はそれ以前から紙袋に入れてクローゼットの奥にしまいこんでいたのですっかり忘れ去られていて、つい最近になって思い出し、昨夜旦那が生ゴミ用のゴミ箱に突っ込んでいました。
(たまたまゴキブリ用ホウ酸団子の入れ替えをしていて視界に入ったらしい)
 燃えるゴミで出すつもりのようです。
 御本尊はお金を払って購入した物ですから、不要になった購入物をどうするかは自由なのです。
 この件に関しては旦那次第なので私はノータッチです。
 
 
 本当は、脱会届も御本尊も関係なく、「信じていない」と断言した時点で信仰は終わっていたのですが、旦那の両親から後々何か言われても困りますし、旦那に万一の事があった場合に墓などの問題も心配でした。
 わざわざ脱会届を提出したのは証拠の書類(内容証明・配達証明)が欲しかったという事が一番の理由でしょうか。
 
 
 引越した際にすでに聖教新聞の購読を解除していたことと、学会員(友人を含む)に新住所を全く教えなかったおかげで訪問は一切ありません。
 私は個人的に、学会員に黙って引越しちゃえばそれで終わりなのでは、とすら思っています。
 宗教は自分の気持ちの持ちようですから信じていなければ自分の中ではそれで終わり、組織のしがらみは黙って引越して電話番号変えてしまえば終わり、です。
 
 ちなみに斜め向かいのお宅が学会員であることが先日の選挙で判明しましたが、向こうはうちの旦那が元学会員であったことを全く知りません
(私達が家から出て車で出かけようとした際、車をもう出そうという時にその人がうちの車の窓を掴んで選挙活動)
 こちらが元学会員であることなど調べようもなく、わからないものなんだな、と思いました。
 
 
 
 最近思う所あって旦那と、自ブログ・その他アンチブログを読み返していました。
 旦那は脱会したとはいえ、旦那の両親と家族は今も学会員ですからやはり死ぬまで縁は切れません。
 私達の領域へ踏み込まれないように自衛するための調べ物でした。
 
 
◎脱会した当の本人、うちの旦那の近況
 
「今年はクリスマスツリー飾る余裕ないねー」と私が言ったら、旦那は「一人でもやる」と返してきました。
「昔は怖い顔でクリスマスは祝わないとか言ってたくせに」といじわるを言ったら(悪)、旦那は「あれもやってこれもやって、楽しめるのが日本人の特権なんだ」と自慢げに言い放ちました。
 たまに写真スタジオの広告チラシでお宮参りや七五三の可愛らしい子供写真が写ったものがあるのですが、私も旦那もそれを見ながらコスプレ気分で楽しみにしています。
 
 今でもたまに、ふっと罰のことや題目を唱えれば云々というのが頭に浮かぶそうですが、そのたびに冷静に全て自分の考えで否定し打ち消すことができるようになったとのこと。
 もう自分は無宗教だと思っているようです。
 非活で題目すらしていなかった時に「信心している」とのたまっていた旦那ですから、多少頭に学会のことが浮かぼうとも自分が無宗教だと思っていたらそれでいいようです。
 ネットで出会う二世さん三世さん達に比べるととんでもなくのん気で、この前も「他の人みたいにMC解除したいとか真剣に考えたりすることはないの?」と聞いたら、全くないと言っていました。
 
 それよりずっと楽しみにしていた今度発売になるゲームソフトをどうやっておねだりしようかということの方がとても重要らしく。
 このテキトーさがうちの旦那の良い所だなー、幸せなお人だわ、と思う今日この頃です。
 


普通の生活へ

2007年03月27日 | 学会員との結婚への道

 
 夫が脱会した経緯はこちらの記事です。
 
 
 今私達は創価学会とは無縁の生活をしています。
 普通の朝刊を読み、毎日同じ食事をして、一緒にテレビを見、週末にはぶらぶらショッピング。
 特に明記することがないくらい普通の新婚家庭です。
 そしてとっても幸せです。
 
 この記事で、またしばらくブログの記事更新は休眠状態になります。
 当分、学会に関する事件は起きないでしょうし、私が学会に関わる機会も現在ありません。
 
 ただひとつ、書いておきたかったのは、私達が今幸せだということです。
 
 恐らくここに辿り着いた人の多くは同じ悩みを持っている方です。
 学会員の伴侶や友人、家族などから、またネットから「脱会すると地獄に落ちる」などという言葉を見聞きすることが多いと思います。
 時には具体的な例を挙げられることもあるでしょう。
 
 そんな例ばかりではない、その一例として書いておきたかったんです。
 ブログの記事は全て残します。
 
 
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 最近、「新! 亭主関白宣言。」という本を店頭でちら読みしました。
「妻の顔は夫の通知表」というフレーズに私と夫は過剰反応して笑い合いました。
 以前、私は怒っているか、泣いているかばかりでした。
 ストレスから肌が荒れ、落ち込んだこともありました。
 年が明けてからは安心して生活を送れるようになり、お互いに笑顔の生活が続いています。
 それを思い出して、二人ともなんだか可笑しかったのです。
 
 


チョココは元気です。

2007年03月14日 | 学会員との結婚への道
 
 大変ご無沙汰していました、チョココです。
 まず、予告なく更新を停止したこと、ご心配をおかけした皆さんにお詫び致します。
 本当にごめんなさい。
 
 私は今、とても元気です。
 入籍してから半年が経とうとしています。
 
 結論から言いますと、「創価の彼」は「創価だった夫」に変わりました。
 昨年の終わりに彼自身が脱会したいと言い、彼一人で脱会届けを提出し、現在平穏な日々を送っています。
 簡単な経緯をお話します。
 
 
 最後の記事は10月ですね、新婚旅行直後です。
 
 
 この新婚旅行は私達にとって地獄のような海外旅行でした。
 彼の両親と妹夫婦が一緒で、毎日彼らの迎えがあり、毎日食事を一緒に取り、ホテルの前で待たれたり部屋まで来られたり、それでも交流を持とうと頑張っていた矢先。
 旅行中にあることが起こり、彼の両親と妹夫婦が私の命だけを軽視する行動を取りました。
 愕然としましたが、私だけ自分の子ではないので仕方ないと思い、自分の身は自分で守ろうとした時、夫は母の命令に従って、私の自分自身を守る手を制止しました。
 私を知る身内はそこに一人もいません。
 
 もし私がこの時、死んでいたら。
「嫁だけ創価学会ではなかったから死んだのだろう。 だから言ったのに」
 という言葉が聞こえる気がしました。
 
 何より、私の命よりも両親の命令に従った夫にショックを受け、ホテルに戻った私は結婚指環を薬指から抜きました。
 泣き叫んで怒りました。
 私にした事を、日本に帰ってから私の母と弟に話せるのか、と。
 もし子供ができた時にもこんなことではやっていけない、と。
 
 夫は一晩中、泣いて土下座して、どうしてあのようなことをしたのかわからないと言いました。
 しかし、わからない、では困るのです。
 
 この事件以来、夫は全てを失う恐怖を知ったと言います。
 さすがの私も別れを覚悟しました。
 
 それでも。
 最後にもう一度信じて、旅行後すぐ、挙式の話まで進んだ時です。
(順序が逆ですが↑)
 予想はしていましたが、彼の両親が挙式の形式について必要以上に踏み込んできて大暴れ状態になりました。
「お前は学会員なんだぞ」
 という、彼の父の脅し文句によって、夫の中で何かが切れ、夫は両親との連絡を遮断することを決意。
 挙式の件を白紙に戻すこと、脱会することを述べ、連絡一切の遮断を告げました。

 年末に脱会届けを提出し、夫はこうして創価学会との縁を切りました。
 
 メールだけは届くようになっていますが、それきり夫の両親からの連絡はありません。
 私と夫は、頭の中から「創価学会」というものを排除した生活を送ることに決め、今に至ります。
 
 夫は変わりました。
 無防備なほど柔らかい表情を見せるようになり、自分の感情を素直に口にすることへの抵抗がなくなったそうです。
 180cmのクリスマスツリーを買ってきて、生まれて初めて飾るその姿はまるで子供のようでした。
 新婚旅行を二人でやり直し、神社やお寺に入った時も、教会に足を踏み入れてみた時も、彼の目は好奇心で一杯でした。
 宗教に捉われず、過剰拒否したり過剰推奨したりすることなく、その歴史的建築物の素晴らしさであったり気持ちを楽しくさせるイベントを自由に楽しめる、それが今の、多くの日本人の特権だと私は思っています。
 いろんな価値観があるでしょう。
 全てを排除することが無宗教だと信じる人もいれば、私のように宗教という括りに捉われずに見聞きすることを無宗教だと思う人間もいます。
 
 ただカルトは私にとって不要である、それだけです。
 
 夫の騙されやすい体質を直すことは難しいようで、どこの宗教かわかりませんが訪問にきたおばさん達の話を「すみません、いらないので……」と言いながら追い出せずに話を聞かされていたり。
 私が不在している間に、訪問販売で8万円の換気扇フィルター三年分を買わされていたこともありました^^;
(その日のうちにすぐ自分で電話させ、クーリングオフさせました)
 
 私が出て、相手の話を遮断して門前払いする見本を見せて覚えさせたり、断る勇気、自分の目で見極める力を少しずつつけてもらえるように努力している最中です。
 
 今、とても幸せです。
 幸せそうな夫を見ることが何より幸せです。
 残された課題はまだまだありますが、まずは自分達の土台をしっかり築いていこうと思います。
 
 神様やら仏様やらよりも怖いものがある、それは奥様。
 今でも我が家の家訓です。
 何よりまず一番に信じるべきもの、信じてもらえるように努力すべきこと。
 お互いの存在を大事にしていこう。
 当たり前でも、やっと辿り着いた私達夫婦の結論です。
 
 
 助言、励ましのお言葉をくださった方々には本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
 私が前を向いていられたのは、一人ではない、と教えてくれた、いつでも私に共感してくれるここの人達がいたからです。
 創価学会と対峙していると、とても大きな存在と、小さな自分一人が孤独に戦っているような錯覚に陥ることがあります。
 でも、私は一人ではなかったし、創価学会はたかがカルトなのです。
 心理戦で押し潰されない冷静さ、私の場合はですが、恐らくこれが一番大事だった気がします。
 人を傷つけるのも、人を守るのも、やっぱり人なんだな、とどこかで聞いたようなことを感じました。
 
 
 とは言え、まだ新婚ほやほや、初心忘れるべからずで毎日を大切に頑張ります。
 
 
 ようやく創価学会に触れる余裕ができた、チョココより。
 

私たちの歩み【その3】

2006年09月18日 | 学会員との結婚への道

 引越しでネット環境を離れる前の最後の記事の後からですので、7月中旬からのお話です。
 私たちの歩み【その1】【その2】から読んでくださいね。
 
 
 買い物に、引越しに、忙しくも楽しい毎日を過ごしていた私達ですが、いつも不安を抱えていました。
 
 彼の両親に家を購入したことがバレたこと、彼が住所をうっかり話してしまったこと。
 バレたこと事態もとてつもなく不安な要素なのですが、「簡単に彼が口を滑らせてしまう」という最大の危険因子は今後何をするにおいても障害となるでしょうし、本人も自信をなくしているようでした。
 
 信心しているフリをしていくことに、限界を感じ始めていたんです。
 
 引越し前、次に学会関連で迷惑に感じたり私が傷ついたりしたら脱会する、と宣言した彼。
 彼の両親に挨拶に行けば間違いなくそうなるはずで、それでも脱会すると自ら決断。
 
 会いに行くまでの猶予ができたと思っていたところもあったかもしれません。
 しかし、そんな猶予がなくなる事態が起きました。
 
 彼の両親からの電話です。
 
 例によってお父さんからで、(お父さんのキャラについてはコチラ参照)ある事情でどうしても連絡を取らねばならない状況ができてしまいました。
 留守電に入っていたので、仕方なく予め返答を練習させてからかけ直すことに。
 
 
 最初は順調でした。
 元気かどうか、金銭面は大丈夫か、仲良くやっているか、など普通の親子の会話。
 暫くしてお父さんの創価スイッチが入ります。
 
「お仏壇はどうするんや? ご安置は」
 
 デ、デター!!
 
