20年程前、骨董市で求めた品物です。
これはいったい何でしょうか。
ぐじゃぐじゃで、わかりません。
180度回転して見ると・・・
黄色いガラスの上になにやら形が見えてきます。
径 21.2㎝、高 1.4㎝。高台無し。
眠れる少女?
その上を見ると・・・
黄ガラスの上に、鳳凰が描かれています。
実は、骨董市で買ってきたばかりの時は、見事な鳳凰が銀線で描かれていました。
けれども、あまりにもホコリがひどくたまっていて、それを洗い流すため、水道の蛇口の下に置いて栓をひねったのです。
ところが、流れたのは、ホコリではなく銀線(^^;
この品は、七宝の鳳凰紋皿を作る途中の品だったのです(^.^)
下絵の上に、細幅の銀線を切り、下線に沿って曲げて、糊で貼り付けたものでした。
次には、銀線で囲まれた中に色釉を入れていく作業が待っているはず。
おお、これは七宝の製作工程がよくわかる品だ・・・・・
と喜んだのもつかの間の出来事でした😢
裏側は白い釉。
表側の黄釉は、鳳凰の色釉を生かすためのキャンバスだったのでしょうか。
無傷に近い形で残った羽根の部分。
それにしても、細かい仕事です。
でも、少し離れた所は洪水でごっそり流されています。
いくらコロナで暇だとはいえ、流れた銀線を一つずつ拾い、下絵の部分部分に貼り付けていかねばなりません。究極のクロスワードパズル。考えただけで、気が遠くなります😢