きっかけは可愛かったから・・

中国語を始めたきっかけは発音が可愛かったから。あれから33年。寄り道もしたけどやっぱり中国語に戻ってくるんだよね

酒造(伏見の月桂冠&灘の白鶴)

2017年12月14日 | 通訳ガイド(関西)
ニーハオ!


我が家、長男に続き次男もインフルエンザにかかってしまいました


さて、娘にうつるかどうか・・


娘にうつってしまったらこのまま冬休みを迎えそうです




さて、最近、酒造を見学する外国人も増えてきましたよねぇ

前々から酒造見学が含まれているツアーの依頼もあったのですが、なぜか、キャンセルになったり、違うコースを担当することになったりで、今まで縁がなかったのですが、ついに、先日ツアーで行ってきました。

ツアーで行ったのは灘の白鶴酒造資料館ですが、その少し前に伏見の月桂冠大倉記念館にもプライベートで行ってきたので併せて紹介しようと思います。


月桂冠大倉記念館



こちらは外国人が増えているのでしょうか? 英語、中国語、ハングルでの案内表記もあり、中国人のスタッフもいらっしゃいました

まずは入口で「さかみづ」を試飲できます。


案内板には次のように書かれています。
「この一帯は寛永14年(1637年)創業の月桂冠発祥の地です。
今もこんこんと湧き出る「さかみづ」は酒造りの命の水です。
この井戸は昭和36年(1961年)に新しく掘り直したもので、地下約50mからの水は隣接する酒造で使われています。
その清らかに済んだ水はきめ細かくまろやかな酒質を生み出す源になっています。
「さかみづ」という名は「栄え水」とともに古くは酒の異名でもありました。」


こちらは英語での併記はありますが、残念ながら中国語やハングルはありません。
ただ、こちらまでは中国人のスタッフが案内してくれましたので、中国人の観光客であればここで中国語の説明があるのかもしれませんね。

さかみづを試飲したら左手に入口があるので入って中を見学します。
お酒ができるまで


工程① 洗米・浸漬


洗米・浸漬に使用されていた道具(こちらも小さいですが、中国語・英語・ハングルの併記があります)


工程② 蒸米


蒸米に使用されていた道具とその様子の写真




工程③ 放冷


工程④ 麹づくり


いろいろな樽


放冷の様子


工程⑤ 酛づくり


工程⑥ 醪仕込み


醪仕込みの時に使用されていた樽


醪仕込みの時に使用されていた同府


工程⑦ 酒搾り


酒搾りの時に使用されていた道具


酒銘 玉泉の由来


酒まわりの用具や酒の器などが展示されています。



これらすべて見学が終了するとお酒の試飲ができます。
確か、三種類ほどあったと思います。
日本酒が好きな方にはたまらないでしょうね~
生憎、私も旦那もあまり日本酒は得意じゃないので、プラムワイン(梅酒)だけ頂きました
とても甘くて飲みやすいのですが、アルコール度数は高すぎたので、購入は遠慮させていただき、売店で湯葉を購入し、晩御飯のおかずにいただきました


月桂冠大倉記念館はとても親切に外国語併記があるので、外国人も観光しやすいと思います。
それにガイドの立場からすると、案内があるのは非常に助かります


一方、白鶴酒造ですが、仕事をしなければいけなくて資料館の写真はありませんが、
伏見の月桂冠大倉記念館と同なじようなものが展示されています。

が、月桂冠と比べると案内板が少ないので、ガイドの案内がどうしても必要となります。


団体だったので、自由に見て周るかなぁと思ってあまり勉強していかなかったんですよね~

そしたら、ガイドさん、案内お願いしますね~と言われあたふた


月桂冠の案内板を参考していけば、白鶴酒造資料館も問題ないと思います


やはり手抜きはあとあと自分を苦しめますね


白鶴は入口を入って、左から見て、二階に行き、そして一階に戻ってきて売店や試飲コーナーに行くという月桂冠と同じなのですが、ただ、入口入ると右側がすぐ売店なんですね

酒造りなんてものに全く興味を持ってない人はすぐに右手の売店に行ってしまいます。


みんなをまとめて資料館を見学してもらう


これもガイドのお仕事ですね。うまく惹きつけられるようになりたいですね


売店は月桂冠より広いです。そして試飲できるお酒の種類も多いです。


もし、買おうと思っているなら高級なお酒もちゃんと試飲させて頂けます。


あと、こちらではお酒のソフトクリームも販売されていて、お客様は喜んで食べられておられました。
珍しいし、他の観光地では味わえないのでおすすめしてもいいですよね?


ちなみに、伏見は月桂冠では販売はないのですが、少し離れて所にあるお店で食べられますよ

こちらは「山本本家」さんの「神聖」という日本酒の直売店。ここで日本酒のソフトクリームを食べることができます。


確か300円くらいだったと思います。日本酒の香りがほんのりして、甘くて、めっちゃ美味しいです



少し離れますが、酒粕ラーメンというものもあるんです
月桂冠からは10分ほど歩いたと思います。

酒粕ラーメンが頂ける玄屋


私、酒粕が大好きでして
どんな味か前々から食べてみたかったんですよね~


かす汁みたいなのかなぁと想像していたのですが、全く違いました

私が食べたのは醤油味なので、醤油をベースに酒粕が香るくらい入ってるといった感じでしょうか?
想像していたのは「こってり」だったのですが、全然こってりしてなくて、あっさりしていてとても美味しかったです


最近は日本酒を購入する外国人も増えて来てますし、伏見稲荷大社まで来るんだったら酒造にも是非行っていただきたなぁと思います。


伏見の酒造は増えてきているとは言っても、伏見稲荷大社に来る観光客の数パーセントしか来ていないのではないでしょうか?


私が行ったときも外国人の姿はほとんどなかったですから・・



まだ、酒造に案内したことのないガイドさんの参考になれば幸いです
私も、次回白鶴にお連れすることあれば、今回のような手抜きはせず、しっかり案内ができるようにしていこうと思います

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