 てなもんです^^;
 出ました、ご安置イベント
 事前に教えてくださったバレタカモさんに大感謝。
創価学会用語ヘルプ参照)
 
 私達、仏壇は捨ててしまいました。
 あれを家に運び込むところをご近所に見られたくないのと、家に一度運んでしまうと捨てるタイミングを失うと思ったからです。
 御本尊は紙袋の中ですし、必要もありません。
 
 彼が例によって動揺し始めます。
 
「お仏壇買うやろ」
 
 この決め付け。
 もはや御本尊ですら必要性を感じなくなっていた彼は、しどろもどろになりながらも「買わない」と言い切りました。
 
「なんでや? お金ないんやったら出したるから」
 
 確かにお金はありませんが、あっても買うつもりがないということを、彼はお父さんに話しました。
 彼、頑張った。
 
「あほ、お前はまた何を言い出すんや、必要がないってどういうことや! 命より大事なもんやろ!」
 
 彼、そうは思わない、と言いました。
 私が驚いたほど、暴走かと思ったほど、どんどんお父さんに反発していきます。
 
「あほ! なんやまたネットやら週刊誌やらの話を鵜呑みにしてるんやな、いいか、先生の教えはな」
 
 お父さんの長いお説教が始まり、彼は「そうじゃない、自分でそう思ったんだ」と言い返しました。
 このあたりからお父さんの声は大きくなり、家じゅう丸聞こえです。
 
 大喧嘩。
 普段大人しい彼が、大声でお父さんと言い合いを始めました。
 手は震え、目を真っ赤にして。
 
 しかしお父さんがテンションアップし始めると、彼はうまく受け答えできなくなってきて、言わなくてもいいことまで言ってしまい、揚げ足を取られるようになってしまいます。
 
「あほ! 嫁がそうやってゆうたんか!」
 
 徐々にお父さんの矛先は私に。
 違う、としか反論できない彼は、やましいことがないのに怒られているような状態になってきて、どんどん状況は悪化。
 
 見ていて、痛々しかった。
 元々口喧嘩が弱くて大人しい彼が、目を腫らして手を震わせ、大きな声で争っている姿を見るのは私にとって我慢ならないことでした。
 歳は彼の方が随分上だけど、引越し等で彼の「頼りなさ」を知った私は「彼にこの役をやらせてはいけない、こんなつらい思いをさせてはいけない」と思ったんです。
 ただの母性本能かも?^^;
 
(……電話、変わろうか?)
 
 私の話が続くようなら、私が出れば早いのです。
 小声でそう言ったら一瞬、彼が助けを求めるような目をし、それから黙って首を振りました。

 私はたまらず、
 
(あほあほゆうてばっかりでこっちの話全然聞いてへんやん、次あほゆうたら脱会するとかなんとか言い返したりんか!)
 
 と言ってしまいました。
 実際、彼が自分の主張をしようとするたびに「あほ!」という言葉で遮り、一方的に話を続けるんです。
 信心できなくなったのは今に始まったことではなく、嫁に出会う前から会合も題目も、全く何もやっていなかったのだという告白すらも。
 つらかったのだと彼が言おうとしているのも遮って、お父さんは自分の話を続けました。
 彼もかちんときたのだと思います。
 
「話を聞いてもらえないなら話し合う意味がないです、次にあほって言ったら脱会します
 
 彼、言っちゃいました。
 そうでもしてこっちの話を聞いてもらわないと、対等な会話ができません。
 本当に言うとは思わなかったけど^^;
 
「はい、わかりました」
 
 私が驚いたのはここです、物凄くあっさりお父さんは謝って、了承したんです。
 それから再度、彼は自分の気持ちを伝えました。
 暫くは気を使って話していたお父さんも、徐々にまたテンションが上がってきます。
 
「あほ! お前は」
 
(……あー、言ったー!)
 
「あほって言ったな、脱会します」
 
 彼はそれだけ言って、話し途中のお父さんを無視して電話を切りました。
 興奮状態の彼。
 当然です、非活宣言も脱会宣言も人生初です。
 
 
 次にあほって言ったら脱会します、と言った直後のお父さんの反応が私には印象に残っていました。
 これはひょっとすると「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック(譲歩的要請法)」が使えるのではないか、と直感。
「最初はハードル高めに、で段々とハードル落としていって最後には目的とする条件を承諾させると言うもの」です。
(情報をくださったのは釈bookさん、ありがとうございました!)
 
 
 彼はもう脱会する、と興奮はしていましたがついに決意したようでした。
 電話を切る直前、お父さんは話し続けていたので聞こえていなかった可能性があり、上記の交渉術も頭にあった私は、再度メールで脱会しますと連絡してみたらと言いました。
 
 メールを送信してすぐ、再度お父さんから電話着信。
 
 もはや会話ではありませんでした、十分間程の怒鳴り合い。
 また大人しい彼の尋常でない姿を見ることになって、受話器を奪ってしまいたくなる衝動に駆られていたら、電話の向こうでもう一人、我慢しきれずお父さんの受話器を奪った人がいました。
 
 バリ活のお母さんです。
 
 お父さんとは打って変わって静かに優しく彼に話しかけます。
 彼の送ったメールを見たらしく、一体何事かと聞き、彼も今度はゆっくり説明しました。
 以前から悩んでいたこと、もう信じていなくて信心できないこと、池田氏を尊敬できないこと。
 私には長く感じました、穏やかだけど威圧感あるお母さんの声が漏れてくるのです。
 オンフックではありません、家じゅう聞こえてきます^^;
 一見きちんと話を聞いている風だったお母さんも、結局お父さんと同じ結論にたどり着いたようで。
 
「お嫁さんがそう言っているの? 脱会しろって言うの?」
 
 ……彼の話、全く聞いていませんね。
 必死で彼は、私と出会う前から非活であったことを正直に話し、もう一度一分前に話した内容を繰り返しました。
 お母さん達に言われる全てがストレスになっているのだと。
 もう限界だ、どうしても脱会したい、と。
 
 この、脱会したい、を繰り返したのがよかったようです。
 
「わかった。 あのね、もうそんなに悩んでいるならお母さんもお父さんも何も言わない。 信心しろとも言わないし、会合も行かなくていい、題目も上げなくていい」
 
 彼は黙って聞いていました。
 
「お母さん達もう何も言わないから、だからね、お母さんの一生のお願い聞いてくれる?
 
 ゾク。
 寒気走りました。
 
「お母さんの一生のお願い。 脱会だけはやめて」
 
 正直な感想を言います。
 卑怯です。
「母親の一生の頼み」を息子が無下にできないと、女は知っているのです。
 お父さんの怒鳴り声とは質が違う。
 案の定、黙り込む彼。
 
 明らかに罠!
 
 でも彼にはわからないんです、疑う気持ちが少ない人だから今の今までマインドコントロールにかかっていたのだから。
 初めは彼も抵抗を見せました、「もうストレスで限界だから脱会したいんだ」と何度か言いました。
 彼がこんなに脱会したいと思っているとは、私もこの時初めて知りました。
 足りなかったのはきっかけで、本当は脱会したかったんですね。
 
「お母さんの一生の頼みも聞いてもらえないの?」
 
 したたかで、残酷な声。
 多分、私じゃなくてもそうだと思いますが、頭で何かがキレました。
 
「お嫁さんはどう言っているの?」 ←どうしてもここに執着する
 
 そのうち、まともに返事ができなくなった彼に対して、お嫁さんがそこにいるなら電話変わってくれる? と言い出しました。
 彼がこちらをちらりと見たので、反射的に腕を伸ばす私^^;
 お手上げだという顔で私に受話器を譲ります。
 
 
 深呼吸。
 
 
 私、実は電話に強いんですよ。
 
 以下を読んで、私を怖いと感じる人もいるかもしれません、すみません。
 でも、記しておけばきっと何かのヒントに使ってくれる人がいると信じて、敢えて書きます。
 一時期、電話営業で全国の社長に売り込むという業務をしていたことがあるんです。
 好感を持たれる聞き取りやすい声、を使うのは得意な方です。
 すでにキレていたのと、得意分野とあって、頭がフル回転してくれました。
 
 
 思いっきり笑顔で初めましてのご挨拶。
 相手も釣られて挨拶を返してくれて、そのまま私は「ご挨拶が遅くなってすみません、本当はもっと早くお会いしたかったのですがちょうど良い家が見つかって、スケジュールが狂ってしまって!^^」と先手。
 
「そうなのよねー! 早くお会いしたかったけれど仕方ないわよねー!」
 
 と返される。
 こっちが話すことに対して、あっちが同調するというペースを作っておいて、それから間をあけて、相手から話すのを待ちました。
 
「ところで○○さん、お願いがあるんだけど」
 
「はぁー^^」
 
 常時気をつけたのは「はい」とは口が裂けても言わない(笑
 
「○○君(←彼のこと)がね、脱会したいなんて言うもんだからね、私達困っちゃってー。 あなたにこんなことお願いするのはおかしいんだけど、脱会だけはやめるように言ってもらえないかしら?
 
