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遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

竹花入れ①花器の整理

2020年11月26日 | 花道具

コロナ禍のおかげで、普段は取りかかる気がしないことでも、やってみようかという気がおこる場合があります。

その一つが、花道具の整理です。

私のガラクタではありません(^^;

祖父の品です。私が小さい頃に亡くなって、その後70年間、ずっとほうってありました。

花を本格的にいける者は誰もいないので、何だか訳ありそうでなさそうな物が山のように残って・・・・それをかき分けながら、ほんの少しだけ整理をしました。

 

 幅 28.4㎝、高 37.5㎝、重 4.6㎏。

 

 

 

 

 

銅版が貼ってあり、中に木製の花止めが入っているので、これは間違いなく花器ですね。

 

あらためて見てみると、

なかなかの造形美。

 

 

 

割れもダイナミック。

 

表面は意外になめらかです。

 

所々に瘤も。

 

底を見ると、中は空洞です。

どうやら、素材は竹のようです。

 

切り口を見ると、年輪は無く、ボツボツと小穴があいています。

やはり、竹ですね。

ものすごく大きな竹です。

この部分で、5㎝以上の厚さがあります。

相当枯れているのに、重いはずですね。

 

もうひと踏ん張りして、この花器に冬の花でも入れてみましょうか・・・でも、ちょっと自信が(^.^)

 

 

 


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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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遅生さんへ (Dr.K)
2020-11-25 11:50:41
銅板製の落しとが設えられ、その中に木製の花止めが入っているのでは、花器として作られたものですね。
それにしても、太い竹ですね。それに、なかなかの造形美を供えていますね(^_^)
これだけの竹の素材は、滅多になさそうですね!

遅生さんのお祖父様は、このように凄いものを使って花を活けていたんですね!
故玩館の中には、まだまだお宝が沢山眠っているようですね\(^O^)/
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Dr.kさんへ (遅生)
2020-11-25 12:05:43
道楽者は、私だけではなかったようで、少しは気が楽になります(^.^)

このような巨大な竹が存在するのか、半信半疑でした。
やはり、本土の気候では無理ですね。沖縄や東南アジアの竹ならありそうです。
偶然のなせる技とはいえ、自然の造形美には驚かされますね。
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びっくりです! (highdy)
2020-11-26 09:27:42
恐ろしく大きな竹ですね。
かなり気候に恵まれた環境で育ったものと推測されます。
自然に放置すればそれまでですが、それを活かした方が偉いと思います。
素材も技も、生かすも殺すも人の知恵ですね。
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highdy さんへ (遅生)
2020-11-26 12:07:32
ほんと、ここまで大きいと、竹というイメージを越えています。しかもトグロを巻いています。

いくら大きな竹といっても寿命はしれてますから、こうしてやれば、百年以上いきられる勘定になって、竹の精も満足しているのではないでしょうか(^.^)
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是非!是非! (越後美人)
2020-11-26 20:44:54
これは面白い花器ですね~♪
全てにおいてダイナミック。
是非、どどん~と活けて下さい。
楽しみにしています~(^_-)-☆
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越後美人さんへ (遅生)
2020-11-27 06:47:54
巨大な花器は他にもあります。これは、使いこなすのが・・・
この流派(遠州流)は書院での生け花が主で、一人では持てないような大きな木をいける事もあるそうです。

骨董の小器に、庭の花を入れるくらいならなんとか(^^;
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