きっかけは可愛かったから・・

中国語を始めたきっかけは発音が可愛かったから。あれから33年。寄り道もしたけどやっぱり中国語に戻ってくるんだよね

伏見の舟下り

2017年12月21日 | 通訳ガイド(関西)
ニーハオ!


伏見のお話の続きです


伏見では舟乗りが楽しめます。
何度も言いますが、伏見稲荷大社だけではないんです(日本人は知ってますね

楽しめる舟は2種類あります。

十石舟三十石舟です。


Wikipediaより
「十石舟」「三十石船」は、江戸時代に伏見からの酒や米などの搬出および旅客を大坂と行き来させるため、宇治川派流と宇治川・淀川の間を航行する輸送船としてはじまり、明治時代末期まで存続した。

そして、1988年に観光船として復活させたんだそうです。

今回は十石舟に乗ってきました。三十石舟に乗ろうと思っていたのですが、乗り場がイマイチわからず、それらしき舟も見当たらずぶらぶら歩いていたら十石舟乗り場を見つけたのです。

乗り場は月桂冠大倉記念館裏の弁天橋です

寺田屋から歩いても10分もかからないくらいです。
⇩乗り場です


⇩乗り場の弁天浜


⇩十石舟です


ルートですが、弁天橋を出発してしばらくは柳並木と酒蔵が間を下っていくのでとても風情があります。
途中、三栖閘門で下りて、資料館を見学します。乗ってきた舟には前に降りて資料館を見学していたお客さんが乗って行くので、降りるときは忘れ物はないように
次の舟が来るまで資料館を見学したり、淀川を眺めたりと自由時間です

青い線のところが風情があって外国人にも受けそうです。

⇩風情ありますね〜。桜の季節はもっときれいなんでしょうね。あっ、桜の季節は予約必須だそうです




途中、竜馬とお龍の像があります。ここから新婚旅行に出かけたそうです。なんでも、日本で初めての新婚旅行だとか・・


黄色い線の両側は現代の家が立ち並んでいます。魚釣りをしている人もいました。


緑のところが三栖閘門で、ここで下ります。

⇩ 三栖閘門と資料館です


資料館はとても小さく、興味がなければ5分もいりません
じっくり見ても10分くらいでした。
舟が来るまで20分もあるのでつまらないと感じる人もいるかもしれませんね。

⇩昔の伏見の様子です

⇩伏見にあったお城。伏見城と淀城しか知りませんでした。

⇩いろんな舟があったんですね〜


所要時間は55分ですが、約25分は三栖閘門の資料館にいるので、舟に乗っている時間は思っている以上に短めです。

お値段は大人1000円

倉敷の舟下りは20分の乗船で500円

資料館のお値段が含まれているのでしょうかね~

資料館なしでもう少し安かったらなぁと思います。
だって、外国人が資料館に行ったところで、ガイドでもいれば別でしょうが、外国語併記も案内もないので、外国人は何したらいいかわからないんじゃないかなぁと思います。

私たちが帰るころに舟にのって資料館にやってきた台湾人はあそこで何をしてたのでしょうか・・


舟はバス一台分の人数は乗れませんので団体には不向きですね。
個人のお客様にならおススメできますね。


京都で神社やお寺に飽きたらここをおススメするのは如何でしょうか。


京阪電車中書島駅より徒歩5分だそうです

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伏見(寺田屋)

2017年12月16日 | 通訳ガイド(関西)
ニーハオ!


一先ず、長男がインフルエンザから脱出しました

次男は、朝は熱が下がり、夜になると熱が出るを今のところ繰り返しています。まだまだ隔離です

娘にはまだ感染してないようですが、次男がまだ菌を持っているので、油断は禁物です


さて、今日は伏見のお話

先日酒造について書きましたが、酒造の他にも見どころがあるんですよ

何と言っても、「寺田屋」でしょうか

とは、言うものの、正直私もあまり詳しくないんです。

坂本竜馬が襲われそうになった、ということくらいしか・・


でも、酒造に並んで最も観光客が集まっていたところです。

日本人なら誰でも知っている「坂本竜馬」ですが、外国人はここに来たとして、興味持つのでしょうか?

台湾人は日本の歴代人物も比較的知っているほうなので、興味を持ってくれるかもしれませんが、中国人やその他の外国人はどうなのでしょうか?