 ここを読んでいる人が聞いたら吹き出しそうだと、頭を過ぎりました。
 
「はぁー^^ そうなんですか、今すごい勢いで○○さんがケンカ腰に話していてびっくりしたんですよ~、○○さんって普段大人しい人ですよねー
 
 と言うと、
 
「そうなのよ~!!」
 
 私は同調していないのに、お母さんは私の話に同調するというペースの会話を何度か繰り返します。
 このペースを保つと、自分が喋っている途中で割り込まれたり言葉を被せられる確率が下がるんです。
 
「みなさんせっかく幸せになるためにしていらっしゃるのに、そのためにケンカしたらもったいないですよねー」
 
「そうなのよ! ○○君と話すよりあなたの方が話が早いわぁ!」
 
 上機嫌です。
 私が、彼はいつも大人しくて優しい人だから大声に驚いた、と言うと、跳ねるように喜んで「そうなの優しい子なのよー!」と返してくるのを聞いて、息子を愛する気持ちは間違いなく深いんだなと思いました。
 冷静な私、お母さんが私の話を聞く体勢になっているのを確かめてから、
(こういう人は、相手が喋っている間に自分の話す内容を考えている事が多い)
 
「彼、ずっとストレスで悩んでいたみたいなんです。 今も泣いてはるんですよ。 彼、のんびりした人ですよね、それなのになんだか見ていられなくて。 私達も何時間も何時間も話し合いしたんですよ」
 
 彼が伝えきれなかった思いを私が代弁したら、お母さんは事態を理解してくれました。
 何時間も話し合ったということに対して、酷く驚いていました。
 
「○○さん(←彼のこと)優しい人だから、私の気持ちを理解してくれて、入会して欲しいとは言わないんです。 それで私も一切宗教のことに関しては否定せず、お互いに線引きを守ろうということになったんです」
 
 入会しろと言わない代わりに、脱会しろとも言わない、婚約前に交わした約束です。
 お母さんに都合の悪そうな言葉を言う時は必ず、息子を褒める言葉を挟めば相手は怒りません。
 
 この後もやはり最初の「それでね、お願いなんだけどー」が三度はありました。
 のらりくらり、「はぁー^^」で返し、「お互いの宗教や信じるものに対して口を出さない、という約束を彼は守ってくれているので云々」と全部かわすことができました。
 結局その他省略しますが、私の言い分は全て「そうなのよ」で、向こうのお願いは全て「はぁー^^」で、全部思い通りに認めてもらうことができました。
 
 
 私に対して信心して欲しいとは一言も、一言も言いませんでした。
 
 向こうは息子が脱会するかどうかの瀬戸際で、私どころではないのです。
 
 
 これが「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック(譲歩的要請法)」です。
 彼は脱会したかったらしく不服そうでしたが(笑)、籍だけ置いていれば今後ご安置イベントもなし信心しろとも題目あげろとも一切言われず統監も移さなくてよいとのこと、嫁はもちろん無宗教で歓迎という、理想的な答えを得ました。
 お母さんは終始上機嫌で、和解までできました。
 約束を破ったら脱会すればいいんです。
 
 
 じっとしていられなかった彼はモップをかけながらずっと横で聞いていました、私が電話を切ったのを見計らって一言。
 
「すげー…」
 
 ちょっと私に対して、怖そう~にしていたので電話が得意な理由を説明^^;
 これでも猛勉強して異例の営業成績だったのよとプチ自慢。
 
 
「○○くん。 神様より仏様より強いものがあるのを知ってますか?^^」
 
「え、何?」
 
「奥様ですよ」
 
「確かに! そりゃ間違いないわ(笑」
 
 
 もう彼の脅える姿は見たくありません。
 彼は、頑張りました。
 
 
「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック(譲歩的要請法)」については、そううそさんのブログでまとめてくださっています。
 全てのカップルでこの交渉術が通用するとは限りませんが、下記のリンクから一度目を通しておかれることをお勧めします。
 知恵はいくらでもつけておいて損はないと思います。
 
 
 学会員との交渉術 (夫婦恋人で信仰が違う時 その3)
 
 学会員との交渉に成功!! (夫婦恋人で信仰が違う時 その6)
 


私たちの歩み【その2】

2006年09月17日 | 学会員との結婚への道

 引越しでネット環境を離れる前の最後の記事の後からですので、7月中旬からのお話です。
 私たちの歩み【その1】から読んでくださいね。
 
 
 実家に帰ることを思い留まった私、以前から彼を紹介すると約束していた、私の友人に会う日がきました。
 古い男友達で、私が苦労した時期を知っているので心配してぜひ一度会いたいと言ってくれていたのです。
 
 三人で夕食を食べ、楽しく過ごせたと思ったのですが帰宅してからその友人からメールがきました。
 
『なんだか閉鎖的になっている気がした、このままだと夫婦二人以外の交流がなくなるんじゃないかと心配。 親戚付き合いは大事にした方がいい』
 
 正論です。
 そして重々わかっていることですが誰にも相談はできなかったし、この日も色々尋ねられてもまだ不慣れな私達はだんまりを決め込むか話をそらすしかできませんでした。
 親への挨拶は? とか、結婚式は? とか、答えられないことだらけで、うまくごまかせばいいものを性格柄、二人とも思いっきり顔に出てしまっていたようです。
 対学会員対策は着々と進めていたのに、そうでない人からの質問責めに面食らうとは夢にも思いませんでした^^;

 恐らく友人にはこう映ったのだと思います。
 今時の若者の結婚、式もやらない、親への感謝もない、自分達だけの結婚だと思っているのだろう、と。
 
 きっと、私は誤解を解きたかったのです。
 彼ならわかってくれるかもしれない、理解してもらえるかもしれないと、「創価学会」という名前は出しませんでしたが、それなりに事情を説明しました。
 何より、古い友人に誤解を受けたままでいることがつらかったんだと思います。
 初めて現実の友達にメールで言ってしまったのです。
 
 それきり、その友人から返事はきませんでした。
 悲しかったですが、これが世間なのだと思い知りました。
 考えが甘かったです。
 友人の判断は当然で、うっかり話した私が悪いのです。
 
 二度と誰かに話すのはやめよう。
 閉鎖的と思われようと、自分達でなんとかして、表情に出さずにごまかせるようになろう。
 そう思いました。
 ネットに繋がるようになった今、溜め込めない愚痴はここで吐くことができるし、学会に対して誰がどんなイメージを抱いているかまでは、親しい知人でもわかりません。
 
 その友人には引越し葉書だけ出して、様子を見るつもりです。
 暫く落ち込んでいましたが、悔やんでも仕方がない、とスケジュールぎりぎりだった家具家電探しに夢中になることにしました。
 今はいちいち傷ついていたら体が持たない。
 
 
 正式に新居の引渡しが済み、その日のうちに小物を運び入れていると自然に二人とも顔が明るくなっていました^^
 彼はすっかり私の母や弟とも打ち解けて、弟は嬉しそうに引越しを手伝ってくれました。
 母と弟は一切、学会のことも宗教のことも口には出しません。
 
 母に以前お願いしました。
 学会員であることを責めるのではなく、普通の家庭の中に温かく迎えて慣れさせて欲しい、仲良くしてあげて欲しい、と。
 学会をやめたら地獄に落ちるなどという、植えつけられた恐怖心は、どんなに説明するより実際に安心感を与えてあげた方が早いんじゃないかと私は思ったんです。
 母と買い物をし、弟と趣味の話をし、おいしいご飯を食べて、それだけ。
 
 
 そうそう。
 この家具家電選びと引越しをした、たった一ヶ月の間で彼のイメージが大きく変わりました。
 もう一言で(笑
 
 なんて頼りない!
 
 マインドコントロールされていた影響かもしれませんが(?)、自分で考えたり判断したりするのが苦手な様子。
 何を決めるにしても私の意見、私の決断なしに決められないのです(笑
 初めは私の考えを尊重してくれているのだと思っていましたが、徐々に「そのくらい自分で考えて判断しなさいっ」と言いたくなる場面が多々^^;
 彼は「どっちがいい?」と言う場合、大抵初めから「こっちの方がちょっといいかな」という意見を持っている人です。
(本人に自覚は無し)
 でもそれを絶対に表に出さず、私の意見を聞いて、自分と違う意見であっても「じゃあそうしよう」となるのです。
 本人に自覚はなくとも私には丸見えなので彼の希望していそうな方へ誘導すると、とても嬉しそうな顔をしますね(笑
 
 あと、相手がどう感じているか、どう思っているかを読み取る力が致命的に欠けています。
 
 母達の気遣いだとか全く彼は気づいていなくて、気づく努力もせず無意識にデリカシーのない発言がポロりと出たりするのです。
 もちろん私に対しても同様です。
 二世三世さんに多いと言われる楽観的な性格も、私が「それ大丈夫なの? ちゃんと……」と言おうとするとろくに考えもせず「大丈夫大丈夫!」と流してから、大変なことになってしまったケースもありました。
 あまりに度重なるため、その都度その都度叱り、彼は平謝りで反省してくれますがなかなか前に進みません^^;
 
 すっかり恐妻と化しました。
 かわいらしい新妻になりたかったのに(笑
 
 怒っては慰め、子供の頃にとまってしまった彼の思考能力を私が育てていくんだ! と使命感に燃えています。
 ケンカにはなりません。
 私が冷静に指摘する度に、新しい何かを発見したかのような顔をするんですよ^^
 偉そうに書いている私もまだ不出来な嫁なので、「偉そうに言う分しっかりしないと」と自分を戒める良い機会。
  
 これが私達の形なのかな、なんて思いました。
 頼りない、なんて悪く書いちゃいましたが、家事を手伝ってくれる優しい彼でもあります^^
 
 
 長くなってきました。
 今回は潜在的な被害? というか、あまり学会とは関係のない記事ですみません。
【3】では、バリ活の彼の両親と電話で対決した時のことを書くつもりです。
 この彼の頼りなさと私の使命感がキーになってくるので書き残しておきたかったんです(笑


私たちの歩み【その1】

2006年09月13日 | 学会員との結婚への道
 9月になりようやく回線復帰した現状を綴る前に、時間を遡って記しておこうと思います。
 引越しでネット環境を離れる前の最後の記事の後からですので、7月中旬からのお話です。
 必ずしも私達の行動が全てのカップルの答えにはなりえませんが、何か参考になる箇所があれば嬉しいです。
 
 
 これまでの流れを簡単に書くと、こうです。
 いつも読んでくださっている方は読み飛ばし推奨^^
 
 
 付き合って3ヶ月あたりで彼が学会員だと告白。
         ↓
 拒否しつつも私は無知だったため無頓着なまま半年くらいして同棲、アポなし訪問と聖教新聞にびびる。
         ↓
 年末になりクリスマスやお正月イベント時に彼の創価スイッチがオンになるのを見、初めて創価について真剣に調べる。
         ↓
 ストレスの爆発しそうな私、頻繁に学会の件でケンカするようになり、彼の許可を得てアンチブログ(このブログ)を立ち上げて愚痴や相談を書いてすっきりし始める。
         ↓
 その後、各彼は学会から私を守ると約束し、順調に彼のマインドコントロールが溶け始めた矢先、ゴールデンウィークの実家帰省で彼のマインドコントロールが再び強固なものとなって帰ってきて「距離を置こう」と言う。
 彼は今までやらなかった一人暮らしの部屋での題目をする。
(記事だとこのあたり→「彼との別離……」
         ↓
 私、泣く。 ブログで励まされて元気になる。
 再度説得、随分学会に詳しくなった私に、彼は面食らい感心する、そして学会と私との間で自己葛藤に陥る。
(記事だとこのあたり→「1世会員の彼の母」「彼と会ってきます」
         ↓
 再会、私は別れを決意しての話し合い、私の立場を守れないならば別れると宣言。
 別れるのは考えられない、と彼が目を覚ましてくれる、プロポーズされる。
 婚約。
(記事だとこのあたり→「彼の決意」
         ↓
 聖教新聞購読解除。
 バリの彼母が登場、嫁が信心しないと知り、激怒したり号泣したりの猛説得が続く。
 その後すぐバリの彼父が登場、ヤクザかと思うような脅し文句に、バリ会員というものの怖さを知る。
 これを受けて、彼がアンチ化し始める。
(記事だとこのあたり→「新居探し&聖教新聞講読解除」「バリの彼母、強敵。」「入会しないなら結婚を認めない、と。」
         ↓
 新居購入、無事契約が済む。
 
