遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

よくやった!青枯病打破のピーマン

2023年12月09日 | ものぐさ有機農業

これまで何度か、青枯病についてブログを書いてきました。

というのも、ここ十年ほど、夏野菜のピーマン、シシトウ類が青枯病にやられ、何年間かは全滅の状態が続いたからです。

特に、ピーマン類が弱く、春先に苗を植えたらそのまま枯れてしまいました。他のトウガラシ類も、ようやく実り始めた頃に、バタバタと倒れました。

そこで、青枯病を克服すべく、いろいろな試みを行ってきました。

その中で、最も有効であったのは、土造りの段階でのカニ殻投入と枝を縛って育てていく垂直栽培法です。

カニ殻は青枯病菌をやっつける放線菌を増やします。垂直栽培は、青枯病のアタックを受ける作物の根を壮健にします。

今年は、12本植えた苗の内、9本が育ちました。夏のおわりまで、大量の実がなり続けました。9月中頃から順次枯れていきましたが、9本の中で飛びぬけて成績の良かった1本のピーマンは、12月の今日まで、健気に実をつけてきました。

盛期には、2m近くの大きさでした。人間と同じで、年をとると少し縮むのでしょうか(^^; 

幹は、下手な植木顔負けの太さです。これ1本で、10㎏以上の実を収穫しました。

しかし、寒くなってからは花をつけることもないし、霜にやられた葉枝は枯れてきて痛々しい。

もう、十分頑張ってくれたので、静かに眠っていただくことにしました。

葉の間に隠れていた実を回収したら、

まだ、これだけありました。

しかも、つやつやジャンボ。

来年も、カニ殻と垂直栽培で行きます。

そして、さらに生菌投入でパワーアップも計画中(^.^)

コメント (6)
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