実際、一度もご案内はしたことがありません

でも、私は伏見稲荷よりこちらの古い町並み、運河を見てもらいなぁと思ってるんだけどなぁ

まず寺田屋の駐車場ですが、小さいです。正直大きめの車は停めにくいです。


酒造には大型バス用の駐車場があります。もし、寺田屋に行こうと思ったら、そこに停めされて頂けるのでしょうか?

寺田屋の外観です。街に溶け込んでいるし、看板も目立つようなものじゃないので見過ごしてしまいそうです。


では、中を見て行きます。

幕末維新カレンダーとかも売られています。幕末好きな人はほしくなるものなのでしょうか?


2階へ上がります。この階段は有名な「お龍が裸で駆け上がった」階段ではありません


2階です。1階も階段にも至るとこに竜馬のパネルや写真、ポスターなどが飾られています。売られているものもありました。


寺田屋は元はお宿ですから、この部屋にもたくさんの方が宿泊したんでしょうね


竜馬が襲われたときに利用していたお部屋です。


写真右下には高杉晋作にもらったピストルの模造品が展示されています。竜馬はこのピストルで応戦したそうです。


ピストルで撃った弾痕(竜馬が撃ったものでしょうか?)


こちらは刀痕


そしてこちらがかの有名な階段。
お風呂に入っていたお龍が幕府伏見奉行の捕り方にいち早く気づき、裸のまま飛びだし、この階段を駆け上がり竜馬たちに知らせたという階段です。


そしてこちらがお龍が入っていたとされるお風呂です。


左手がお風呂で、奥が裸で駆け上った階段です


竜馬や幕末に関する資料や本が置かれています。ちょっとした資料館ですね。
ここで、スタッフの方が当時の様子や竜馬のことについて話を聞かせてくれます。



さく~っと写真で寺田屋を見てきましたが、実は・・


ニュースでも取り上げられたらしいので、ご存じの方も多いのでしょうが・・


実は



なんと



この寺田屋



本物じゃないんだって~







なんじゃそりゃ~



ですよね?



以下、Wikipediaより抜粋です

現在寺田屋を称する建物(同一敷地内)には、事件当時の「弾痕」「刀傷」と称するものや「お龍が入っていた風呂」なるものがあり、当時そのままの建物であるかのような説明がされている。しかしながら、現在の寺田屋の建物は明治38年(1905年)に登記されており、特に湯殿がある部分は明治41年(1908年。お龍はその2年前に病没)に増築登記がなされているなどの点から、専門家の間では以前から再建説が強かった[13]。平成20年(2008年)になって複数のメディアでこの点が取り上げられ、京都市は当時の記録等を調査し、同年9月24日に幕末当時の建物は鳥羽・伏見の戦いの兵火で焼失しており、現在の京都市伏見区南浜町263番地にある建物は後の時代に当時の敷地の西隣に建てられたものであると公式に結論した


まぁ、平安神宮的な感じでしょうか?
昔の宮殿を再現した・・みたいな感じですかね?


じゃ、弾痕、刀痕、お龍のお風呂とかも全部ウソなんでしょうか?


それだけは焼失されなくて、移築したということでもないってことなんですよね?


全く、全くの無関係?


これを知ってからだと見学しても心に響かなくないですか?


確かに、明治の建物なので古い日本家屋っちゃ、そうですが、それ以上でもそれ以下でもない、120年前の古い日本家屋


と、ガイドとしては説明すればいいのでしょうかね?


で、実際の寺田屋、今の寺田屋に隣接している庭園にあったそうです。




寺田屋の事実はともかく、酒造や古い町並み、運河・・


この伏見の雰囲気は私は大好きですよ
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酒造(伏見の月桂冠&灘の白鶴)

2017年12月14日 | 通訳ガイド(関西)
ニーハオ!