 
 ここまでが最終記事までのまとめです。
 左サイドバーのカテゴリ「学会員の彼とのやりとり」がここまでの内容にあたります。
 
 
 この新居購入の際、彼は私に内緒でひとつ、大きな事をやらかしました。
 彼がよくやる「その場しのぎ」での大きな、大きな失敗です。
 
 私が行かなかった契約の場で、彼は緊急連絡先の記入欄に自分の実家を書きました。
 それを、怒られると思ってか私に話さなかったのです。
 新居を購入することを内緒にしていた彼の実家へ、緊急連絡先から折り返し送付し返さなければならない書類が届き、彼父から「何の借金をしたんだ!」(住宅ローン)との電話。
 当然です^^;
 彼は自分で招いた事態であるのに、その後に起こる事を考えないためパニックに陥って「家を買った」と口を滑らせ、「どこに!」という凄みのかかった彼父の言葉に、住所を話してしまいました。
  
 そう、住所をバラしてしまったのです。
 
 あれだけお願いした、住所を言わないという約束を破って!
 目の前に私がいるのに。
 
 緊急連絡先からの書類を送付するかわりに「命をかけて信心しろ」と言われ弱みすら握られ。
 私はジェスチャーでそれ以上言わないように必死でもがいて見せましたがパニックに陥った彼はペラペラ話してしまって、土地が何坪だとか色々言ってました^^;
 通話中、私はとうとう我慢ができなくなって背中を思い切りバシッと叩いてやったら我に返って、ごまかそうとし始めますが時すでに遅し
 
 暫く幸せモードだった私は久しぶりに泣き、こんなことで大事な約束が破られるならもう信じられない、実家に帰ると言いました。
 本当に私や、将来の子供を守れるのか、心配になってしまったんです。
 新居内覧を過ぎて寸法も測り、どんな家具や家電を買おうかと、二人とても幸せな時期でした。
 
 彼がどんなに新居を楽しみに、そして私を大事にしようとしているかはわかっているつもりで、敢えて私は「実家に帰る」と言い放ちました。
 
 そしてそれまで、ややアンチ寄りな非活2世だった彼は、お父さんの言葉でも私の言葉でもなく、自らが犯した失敗によって自分自身にかかっているマインドコントロールの恐ろしさに気づいたのです。
 大事なものを全て失うかもしれない、そこで始めて自覚したんですね。
 
 恐らく彼は生まれて初めてこの時、「脱会する」という言葉を口にしました。
 
 ただし「次に学会絡みで問題が起きたり、チョココが傷ついたりする事があったらすぐに」という条件つきでしたが。
 バリ活の両親に挨拶に行けば問題が起きないはずがないのです、それでも、挨拶に行って学会の話をされたらその場で席を立ち、脱会届けを出す、と強く約束してくれました。
 住所を教えてしまった件での私の怒りは、恐らくそれでしか静めきれなかったからかもしれませんが、平謝りで弁解し必死で私を繋ぎとめようとする彼に、私も折れてしまった感じです^^;
 
 今でもこの件以来、彼への完全な信用はありません。
 実家に一人で帰ることを禁じ、彼一人で両親に電話やメールで応答することもやめるように約束しています。
 
 その前後あたりから頭痛が酷くて、色々考えすぎかなぁと思い、一度全て遮断して自分の現実へ戻ってみたんです。
 学会も何もない、ただの嫁入り前の小娘として。
 自分の環境が変わりゆくというのは意外とストレスになるものですね、マリッジブルーすら経験できないまま(笑)学会問題に頭を悩ませていたので頭が疲労しちゃったのかもしれません^^;
 
 とかなんとか言っていたら慌しく引越しでネット環境がなくなって、更新できないままブログを離れるという事になってしまい、随分ご心配をおかけしてしまったと申し訳なく思っています。
 ごめんなさい、そしていつも覗いてくださってありがとうございます。
 私がいない間も毎日ものすごい数のアクセスがあったことを編集画面で知り驚きました。
 悩んでいる方々のヒントやストレスの捌け口が少しでもここにあるといいなと願っています。
 
 
 長くなってきたので、その1はここまでにします。
 
 
 * 余談 *
 
 久しぶりに実家のパソコンを土日を使って新居に運んでもらったら、長く電気を通していなかったせいかグラフィックボード(RADEON X800pro)が逝ってしまっていました^^;
 目に悪い発色にノイズに、と酷い有様で、高いグラボだっただけにショック
 1年半前に購入した時にはまだ、今流行のPCI Expressがそんなに騒がれていなかったためAGP限定で揃えてしまい、彼と調べていたら私の愛用していたRADEONは1600までしかAGPを扱っていないとのこと。
 マザーボード買い替えるほど余裕はないので仕方なくGeForce7600GTで手を打つ予定です。
 一応今より環境はよくなります。
 今更AGP投資はもったいない気がしますが、次に壊れた時までこれで我慢して、次回にマザーボードから買い換えることにしよう。
 X800pro君が来て1年も経たずに同棲し始めて放置状態だったのでほとんど使えないまま壊れちゃったんですよねー…あぁもったいない^^;
 

新居内覧、非活告白へ

2006年07月13日 | 学会員との結婚への道

 写真は新居です。(2007/03/27 画像削除)
 明るい話題です^^

 前記事のコメントレスで愚痴ってしまっていたのですが、先週彼が不安定で、私もそれによって気分が滅入っていました。
 難しいことばかり考えているとダメですね。
 
 そんな中、先週土日、急に新居内覧ができるとなり、食器棚や家電と寸法を合わせるために早速100円均一でメジャーを購入して行ってきました。
 私達のテンション急上昇。
 写真ばっかり撮ってる彼に「ちょっと、寸法測ってよ!」と恐妻になってみたり(笑
 
 購入を決めた日は雨だったのですが今回は気持ちの良い晴れで、写真の通り家の中が明るかったです。
 階段は上り口が螺旋になっていて16畳リビングの素敵なオブジェとなってくれています。
 台所から見る景色っていうのが私としては気になっていたので写真に残してきました。
 落ち込んだ時、不安な時、携帯でこの画像を見て元気を出しています^^
 
 デザイナーさんが同席してくれて、同列新築住宅のもう1邸のお隣さんがたまたま来ていて紹介もしてくれました。
 犬を抱っこした、若くて可愛らしいご夫婦でした。
 挨拶している時、私の頭に最初に浮かんだのは、「うわーやっぱりご近所さんには絶対学会のこと知られたくない」でした^^;
 
 
 彼が不安定になっているのは彼の両親が急に優しくなってからで、アンチブログなども一切見なくなってしまいました。
 
 頂いたコメントを見せて、両親に「もうずっと前から非活であること」「池田氏を尊敬していないこと」などを話すつもりがあるのか聞いてみたんです。
 疎遠になるとわかった時と、挨拶して交流を持とうとしている今とでは状況が違って、嘘をついてごまかしてもいづれわかってしまうんですよね。
 ご本尊は2Fロフトの上、それも仏壇の中ではない^^;
 両親が泊まりに来たとて会合に出るわけでも、題目をあげるわけでもなく、例えば数日滞在することになれば(遠いので来たら1泊というわけにはいかない)一切活動に出ずのままの彼の私生活がバレます。
 その時には私達の子供もいるかもしれない、すぐ近所にある私の実家も巻き込んでしまうかもしれない、さすがにずっと騙されていたとわかって平然としている親はあまりいないんじゃないでしょうか
 学会員となればなおさら。
 
 今であればこの波風を受けるのは私と彼だけで済むんです。
 彼も「もし私がバリ活のお嫁さんだったらどうする?」と聞いたら「絶対嫌だ」と言うほどですから活動する気もなさそうですし、後々のことを考えれば今告白してもいいわけです。
 むしろ今しかできないことだと思います。
 このタイミングを逃せばこの先、二度と両親に本心を打ち明けられないまま嘘の上に作る笑顔で接し、いつバレるともしれない不安と戦いながら、バレた時には大変なことになってしまいます。
 バレた時に関しては私も家族も大変でしょうけれど、それまでのストレスはほぼ彼負担。
 私にとってはバレさえしなければ影響は薄いですが、彼にとって自分の親に対しそれでいいのか、そうも思いました。
 私は彼に聞きました。
 
 いづれバレた時にはもっとたくさんの人を巻き込んで、大変なことになるのに平気なの?
 一時的に誤魔化せたとして一生そうやって嘘の上に築く笑顔だけで親子としてやっていくの?
 今ならば私達だけで済む、でも今後子供や私の家族、誰を巻き込むかわからないのに、それを考えたことはある?
 今は穏便に済ませられるかもしれないけど、一生こすとこさんのお宅のような穏やかな日は訪れないよ、それでもいいの?
 
 今こすとこさんも少し大変なのですが、その時は存じなかったので、勝手に利用してごめんなさい。
 こすとこさんのお宅はそれでも、こすとこさんが幸せに暮らしているのだと「理解」してもらえていますし、やはり全て嘘でかためるよりずっと良いと私は思います。
 
 ゆっくりと目を見て一生懸命私が言い終えたら、それまで頑なだった彼が急に子供のような顔で「よくない! そうだ、よくない、チョココ偉い」としきりにはしゃいでいました。
「チョココ偉いな、よくそこまで頭まわるね、偉い」と繰り返し、頭も撫でられました。
 バレたらバレた時考えたらいい、くらいに思っていたようです。
 考えることを無意識下に放棄。
 
 どう考えても私が偉いわけじゃなくて、普通はちょっと考えたら後々まずいことになるというのはわかると思うんですけど!
 
