雨が激しく降って来ました。
例年の事ですが、低い方の畑(桜の老木の東方)は冠水します。今回も見事に水没。キュウリ、ナスなどは多分枯れるでしょう。これまでに、相当量収穫しましたから諦めもつきます(^.^)
一番の問題は、盛期の瓜です。今年は、どういうわけか大豊作。まだ畑には採りきれていない実がどっさり残っています。
やむを得ず、降りしきる雨の中、少し水が引いた畑へ降りて、決死の覚悟(大げさ)で瓜を収穫しました。
これで半分です(^^;
これは、黄石(こうせき)という品種です。近くの真桑という地区で江戸時代から生産されていた真桑瓜(マクワウリ)を改良したものだと思います。ちなみに、江戸時代、マクワウリは全国的な名産品で、毎年、献上されたそうです。中山道から数km北の片田舎が、瓜で名を売っていたのですね。
そんなこともあってか、この地方で瓜といえば、甘みのある果物の瓜をさします。これまでいろいろな種類の瓜を作ってみましたが、この黄石が一番です。味、風味ともメロンに劣りません(お国自慢(^^;)。
というわけで、今年は、黄石一種類で勝負しました。どんどん育ち、これまでにないほどの出来になりました。
それにしても、見事に実りました。
これはもう、立派な瓜農家ですね(^.^)
どうやって捌きましょうか
この瓜さんたち、もう結構熟れて、柔らかく甘いです。
漬物には時期遅れかとも思うのですが、やってみる価値はあるかも。複雑な味の漬物ができるかもしれません。
びっくりです! どうやって消費しましょう。
メロンとは違うものですか?
マクワウリ(真桑瓜)と呼ばれる場合もあります。
これまで、色々な瓜を作ってみましたが、この瓜が味、風味共に一番という結論になり、今年からこれ一種を作っています。
なお、マクワウリは江戸時代、近くの真桑地区の名産品で、全国的に有名でした。
今作っている黄石は、在来種を改良したものだと思います。
消費の仕方は、やっぱり、あちこちへ配るのが一番でしょう(^.^)
この季節、水分の多いこういった果実は美味しいものです。
黄石という品種なんですね。
私も作ってみたくなりました。来年は挑戦してみよう。
黄石(こうせき)の苗は、6月中旬には売り出されると思います。そして、きっちり、お盆前に実ります。
病気にも強く栽培容易ですから、ぜひ作ってみてください。
今は甘いメロンが主流ですが 産直には毎年このマクワウリが並びます。
子どもの頃を懐かしんで 私のような団塊の世代が買うらしいです。
メロン、落ち瓜、タイガーなど色々栽培してみたのですが、結局、マクワウリ黄石に落ちつきました。
やはり、団塊の世代だからでしょうか。こうなったら、いっそ、瓜の名称を「団塊」にしてしまったらどうでしょう(^.^)
丸いメロンと違ってどれも甘い。当たり外れがなく、歯触りも優しいし。
こんなに沢山とれるのですね。
「マクワウリ」と言っていましたが、真桑、なるほど「真桑うり」のほうがいいですね。
時代劇には、この瓜を食べるシーンがさりげなく出てきますね。
江戸時代は、真桑瓜が代表的な果物の一つだったのでしょう。ちなみに、この真桑という集落には、人形浄瑠璃も伝わっています。