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元祖 現代版質素でエコな生活!

2008年03月11日 15時58分19秒 | Weblog
今どれだけ質素にして家計費を浮かせるかなどという質素な生活は、恥ずかしいことでなくむしろエコロジーな生活となってきた。

元祖 現代版質素でエコな生活!それは、私の父のこと。

とにかく質素だった。昔の人達は、物がなく本当に質素というか貧しい生活を強いられていたが、私の父は、戦後景気がよくなり、それなりにお金も貯まるようになっても質素だった。

まず風呂の湯は、洗濯はもちろん、バケツに1杯づつ汲んでトイレにおいてあった。もちろん水洗トイレですが・・使用後流す。

下着はあまり洗濯機で洗うと、繊維をいためるので、手洗い!もちろん自分で。

電気はこまめに切る。父の店では、トイレの電気が自動的(センサーでなく物理的に)に入るとつき、出ると切れるようになっていた。

靴下は、底が破れると半分に切って上下逆にしてつなぎ合わせる。

母より後に起きるので、自分でふとんを上げ、掃除機でなくほうきで部屋のほこりを掃き出していた。

料理でも、サトイモの皮は、包丁でしごくようにむく。分厚く芋まで切り取らないように、など とにかくもったいないことはしない徹底した節約主義でした。

私が結婚して6年目、火災に遭い、たんすなどの嫁入道具が半焼したので、父は自分が持たした嫁入り道具でもあるので、焼け焦げたたんすを持っていって自分の物置の棚代わりにしていた。


老後には、家庭菜園で野菜を作って節約とともに、楽しんでいた。

現代の人たちは、節約して浮いた分、旅行や家族の楽しみに使っているようですが、父は人様のために、自分のできる範囲内で相当な犠牲は喜んでさせてもらっていたようです。

明治42年生まれ、修行中に関東大震災に遭い、戦前戦後のきびしい時代にもまれ、徹底した節約主義の人生でした。

今 生きていれば、節約のアイデアもっと生まれていたのでは?・・と思います。