 嘘の上に笑顔を作っていくことも、将来子供や私の家族らに迷惑をかけるのも、彼は嫌だと言いました。
 そうだろうなとは思っていたのですが、彼の考えがそこまで及んでいないもので、苦言するしかなく^^;
 
 彼は「両親に、ずっと非活であることを話す」と決めました。
 挨拶に行く際は大荒れになると思います。
 私は大丈夫です。
 が、今回一番負担になるのは彼ですから、そばで支えていかなくちゃですね。
 
 両親に住所を教えても、子供を会わせても、……むしろそれを楽しみにできる日が来ることが願いです。
 そのためには今ここで嘘を付くことは答えではないと、私はそう思います。


彼の両親、態度激変

2006年07月06日 | 学会員との結婚への道
 彼の両親から電話がかかってきました。
 
 ちょうどその時私達は私の古い友人達と飲み屋にいました。
 当然、彼の両親からの電話に出られるはずもなく、帰宅してから3件溜まっている留守電を再生。
 
 この前は悪かった、嫁に信心させるかどうかは二人の問題だ。
 一度ゆっくり話したいと思っている、また電話する。

 
 まるで台詞を読んでいるかのように、全く同じ台詞の留守電が3件入っていました。
 彼が同じ留守電を再生してしまったと勘違いしてしまったほど。
 あまりに前回と言っている事が違うので私も彼も「これは何の作戦?」という気持ちを抱かずにはいられませんでした。
 
 その後かけ直して通話した内容はこんな感じです。
 
 
 この前は一方的に厳しく言って悪かった、お前を思ってのことだ、それはわかってくれ。
 いろいろあって急な話だったから混乱した。
 嫁が信心するかどうかは二人の問題だ。
 もう門前払いというようなことは決して言わないし、しない。
 勧誘もしない。
 一度彼女に会わせて欲しい。
 子供のことも二人の問題だから口を出さない。
 ただしお前はしっかり信心をしろ、命かけて題目をあげろ。
 結婚報告を受ける直前の帰省時にお前がこづかいを断ったり、お父さん達のものを買ってきてくれたりしてとても嬉しかった、急に自立した大人のようになった気がして正直戸惑った。
 これからはお父さんがしてきたことをお前が自分の家庭でやっていくんだぞ。

 
 
 門前払いしない事、勧誘しない事や子供の事などは彼が聞いて確かめました。
 彼のお父さんの意見、180度回転です。
 私達の願い通りの意見ですが、疑いの気持ちは晴れません。
 なぜなら私達はまだ挨拶もしていませんし、こすとこさんのお宅のように「学会員でなくても幸せ」を実証して見せたわけでもないのに、この急旋回なのです。
 用心深く、は捨てずにいようと思っています。
 
 ですが嬉しかったというのも本音です。
 特に最後の、「結婚報告を受ける直前の帰省時に~」の話と、「これからはお父さんがしてきたことを~」の話。
 いい話だな、と素直に思いました。
 お父さんがいるっていいな、羨ましいな、と。
 
「これからはお父さんがしてきたことをお前が自分の家庭でやっていくんだぞ」っていう話を聞いた時、これぞ親の指導だと思いました。
 学会指導だとか仏法だとかの大事さは私には全く理解できませんが、親が子に教えるべきことはこういうことなんじゃないかと。
 子が自立しようとしている時にかける言葉。
 それは何らかの組織に有利になるような条件を突きつけるものであって欲しくないと思います。
 
 そういう訳で、彼の実家へ挨拶に行く、という必要項目が増えました。
 
 正直なところ手放しで喜べる状態ではありません。
 一時的に許すようなことを言って呼び寄せ、実際は違った、といったような例が過去にありましたらぜひ教えてください。
 繰り返しになりますが「言っていい嘘」かもしれないという用心深さは捨てずにおいて、新住所等もまだ言わないつもりです。
 歩み寄れるよう、私という人間を好きになってもらえるよう頑張るつもりでもいます。
 
 彼も私も複雑です。
 少し時間を置いたおかげで冷静になったんだろう、と楽観的な発言をする彼ですらまだ住所は教えない、と言うくらいです。
 少し前進したことを喜びつつ、用心もしつつ。
 
 今はまだ信心していなくてもいい、とか、いづれは、とか怪しい発言もあったんですよね^^;
 
 お守り御本尊だけでも、ってやっぱり言われるかなぁ。
 何て答えようかなぁ^^;
 彼の友人相手なら、しつこければ「破って送り返します(by創価瓦解さん)とか言うつもりだったのですが、彼の両親となるとそれはまずそう。(笑
 入会関係書類にサインしたり会館に行ったりするのも嫌、自分には自分の価値観と考えがある、とかでわかって……くれたらみんな悩んでいないですよね。
 彼、両親には信心しているフリしているので両親を目の前にして彼がどこまで言えるかがネックになってくるかもしれません。
 
 もし彼が曖昧な態度を表した時、両親を目の前にして私が彼に文句言う訳にもいかないから(せいぜいテーブルの下で足を蹴る程度?)、今から強くお願いしておかないと!

バリ活の友人との対面

2006年06月30日 | 学会員との結婚への道

 ここ数日、平穏かつ慌しく動いています。
 手続きに、金策に、家電家具探しに、一ヶ月の間でやるにはぎりぎりで、特に土日はテンヤワンヤです。
 
 彼の古い友人でバリ活の牙城会さんとの対面もありました。
 
 
 実はその前に彼が一人でその人の家に行き、本を借りたのですが、その時にその友人Rさん(以下Rさん)に、結婚することを彼が伝えました。
 彼氏にとってはRさんは学生時代からの最も近しい友達であり妄信である事を認めたくなかった存在なのですが、結婚すると聞いたRさんの第一声はこうでした。
「相手は信心しているの? じゃあ折伏しないと!」
 Rさんの部屋ではその時、Rさん以外にも学会員さんがいて唱題会なるものが行われていました。
 無理だと答える彼に対しRさんは説得を続けます。
「入会しなくてもいいからお守り御本尊だけでも持ってもらおう」
 彼が困り果てた頃、ちょうど胸騒ぎがした私からのメールがきて、彼はそれを合図に帰ってきたようです。
 
 他にも色々と言われたようですが彼曰く「話し方や言い回しは柔らかいが言っている内容は両親と同じ」だったそうです。
 夫が信心しない例はあるけど嫁が信心しないのはダメだとか散々言われたようです。
 それからRさんが最後に出した「お守り御本尊」。
 入会しなくてもいいからお守り御本尊だけでも持ってもらおう、との話。
 
 お守り御本尊は創価学会の会館に行かなければもらえません。
 
 ここまでは知っていました。
 それから。
 
 お守り御本尊は入会しなければもらえません。
 
(創価学会嘘つきさんから教えて頂きました)
 
 おかしいですよね。
「入会しなくてもいいから、お守り御本尊だけでも持ってもらおう」
 とRさんは言ったのです。
 

 でも、入会しないともらえないんです。
 何も知らず会館などに行けば、お守り御本尊をもらうための書類を書かされ、本人も知らぬうちに入会です。
 彼にも確認しました、その通りだと言いました。
 うちの非活の彼氏ですら知っている事です。
 
 彼はRさんの発言に「引いた」そうです。
 それと同時に、かわいそうだと思ったとも言いました。
 しかしRさんの言う言葉は少し前まで自分も信じて疑わなかった事で、MCをチョココがうまく解いてくれた事に感謝している、と話してくれました。
 
 それで先日、Rさんに借りた本を返しに行く事になり、私はどうしても時間の余裕のある時を避けて欲しかったのです。
 囲み説得のセッティングをされたくなかった、彼も同じことを考えていました。
 毎日牙城会の活動で忙しいRさんに連絡して「本を返すだけ」の約束を取り付け、私はそれに付いて行きました。
 
 当然、私が一緒に来る事を知らなかったRさんは驚いていました。
 私はRさんに笑顔で「お話はいつも聞いていたのですがお会いしたことがなかったので一度ご挨拶をと思いまして^^」と名前を名乗りお辞儀しました。
 それから「これからよろしくお願いしますね^^」と念押し。
 慌ててRさんは私に習ってお辞儀をしてくれました。
 Rさんはあまり女性が得意でなく(毎日牙城会の活動が忙しくて彼女作る暇もないとのこと)私の顔もほとんど見てはくれませんでしたが、学会に関する事も言われませんでした。
 このRさんという人自体にはそんなに悪い印象はなかったです。
 大人しくて、真面目そう、といった感じ。
 でもこういう時普通は「おめでとうございます」とか「よかったね」とか言うと思うんですけど、学会的にはおめでたくないのか、言ってはもらえませんでした。
 
 彼に対しては、本を返すと「ど、どうだった? 何かの役に立った?」と私の手前控えめに聞いています。
 恐らく本来ここで説得するつもりだったんだろうなと横で冷ややかに見ていましたが、彼氏が「別に普通、特にどうという事はなかったな」と言ったのでそれで話も打ち切られました。
 
 大人しい人とはいえ、堂々と学会員さんの前で挨拶ができたことは、私にとっても少なからず自信になりました。
 こないだは彼のいない遅い時間に来た聖教新聞啓蒙のお姉さんを一人で追い払ったし^^;
 私も成長しなくては。
 
 
 Rさんとの対面以降、彼は何か吹っ切れたようで「自分はどちらかというとアンチ」とまで言うようになりました。
 かずさんの件もあり、自分の両親だけがおかしいのではないと実感したようです。
 そして彼は学会とは関係の無い、仕事まわりの人達に結婚する事を話し、とても祝福されたと嬉しそうに話してくれます。
「おめでとうっていっぱい言われた」と、驚いていました。
 よく考えたら言われていなかったんですよね、彼の両親からも彼の友人(全て学会員)からも。
「おめでたかったのか!」とでも言わんばかりに子供のようににこにこしています(笑
 
 彼が会社で私の写真を見せて「可愛いって言われた!」とその時の話をしながら私の頭を撫でてくれたり、周囲が歳の差を聞いて犯罪だと冷やかされたとニマニマしたり、新居の話をしたら羨ましがられたとか、最近の彼はとてもかわゆいです。
 少し前まで考えられなかったくらい素直で、そんな風に素の表情で笑う「本当の彼」を大切にしたいと思いました。


新居

2006年06月20日 | 学会員との結婚への道

 最近悲しい話が多かったので、たまには明るい話題。
 たまには、というかあまりなかったかも^^;
 
 新居が決まりました。
 不動産巡りはタイミングだと思っていたので早めにまわっていたのですが、最有力候補としていた物件が平日中に先に売れてしまったその日に飛び込んできた新物件がありました。
 これが、すごいんです!
 デザイナーさんが手がけた家で、今流行りのリビングイン階段、窓が多くて人と目が合わないように設計されてて、天井は高いし庭は広いし南だしで、他にも私達の好みど真ん中な条件ばかり。
 数邸しかなくて、角地の一番気に入った家をその日に決めてきました。
 その日のうちに全部完売したので、即決してよかったと彼と何度も言い合いました^^;
 
 学会問題だけを残して、私達は無事に進んでいます。
 
 不動産巡りの際、私の母も混ぜて一緒にまわっていたので、彼と母のぎこちなさが徐々にマシになってきました。
 私が少し離れている隙に、現地のデザイナーが「ご夫婦ですか?」と素で母と彼に向かって話し掛けていたり(笑
 母、若いんですよね^^;
 私が飛び出して、「こっちは母なんですよ、私です」と言うとまた驚かれて、若すぎる! と言われて母も気をよくしていたみたいです。
 
 
 彼の母からは「親を裏切るのね、親を信じられないのね」といったメールが届きます。
 親子の情を利用したかけ引きのような手を使う、本当に許せません。
 子供にとってこれ以上の脅し言葉はないでしょう。
 さすがの彼も落ち込んでいました。
 
 新居の件で毎日慌しくて、引渡しまでそんなに期間がないので揃えなければならない家具や家電の話をいつもしています。
 その話をしていると彼も明るく笑ってくれます。
 新しい家具や家電、お庭をどうするかと二人で妄想するのは楽しくて、こういう普通の幸せを二人で感じていけたらと思います。
 