我が家、長男に続き次男もインフルエンザにかかってしまいました


さて、娘にうつるかどうか・・


娘にうつってしまったらこのまま冬休みを迎えそうです




さて、最近、酒造を見学する外国人も増えてきましたよねぇ

前々から酒造見学が含まれているツアーの依頼もあったのですが、なぜか、キャンセルになったり、違うコースを担当することになったりで、今まで縁がなかったのですが、ついに、先日ツアーで行ってきました。

ツアーで行ったのは灘の白鶴酒造資料館ですが、その少し前に伏見の月桂冠大倉記念館にもプライベートで行ってきたので併せて紹介しようと思います。


月桂冠大倉記念館



こちらは外国人が増えているのでしょうか? 英語、中国語、ハングルでの案内表記もあり、中国人のスタッフもいらっしゃいました

まずは入口で「さかみづ」を試飲できます。


案内板には次のように書かれています。
「この一帯は寛永14年(1637年)創業の月桂冠発祥の地です。
今もこんこんと湧き出る「さかみづ」は酒造りの命の水です。
この井戸は昭和36年(1961年)に新しく掘り直したもので、地下約50mからの水は隣接する酒造で使われています。
その清らかに済んだ水はきめ細かくまろやかな酒質を生み出す源になっています。
「さかみづ」という名は「栄え水」とともに古くは酒の異名でもありました。」


こちらは英語での併記はありますが、残念ながら中国語やハングルはありません。
ただ、こちらまでは中国人のスタッフが案内してくれましたので、中国人の観光客であればここで中国語の説明があるのかもしれませんね。

さかみづを試飲したら左手に入口があるので入って中を見学します。
お酒ができるまで


工程① 洗米・浸漬


洗米・浸漬に使用されていた道具(こちらも小さいですが、中国語・英語・ハングルの併記があります)


工程② 蒸米


蒸米に使用されていた道具とその様子の写真




工程③ 放冷


工程④ 麹づくり


いろいろな樽


放冷の様子


工程⑤ 酛づくり


工程⑥ 醪仕込み


醪仕込みの時に使用されていた樽


醪仕込みの時に使用されていた同府


工程⑦ 酒搾り


酒搾りの時に使用されていた道具


酒銘 玉泉の由来


酒まわりの用具や酒の器などが展示されています。



これらすべて見学が終了するとお酒の試飲ができます。
確か、三種類ほどあったと思います。
日本酒が好きな方にはたまらないでしょうね~
生憎、私も旦那もあまり日本酒は得意じゃないので、プラムワイン(梅酒)だけ頂きました
とても甘くて飲みやすいのですが、アルコール度数は高すぎたので、購入は遠慮させていただき、売店で湯葉を購入し、晩御飯のおかずにいただきました


月桂冠大倉記念館はとても親切に外国語併記があるので、外国人も観光しやすいと思います。
それにガイドの立場からすると、案内があるのは非常に助かります


一方、白鶴酒造ですが、仕事をしなければいけなくて資料館の写真はありませんが、
伏見の月桂冠大倉記念館と同なじようなものが展示されています。

が、月桂冠と比べると案内板が少ないので、ガイドの案内がどうしても必要となります。


団体だったので、自由に見て周るかなぁと思ってあまり勉強していかなかったんですよね~

そしたら、ガイドさん、案内お願いしますね~と言われあたふた


月桂冠の案内板を参考していけば、白鶴酒造資料館も問題ないと思います


やはり手抜きはあとあと自分を苦しめますね


白鶴は入口を入って、左から見て、二階に行き、そして一階に戻ってきて売店や試飲コーナーに行くという月桂冠と同じなのですが、ただ、入口入ると右側がすぐ売店なんですね

酒造りなんてものに全く興味を持ってない人はすぐに右手の売店に行ってしまいます。


みんなをまとめて資料館を見学してもらう


これもガイドのお仕事ですね。うまく惹きつけられるようになりたいですね


売店は月桂冠より広いです。そして試飲できるお酒の種類も多いです。


もし、買おうと思っているなら高級なお酒もちゃんと試飲させて頂けます。


あと、こちらではお酒のソフトクリームも販売されていて、お客様は喜んで食べられておられました。
珍しいし、他の観光地では味わえないのでおすすめしてもいいですよね?