 人生抄を少し読みました、これから続きを読みます。
 そのうち感想など書いてみたいと思います。
 とりあえず、彼のお父さんとの対立時に使える文章探し頑張ります。


連日の電話説得に

2006年06月13日 | 学会員との結婚への道

 たくさんの助言ありがとうございます。
 あの後、次の日も彼の母親から彼へ、長文の説得メールがきて、その内容は「相手が入会できないならその人とは縁がない」といったものでした。
(詳細は別途)
 帰宅してすぐ彼はそれを私に見せてくれて、返信もしてないことを教えてくれました。
 
 それを見てたまらず、私は自分の記事を初めて彼に見せました。
 それから頂いたコメントも見せて、彼が記事を読んでいる間にもどんどんコメントが寄せられて、彼もとても驚いています。
 世間から見て、また元学会員の方や2世3世の方々から見て、自分達はこう見えるのだと彼が初めて知った瞬間でもありました。
 今まで彼は、私のブログに許可を出してくれてはいましたが覗いた事も、覗こうとした事もなかったのですが熱心に見入ってくれます。
 両親との一件で、彼も学会への疑問を持ち、確信に変える事ができたようです。
 このブログで頂いたコメントは私達の財産です、まずお礼を先に言わせてください。
 ありがとうございます。
 
(6/16:追記:前記事のレスは一応全てし終わったと思います、漏れがありましたらお知らせください)
 
 ちょうどブログ記事とコメントを読み終えた時に、また彼の父から電話がかかってきました。
 前日に続き1時間もの通話で、前回と同じくどちらかの充電切れにより終了しましたがそれがなければいつまで続くものかわかりません。
 
 これから取っておいたメモを見て思い出しながら内容を書きます、それから彼の胸中にも変化があった事をその後に書いてみます。
 
 
 まず彼のお母さんからのメールの要約です。
 
 私の何十年もの信心の中で、信心しない嫁と結婚して今になって宿業が出て相当苦しんでいる人が身近に何人かいます。
 使命を忘れ、又福運が切れると待っている宿業が出てくる、以前信心を離れた結婚をするとその先は地獄の苦しみの生活が待っていると言った事覚えてないの?
 一時的には幸せそうでも、長続きするはずは絶対に無い!!
 自分の長い信心で断言出来る。
 どんな事があっても信心で乗り越えて、何よりお父さんが言っていた絶対の幸福な人生であって欲しい。
 難しく考える事はない。
 ○○家の信仰を一緒に守って欲しいと勇気を出して彼女に言ってください。
 一番の根本を忘れてる!
 彼女がそれで結婚が嫌だと言うなら人生のパートナーではなかったという事、本当に結婚したいなら言う事を聞いてくれるはず。
 なぜなら○○家の一員になる人は必ず信心する人が縁するはずで、そのために私達は頑張っている。
 他の兄弟はあなたと違いますよ、結婚相手を必死に折伏し祈っています。
 兄弟は信心や先生への思いを忘れる人間ではありません。
 
 
 彼はこのメールには返信しないまま帰宅しました。
 彼のお父さんからかかってきた電話内容(あまりに声が大きくて部屋中響き渡っている)からも、返信していないとわかります。
 
 地獄の苦しみが待っていると脅し、会ってもいない私を信心していないというだけで絶対に長続きしないと断言し、考える事を停止させ、信心しないなら人生のパートナーではない、と。
 大好きな彼のお母さんを悪く言いたくないですが、なんて失礼な事を言うんだろう、と悲しみより先に怒りが爆発しそうでした。
 
 
 彼のお父さんの、今回の会話内容は前回とは若干違いました。
 彼の態度も、返事も。
 
 その会話内容を書き出します。
 
 お母さんからのメールを読んだだろう、わかっただろう。
(わからない)
 お前、来週一人で帰って来い。
(仕事があるから無理)
 遊びだろ? 遊びなら断れ、全部断れ、人生かかった大事な話だ。
(遊びじゃない)
 お前の結婚を祝いたいから、祝える形にするために一度しっかり話さないといけない。
 彼女にも納得してもらわないといかん。
(二人の間ではもう納得している)
 あほ、そういう事やない、いいから一度一人で帰って来い。
(話しても反対するんだろ、と彼)
 反対やなんて言うてへんやろ。(←確実に何度も言ってる)
(言ってる)
 あほ、あほ、彼女の事何も知らんし、お前からどういう人かきちんと話してもらってから連れてくるのが筋や。
 どんな女か知らん、いきなり連れてきても会わん。
 いいから来週一人で帰ってこい。
(そのために連れて行くんだし、彼女の話を自分が話すと内容も変わってしまうかもしれないし2度も行く意味がない)
 あほ、あほ、どこの田舎の邪教でもな、嫁に入った女はな、どこの邪教でもその土地に染まるのが当たり前なんや。
(そんなものは昔のものだろ)
 お前はあほや、わしもそうしてきたんや、幸せはどうするんや。
 お前、地獄に落ちるぞ。
 信心してるんやろ、創価の学校ずっと通ってきたんやろ、それを全部否定されとるんやぞ。
 誰のおかげで生きてきたんや、一人で生きてきたんかお前。
(それは感謝してる)
 この事を誰か幹部の人に相談したか?
 彼女が入会を拒否しているんですって相談したんか?
 誰でもええ、幹部に聞いてみろ。
(しないし、どういう答えが返ってくるかわかってる)
 あほ、なんやそれ、人に相談するのは当たり前やろ。
(できたら入会させた方がいいですねーって言われるだけだろ)
 あほ、あほ、できたらやないわ、必ず、や!!
(人に相談するのが当たり前なら、相手が学会員である必要はないはずだ)
 あほ、お前はあほだ、御本尊は命やぞ、命より大事なものやぞ、それを持っていない外部の人間に何がわかる!
(同じ人間だろ!)
 お前が言うてるのは外部の理屈や、お前あかん、やっぱり来週一人で帰って来い。
 電話じゃ大きな声も出せんし親の顔見てしゃべれ!
(電話でも十分大声出してるし、話せてる)
 子供どうするんや、学会に入るかどうかの判断なんて十五とかにならんと言われへんぞ、ええんか!
(うん、それでいい)
 あほ、お前はあほだ、どんなええ女やねん、なんか負い目でもあるんか、そうやろ。
 お前その女に負い目があるんやろ、なんやゆうてみろ。
(そんなものあるわけない! 本人の気持ちはどうなるんだ!)
 いいやお前その女に負い目があるんや、週刊誌やらその女やらから教えこまれたんやろ。
(そんなものない! 自分が好きだっていう気持ちはどうなるんだ!)
 学会を否定するってことはお前自身をコケにしとるんやぞ。
 嫁になるんやったら信心するんが当たり前や。
 負い目がないんやったらついてこさせろ、言うこと聞かせろ。
(そんなことするつもりない、全てが思い通りにはならない)
 彼女連れてくる前にお前が一度一人で帰ってきて、ちゃんと話せ、そうやないとあかん。
(行ったって信心させろっていう話にしかならんやろ!)
 あほ、あほ、お前はあほだ!
(信心さえしてればどんなんでもええって言うんか!?)
 あほ、当たり前やろ!!
 そんなもん当たり前や、まずは信心や!
(……)
 嫁に信心させんでもええって言う幹部がおるか聞いてみい!
 おったら認めてやるわ!
 いいから一人で帰って来い、そうやないと連れてきても玄関には入れへんぞ!
(俺と彼女を家に入れないってことか)
 お前は入ったらええ、その間彼女は玄関の外におったらええやん。
(……)
 そんなもん知らん、絶対入れへんで!
(それは学会以前に人としてどうなんだ?!)
 ええからお前一人で帰ってこい、わしとお母さんとでゆっくり話してやる。
 信心さえしてれば幸せになれる。
(じゃあ信心してれば犯罪がなくなるって言うのか?)
 ああ? 世界中の人が学会員になれば犯罪はなくなるやろな。
(あの事件やあの事件、あの事件も学会一家なのに犯罪犯してるけど?)
 あほ、それは週刊誌の言う事やろ、お前週刊誌の言う事信じるんか。
 週刊誌もネットもあんなもん嘘ばっかりや!
(父さんは自分で調べたの?)
 あほ、そんなもん見る気にもならんわ。
(調べても見てもいないのにどうしてわかるんだ)
 そんなもん当たり前の話や! あんなもん嘘ばっかりや!
 それにな、自殺するようなやつは元々上辺の信心や、犯罪犯すやつもみな上辺だけの信心や。(←この発言許せない)
 お前ほんまあかん、一度帰って来い。
(行っても納得しないよ?)
 あほ、あほ、ちゃんと親の顔見て話せえ!
 ええから帰って来い!
 
 
 ここで充電が切れたので電話を切りました。
 実は私この時耳栓してたんですけど、ずっと丸聞こえでした。
 そのくらいに十分大声で話しているし、一対一で話すのに電話も対面も変わらないと思います。
 終始、一人で帰ってこいと言っていたようにそれが今回の電話の目的だったようです。
(会話内容で何度も重複していますが敢えて書きました、実際にはもっと言っていたと思います)
 
「あほ」という単語が前回に増して、記述した以上にもっと使われていて、それが聞こえるたびに私がイラっとしていました。
 そのうち、あほって言うな! って我慢できなくて口パクで言ったら彼がなだめてくれて、「ああ俺はあほだ」と言い返す場面もありました。
 前回と違って彼が強気で、途中でいつも大人しい彼が大きな声を荒げる事すらあり、特に「彼女に負い目があるのか」と言われた時には私の顔色が変わったんですけど、それ以上に彼が強く否定してくれました。
 
 電話を切った後、彼は私のブログでリンクさせてくださっている方々のブログに興味を持ってくれました。
 白いチワワさんのブログは以前彼も読んだ事があったのですが(過去記事こちら参照)その更新された記事と、こすとこさんの逆アポなし訪問記事canary_windさんの絶対的幸福についての記事犬のメメさんの記事も読んで所々面白い箇所でウケていました、非常に真剣に読んでいました。
 
 これならきっとと思い、創価学会嘘つきさんのブログを彼に紹介しました。
 学会&非学会の話、つらさに関しては否定する事の出来ないものですが、創価学会の組織自体への、MCへの否定は拒絶反応が大きいかもしれないと考えていたんです。
 私が読んで欲しいと思ったものを読んでもらった後、もくじから彼が興味のある記事を一人で読んでいました。
 
 以下、自分用メモ代わりでもありますが私と彼以外にも参考になるかもしれないので、その記事のタイトルを書き出しますね。
 
05.入信編その4 幸せになっていない人
19.創価学会の幸福とは?
20.創価学会を断るには?
23.弓谷元全国男子部長の解任 その1
24.弓谷元全国男子部長の解任 その2
37.創価学会を断るには? その2 (興味ありません。で断れない身内の場合)
60.女子部の少なさ
 
 私が勧めたのは05と20と37です。
 それ以外は彼が進んで選んだ記事でした、その他に、
 
73.池田大作氏の名誉や表彰(創価の財務とは? その2)
 
 73を以前読んでもらって、池田大作氏を無条件に崇拝する事について疑問を投げかけた事があります。
 
 彼が記事を読んだ中で強く興味を持ったのは、この文章です。
 
>>  そして学会指導も場合によりけりで変わってきます。
>> 昔は病気の人がいると一家で信心しないから治らないんだ、病気になるんだ!駄目なんだ!何て言う指導があったそうです。
>> 学会には「一家和楽の信心」という指導もあり、家族全員信心していないと駄目だ!なんて厳しい物からあなた1人でも信心していれば、家族全員を幸せにしていける、という指導もあります。
>> 実にその辺はあいまいです。

 
 この「あなた一人でも信心していれば、家族全員を幸せにしていける、という指導」についてです。
 彼のお父さんは「幹部で一人でも、信心させんでもええって人がおったら納得してやるわ」というような事を言っていたので、恐らくいないだろうという前提で話されていますが、もしこの教えが実在するならばお父さんの言い分は間違っている事になります。
 また「そんなもん知らん!」と白を切られるかもしれませんが、突きつける価値はあると思います。
 2世3世さん、元学会員の方々、現学会員の方でも幹部の方でも構いません、事実としてそういう教えがあれば教えてください。
 どこで聞いたとか、聖教新聞記事でも何でも構いません、資料があれば非常に助かります。
 
 個人的には池田大作氏が家族を折伏していなくて浄土宗である事を初めて知って、それが納得いかないです。
 どうして私達がつらいめに遭っているのに本人は知らん顔なんですか?
 
 通話中、彼が怒りで声を荒げた時、手が震えているのに気付いてたまらない気分になりました。
 
 彼が昨日寝る前に、バリ活がこの記事を見てどう思うのかな、と言いました。
 何を言うかは想像できるじゃない? 出て行ったら囲まれるよ? と私が言ったら、もう今は囲まれても洗脳されたり納得したりする事はない、と言ってくれました。
 もしかしてマインドコントロールから開放されつつある? と聞いたら、そうかもしれないとも。
 
 実は彼が帰宅する前に男子部のアポなし訪問が来て、わかりやすいなぁ前途多難だなぁとそれも含めて気分が悪かったのですが、彼が自覚し始めてくれたのは本当に嬉しかったです。


入会しないなら結婚を認めない、と。

2006年06月12日 | 学会員との結婚への道

 私が考えていた以上に、実情は酷いものでした。
 また急展開ですみません。
 愚痴らせてください。
(一部引用コピペ不可の部分があります、この記事の最後参照です)
(6/12夜:加筆修正、記事末尾に補足)
 
 
 彼の、母親(以下:彼母)から、彼の携帯にメールが届きました。
 彼母は先日の電話(←過去記事参照)以来の登場です。
 彼母は1世学会員で結婚時に夫を入会させ、幹部経験者でもある完全なるバリ活さんです。
 彼から許可が下りたのでメールの内容を書きます。
 
「日曜日帰ってくるの?
 もしそうならば早めに連絡ください!
 それと○○君がなんと言おうと信心の話はしますよ!
 やさしく話すから心配しなくていいよ。待ってるからね!」

 
 ちょうど私と彼は車の中で、彼は運転していたのでメール開封を私に頼んだ時でした。
 えらいものを見てしまいました。
 
 ネットで見た通りのバリ活さんの反応だ! とのん気にも吹き出した私ですが、すぐ事態の重きを悟り彼に伝えます。
 彼も「げっ」という顔をしていました。
 私が察するに、まだ日にちがあるのに早めに教えてくれというのは、もしかして学会員の知り合いでも調達する気だったのでしょうか?
 いくら食事の手配や掃除云々あれど、連絡が3日前くらいでも問題ないはずです。
 
 彼の返したメールはこうです。
 
「帰るのは再来週にしました。
 相手の親御さんには先日挨拶してきました。
 信心の話は控えめにお願いします」
 
 すでに彼の親御さんには私が嫌がっていると伝えてあり、それが事実なのですから控えめにとお願いするのは当然ですよね。
 いきなり初めて遠くからの来客に、相手が嫌がることを強要すること事態が非常識です。
 
「わかりました。 が、○○君そんなのでいいの?
 なにより信心でしょ? 大事な事忘れてない?

 
 血の気が引きました。
 彼も返信します。
 
「自分の信心に関しては彼女に認識してもらってるし、
 彼女が無理なら仕方がないんじゃない?
 一度話して相手が納得しなければそれで諦めてね。
 自分は彼女が信心しなくてもいいと思ってる」
 
 しばらくしてまた彼母から、今度は長文が届きました。
 長いので、かいつまんで書きます。
 
 いつからそんな考えになったの?
 彼女はしなくてもってどういう事?
 ○○君が決めた人なら反対はしないと決めていた(過去形)が、それは信心さえしてくれれば何も言う事はないから。
 何で信心できないの?
 凄く悲しい!

 
 こんな感じです。
 私と彼が絶句したのは言うまでもありません。
 
 反対しないことを過去形にし、それは信心さえすればという事。
 つまり、信心しなければ反対しますという事です。
 彼が返信内容を考えていると、突如彼母から電話着信。
 思わず顔を見合わせ、携帯を手に取りまごまごしているうちに勝手に留守電に転送されてしまい、すぐに留守電通知が届きました。
 
「相手を信心させんでもええっていうのはどういうことや」
 
 電話のしゃべり手は彼母ではありませんでした
 ドスの聞いた男の人の声です。
 それから次に、それまでどこか楽観的だった私達の表情が一気に凍りつく言葉が出ました。
 
「嫁にする人を入会させんでもええって、
 
  お前、どうなるかわかってるやろな

 
 
 どうなるかわかってるやろな。
 こんなのヤクザじゃん!? って私は思わず叫んでいました。
 彼も意外そうな顔をしています。
 声の主は、彼のお父さんだそうです。
 
「これ聞いたら必ず電話してこい」
 
 そして留守電が切られました。
 彼は必死で、そうじゃないんだ、どうなるかわかってるやろな、っていうのはチョココを脅しているわけでなくて自分が地獄に落ちるとかそういう事を言ってるんだ、と弁解しますが、そんな弁解必要ありませんでした
 自分と結婚する事に対して、愛する人がそんな風に言われて、黙っていられる婚約者がどこにいましょう?
 
 彼のお父さんの言ってる事おかしいよね? と彼に問い掛けたら、何度も頷いていました。
 
 
 仕方なく彼は電話をかけます。
 部屋にいるままかけたので、電話口に出た彼のお父さん(以下:彼父)の声はだだ漏れです。
 なぜなら、凄い勢いで、凄い音量でしゃべり始めたからです。
 
 彼とお父さんの会話を要約しながら再現します。
 1時間半に及ぶ通話のため、長いです。
 誇張は一切していません、むしろ押さえて書いています。
 
 
 信心させなくてもいいっていうのはどういうことだ?
 お前が養っていく相手だろ?
 ついてこい、と信心させるのが当たり前だろ?
 お前は男なんだからついてこさせろ。
 ○○家の嫁に入るんだから当然だろ?
(そうは思わない、と彼が答える)
 子供はどうするんだ、入会させないといけないに決まっている。
(そうも思わない、子供が大きくなってから自分の意志で決めさせると、彼が反論)
 お前はあほだ、だめだ、自分で考えさせるなど朱に染まる。
 入会しないならば結婚は一切認めない、勘当する。
(うん、と彼)
 連れてきても会いたくない、挨拶もしない。
 毎日勤行やっているのか、会合行ってるのか、彼女を説得したのか、説得している間に勤行を命をかけてやったか?
(やっている、と彼は答えた。 が嘘である。 してないと言えばいいのに)
 そうしていれば必ず信心すると言ってくれるはずだ。
 信心しない女なんぞなぜ好きになった、そんなにいい女なのか?
(うん、と彼即答。 一生一緒にいたい人だと答えた)
 お前の幸せはなんだ、その女と一緒にいて上辺だけの幸せか。
(彼、露骨に嫌な顔をする)
 それでもその人と結婚するのか、そうならば身内でも冷たく言うぞ。
 お前は苦労するだろう、路頭に迷うだろう、惨めに地を這いずりまわるだろう、そうなってももう知らないからな。
 お前、地獄に落ちるぞ。
(を会話中に計3回)
 その人と結婚してどうするんだ、一家和楽の教えがあるだろう。
 池田先生にその人と結婚しました、とお前は報告できるのか?
(池田大作は必ず結婚相手を入会させろとは言っていないだろう、と彼反論)
 お前はだめだ、あほだ、池田先生は外部がいるからそう言っているだけだ
 池田先生に報告できるのか?(←を何度か言う)
 中高大と創価の学校で何を学んできたんだ、もう一度しっかり命をかけて勤行しながら彼女に説明しろ。
(わかった、話してみる、と彼返答しながら私に笑顔を送る)
 説明してから来週電話してこい、お前が実家に連れてきたら俺達がしっかり教学について説明してやる。
 それで駄目ならお前が考えればいい。
(考えればいいって言うけど、結婚反対するんだろ、と彼が反論)
 反対とは誰も言っていない(←確実に何度も言っている)
言ったよ! と彼強く反論)
 そんなもん知らん、お前が自分で考えろ。
 お前、今度一人で帰って来い。
 お前もう実家に戻ってこい、こっちで就職して一から教学を勉強し直せ。

(当然、彼反論)
 
 
 以上です。
 途中で向こうの充電が切れたらしく通話できなくなったので終了。
 通話時間はちょうど1時間半でした。
(かかってきた通話記録時間と、途中で切れたのでかけ直したリダイヤル記録時間から算出)
 
 
 アンチの皆さん、同じ悩みを持つ皆さん、この内容どう思われますか?
 異常だ、おかしいと感じるのは私だけですか?
 