ちなみに、伏見は月桂冠では販売はないのですが、少し離れて所にあるお店で食べられますよ

こちらは「山本本家」さんの「神聖」という日本酒の直売店。ここで日本酒のソフトクリームを食べることができます。


確か300円くらいだったと思います。日本酒の香りがほんのりして、甘くて、めっちゃ美味しいです



少し離れますが、酒粕ラーメンというものもあるんです
月桂冠からは10分ほど歩いたと思います。

酒粕ラーメンが頂ける玄屋


私、酒粕が大好きでして
どんな味か前々から食べてみたかったんですよね~


かす汁みたいなのかなぁと想像していたのですが、全く違いました

私が食べたのは醤油味なので、醤油をベースに酒粕が香るくらい入ってるといった感じでしょうか?
想像していたのは「こってり」だったのですが、全然こってりしてなくて、あっさりしていてとても美味しかったです


最近は日本酒を購入する外国人も増えて来てますし、伏見稲荷大社まで来るんだったら酒造にも是非行っていただきたなぁと思います。


伏見の酒造は増えてきているとは言っても、伏見稲荷大社に来る観光客の数パーセントしか来ていないのではないでしょうか?


私が行ったときも外国人の姿はほとんどなかったですから・・



まだ、酒造に案内したことのないガイドさんの参考になれば幸いです
私も、次回白鶴にお連れすることあれば、今回のような手抜きはせず、しっかり案内ができるようにしていこうと思います

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マレーシア華僑のお客様

2017年12月13日 | 通訳ガイド(その他)
ニーハオ!

ようやく仕事が一段落です

とは言っても、医療通訳や学校のお仕事があるので、今週もぼちぼち家を空けています。



さて、少し前ですが、マレーシアに住む華僑のお客様を案内しました。
マレーシア華僑のお客様は2回目です。
前回はとてもいい感じのお客様でいい印象を持っていました。特に要求もなく私が話すことを聞いていてくれたような感じでした。


今回のお客様も非常に感じのいい方だったのですが、問題は添乗員です。
もちろん、悪いってことはなかったのですが、要求がとても多い

例えば・・

大型台風が来ているのに、台風の話はしないで!

施設のオープン時間の10分前に着きそうで、少し待たないといけないことを言ったら「ダメ!」と一言。

バス車内ではお客様が寝ていてもガイディングして

集合時間などの時間は言わないで。急ぐなら私からお客様に言うから(→結局、急かしてはくれなかったけど)

日本サイドの事情を言って相談しても「ダメ」の一点張り(支払はお客様で、お客様の要望だから・・との理由)

ホテルや施設などに「〇〇するように」と思いつくままに言ってくる


時間に遅れたら、〇〇ができなくなるよと言っているのに、それはダメ!というが、その割にはお客様を急かさないし、当たり前のように遅れてもできると思っているらしく、私が何度となく、連絡をし謝り・・(施設の方もお怒りでした・・

ちょっとでも料理の提供が遅かったらレストランの人をすごい急かす。レストランの方も明らかにイラついてたしね



添乗員だったら、日本の文化、習慣なども教えてあげたらいいんじゃないの?と、思うわけです。

日本側にそちらの文化や習慣をおしつけるのではなくてね

添乗員時代に、お客様をいろんなところにお連れしましたが、そこの文化は〇〇だから~と予め言っておくとよっぽどひどくない限りクレームにはなりませんでしたよ

なので、私1人であれば予めいうのですが、

でも、それを言おうもんならお叱りを受けるので、今回は言いませんでしたが・・

その度に私がレストラン側にフォローしなければいけないのです



そんな添乗員にははっきり、きっぱりと言えばいいじゃない? 


そうなんですよ~


そこが私のダメなところなんです


どうしてもキツくは言えないんですよね~

こっちサイドで解決できるならしてしまおうとするんです



でもね、その添乗員の同僚がちょうど関東に仕事に来ていたらしく、添乗員さん同士しゃべられていたんです。

どうもその同僚添乗員さんのツアーのガイドさんがそういう人らしく、全然協力的じゃないと愚痴っていました

お互い気持ちよく仕事できるならしたいじゃないですか?

やっぱりキツく言ってしまって添乗員とガイドの間に蟠りができると、ツアーも成功しないと思うのです

なので、できる限り添乗員の要望に応えられるように努めたいと思ってるのです。


ただ、今回はその要望が多すぎて疲れ果ててしまいました・・


でも、ツアー自体は問題なく無事に終われましたし、お客様もとてもいい方たちばかりで楽しかったと言って頂いたので私としてはお客様が満足ならそれでいいと思っているので大変なツアーでしたが結果オーライということで



このツアーが私にとって初のロングツアーなので、きっと一生忘れないツアーになることと思います


一本、一本、丁寧に経験を積んでいこうと思います







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