 
 大きな声、かつ乱暴な言い方で「お前はだめだ」を連呼する彼父の言葉を聞きながら、「信心が足りない、お前はだめだ」などと父親に言われ続けて板橋両親殺害事件を起こした中学生の事件を思い出しました。
 その中学生の一家も創価学会員でしたから。
(詳しくは、「創価 板橋両親殺害事件」で検索すればたくさん出てきます)
 
 私の彼氏はきっと、生まれてからずっとこんなことを言われては、親を喜ばせるために仏壇の前に座っていたのでしょう。
 彼の両親は非常に威圧的で、彼は通話中ずっと敬語。
 
 彼が通話している時に、その日の昼に楽しく彼と私の母と3人で不動産巡りをしていた事を思い出して、この彼の両親の有様に涙してしまいました。
 私の母は創価学会が大嫌いですが、私が選んだ彼と仲良くなりたいと、一度も宗教には触れず、彼も母と仲良くしてくれました。
 私には永遠にこういう事ができないのです。
 若干、通話が終わる頃には仲良くしようという気すら失われ始めていましたが。
 
 皮肉な事に、彼の父親の口調は、私に暴力を働いて「お前だけは幸せにならないようにしてやる」と言い捨てた、私の実の父親とそっくりでした。
「創価関連ブログ設立の理由」の私の生い立ち参照です)
 それに気付いたら涙がとまらなくなり、まともに彼のご両親と会話することができないかもしれないと思いました。
 正直に言うと、まだ幼い頃に身を投げた事すらあります、しかし命を拾いそれからは、あんな父親のために自分の人生なくしてたまるか、という思いで生きてきました。
 
 私の父と彼の父は、自分の言う事が全て正しくて、それ以外は間違いである、という考え方まで同じです。
 
 
 電話を切った彼は第一声穏やかに。
「俺、チョココと別れる気ないし、結婚するんだ」と言って、すでに涙でボロボロの私を抱きしめてくれました。
 勘当されたら、ふーんって感じだ、と。
 彼父の発言により彼は、創価学会という組織がおかしい、と強く認識したそうです。
 自分が信じているのは日蓮や法華経であって、創価学会ではないのだと。
 でも籍は抜かない
、と言いました。
 ご両親の事を、池田崇拝ぽいな、とも自ら言っていました。
 MCのせいでアイデンティティが保てないからかと聞いたら、そうだと答えました。
 
 でもあとで調べたら、日蓮こそカルトの大元であって、カルト部分だけを切り取ったのが創価学会であることがわかって、安易に返事したのを少し後悔しています。
 
 それでも、真っ向から父親に対して反論し、私の立場を守ろうとしてくれるようになった彼を嬉しくも思います。
 このような彼のご両親の発言によってそれを知る事になるとは皮肉な話です。
 
 
 私は彼と同じ方向を向いて、一緒に歩いています。
 彼と一緒に家庭を築いて、地味でも平凡でも、毎日笑って過ごせるようなそんな幸せを彼と共に実感していきたいと思っています。
 彼のお父さんは「夫婦で違う方向を向いて、違う目的のために歩いていて幸せになれるわけがない。 上辺だけの幸せでいいのか」と言いました。
 私達は同じ方向を向いて、同じ目的のために一緒になるんです。
 一生この人と一緒にいよう、家庭を築こう、それが方向であり目的です。
 これが上辺だけの幸せだと言うのでしょうか。
 
 信心さえしていれば何をしていてもいいと言う(言いました)彼のご両親の意見こそ、上辺だけの幸せではないですか?
 信心だけしていて、中身が伴わないなど、それが本当の幸せなのだと、私には理解できません。

 
 彼に、ご両親からメールや電話があれば絶対に消さずに、必ず教えてもらうよう約束しました。
 彼が一人で実家に帰るなどもはや、あってはならないことです、囲まれます。
 囲まれるよ! と言ったら、絶対そう、と彼も答えました。
 彼のご両親は創価学会の全てを私に知って欲しいと思っているようですから、ご両親が裏でどのような事を言っているかを知る事も、当然です。
 表の良い面だけ見せて、これが本当の姿ですなどとは、言わせませんよ。
 彼もこれに即賛成してくれました。
 
 
 記事が長くなってしまいました。
 もう誰かに愚痴りたくて、話したくて、爆発しそうでした。
 まだ籍を置いたままの学会員さんにはアンチ度が高くて不愉快な思いをさせる内容かもしれません、ごめんなさい。
 でも、許せなかったんです、学会も、学会員も。
 この記事の彼と彼母のメールのやりとり部分のみ、その部分だけは引用コピペでの他サイトや他ブログでの利用はご遠慮ください
 あまりそういう事はないとは思いますが一応^^;
 アンチとして利用してもらえる場合には、正確な内容と取れない要約程度でお願いします。
 
 一部メールの内容等、加筆修正しました。
 直接本文コピペ以外の、TBや記事リンクなどは彼から許可を得ました。
(メール部分以外はコピペもリンクも可です。)
 学会問題のために役に立ててもらえたらと思います。


結婚の挨拶時の囲み折伏

2006年06月10日 | 学会員との結婚への道

 彼に昨夜、あるアンチブログさんを見せました。
 というのも、あまりにもタイムリーで、かつリアルに「結婚の挨拶時の囲み折伏」と「聖教新聞ネタ」が描かれていたからです。
 面白く書かれていたので、彼の拒否反応も薄いだろうと踏みました。
 
 私はこれを読んで少し、彼は大丈夫だろうか、と不安になりました。
 彼と彼母の電話での内容は過去記事「バリの彼母、強敵。」参照です。
 
 彼に見せたのは白いチワワさんの「隠れアンチ創価学会員生活」です。
 記事数自体はまだ7つ程度で読みやすいので、私と同じ状況だったり似た悩みを持つ方は1つめから読んでみることをお勧めします。
 私は吹き出しつつも、これから対峙するのはこういう人達なのだと実感させられました。
 
 相手がわかれば、対応策も練られるというものです。
 
 彼にこれを読んでもらって、折伏される側がどういう気持ちであるかを知ってもらいたいと思い、夕飯前に「これ面白いよ」と言って見てもらいました。
 あまりにタイムリーなネタのため、彼もすぐに釘付けに。
 
 私が夕食の支度をしている間に全て読み終えた彼は、大ウケしていました。
「言われてみれば確かになぁ、なるほどなぁ、そうだなぁ」としきりに感心しながら。
 
 おお、わかってくれるんだ! 否定しないんだ! と内心ホッとすると同時に小躍り。
 
 全部読み終えて、次の記事がないことに残念がっているくらいでした(笑
 自分の家族に思い当たる節もあったようです。
 
 それから私は「こういうことにならないよね? 守ってくれる? 学会の話になったらちゃんと話を変えてくれる?」と言いました。
 彼は少し唸った後、大丈夫、と答えました。
 
 もしこの記事を見せていなかったら彼は、彼母ら家族に囲み折伏される私の気持ちに気付いてくれていなかったかもしれません。
 恐らく、彼母らが学会の話題を振り始めたら彼は白いチワワさんの記事を思い出すでしょう(笑
 むしろ、そうなるように仕込みます。
 
 
 彼の実家へ挨拶に行くまでに各アンチブログさんを彼に、適した記事を選んで見せていこうと思っています。
 世間一般が学会をどう見ているのか、どうして嫌われているのか、それを知ってもらい、彼母が私に強引に折伏を進めようとした際にはその非常識さに気付いて必ず守ってくれるよう念を入れてお願いするつもりです。
 
 結婚のご挨拶という、限りなく相手の立場が弱い場において、何かを強要するというやり方は私は嫌いです。
 
 こんな失礼なことはないです。
 
 今夜は私の実家へ、彼と挨拶に行きます。
 母には、彼が創価学会であることと、私と将来の子供は入らなくてもよいことのみ伝えてあります。
 彼に失礼になるようなことだけは言わないようにと母に釘を刺してありますが彼にも、もし嫌な思いをしたらすぐに私に言って欲しいとお願いしました。
 
 のん気な母はそれより何より、家族が増えるのだと泣いて喜んでいたので恐らく大丈夫だと思いますが^^;


非常識という認識

2006年06月10日 | 学会員との結婚への道

 今日は忙しい日になりそうです。
 午後から新居を探すために不動産屋さんへ行き物件巡りのあと、私の実家の母との挨拶です。
 
 相変わらず彼はあまり考えていなく、緊張もないようです(笑
 感情の起伏があまりないんですよね。
 でも少しずつ素直にはなっていきています。
 
 正確な日付と時間は書けませんが、聖教新聞講読解除を願い出ました。
 そしてその日の夜遅く、配達の学会員さんがインターホンを鳴らす。
 思わず彼と目を合わせて「きた!」と言ってしまいました(笑
 
 相変わらずアポなしで、夜遅い時間。
 私は次の日に備えてもうお布団に入っていましたよ^^;
 
 今月分だけは取って欲しいと言われ、手続きも月半ばだと面倒だから、と彼は今月分だけは取ることにしたようです。
 きちんと、この件をどこにも連絡しないようにと釘を刺しつつ。
 
 私が講読解除の張り紙を書いてポストに貼ったので、内容と彼の字でないことが効いたのか、配達さんはそれで帰っていきました。
 彼は、この人はそんなにバリでもなく普通の人だと思うけど、と言ったので私はすぐにそれを否定しました。
 
 
 人が寝ているかもしれない時間にアポなしで訪れる時点で非常識。
 
 
 この当たり前の感覚が学会員さんには欠けているんです。
 彼は「あ、そうか! それはそうだ」と笑っていました。
 迷惑がかかるかもしれない、という思考がないのが学会が嫌われる理由です。
 
 あっさり私の否定意見に同意するようになっただけ、彼はマシになったかもしれません。
 しかし先日の彼と彼母の電話会話(←過去記事参照)を見た感想としては、彼母との対面までにもっと世間から見た学会を彼に知ってもらいたい、と思っています。
 
 
 実は昨夜、彼にアンチブログさんを少し見せました。
 彼の機嫌が良い暇な時間を利用して、彼母との対面までに少しずつ見せていこうと考えています。
 長くなってきたので、次の記事で。


バリの彼母、強敵。

2006年06月08日 | 学会員との結婚への道

 昨夜夕食前、結婚することを彼のお母さんに、彼がメールで報告しました。
 詳しいことはまた後日連絡する、と。
 
 
 するとすぐに彼のお母さんから電話がかかってきました。
 彼の受け答えから、いきなり何の話をしているのかがすぐわかります。
 
「うん、いや、うん、まあ、いや、それは」
 
 電話の向こうの彼母から猛攻撃を受け続け、正面からは私の熱い視線を受けつづける彼(笑
 いきなり嫁姑問題の構図が垣間見えました。
 
「それは二人の問題だから」
 
「本人が嫌がっているのだから」
 
 という言葉を彼は2度使っていました。
 
 電話が終わってからどういう内容だったのか聞きました。
 明らかに動揺している彼、ここは有耶無耶にせずはっきりと全て聞いておかなければとしっかり質問。
 
 ○○家の宗教として、創価学会に入ってもらいたい。
 学会式をしなさい。
 早く連れてきなさい。

 
 3つの話題だけで、相当長いこと通話していたようです。
 そう、長いんです。
 彼が否定しても、断っても、まだしゃべり続ける彼母。
 
 ……強敵ですね?
 
 彼が言っていたよりもはるかに、やばいですね(笑
 彼の大人しい性格からして、母親が強かろうということは想像していました。
 
 しかし常識から考えて、結婚しますというメールを受けてまず言うのは「おめでとう、よかったね」ではないですか?
 ○○家の宗教として、創価学会に入ってもらいたい。
 まずそれですか。
 彼の親戚の中で創価学会なのは彼の両親家族だけなんですけど、○○家の宗教として、とかいきなり威圧的だし非常識極まりない。
 ケバ吉さんから頂いているコメントでのお話を読んで、すごいなーと思っていたけどひとごとではありませんでした^^;
 本人が嫌がっている、と伝えてもなお押してきて、実家へ行った際にはまた直接言われるだろうと彼が言っていたので彼母は諦める気がなさそうです。
 
 あまり悪く言いたくないですが、本人が嫌がっているとわかった上でそれでも威圧的に攻めてくる人だとわかったのでこちらも覚悟して行かないといけませんね。
 
 入会しない、学会式しない、子供も入会しない、新聞取らない、新住所を連絡しない。
 二人で納得したことを曲げられないようにしなくちゃ。
 1つとして妥協はできません。
 
 
 すぐ来なさいみたいに言われたみたいですが急過ぎるのでもう少し後だと伝えたようです。