福岡タワーとの対話

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ケント・ナガノの指揮でマーラーの「交響曲第3番」にかぶりつく

2015年12月28日 07時33分25秒 | 音楽、かぶりつき
2015年12月28日月曜日、天候曇り時々晴れ。午前5時55分現在時外気温4℃湿度93%、南東の風1m/s。
早々に寝入った昨晩、今朝5時過ぎには目が覚めていた。ココのところクセになりかけの朝風呂を頂く。
今日から年末年始の休みに入った。世間では仕事納めが今日だというところも多いはずだ。

休暇早朝に聴くマーラーの第3番、今朝はこの人の指揮で。
Mahler Symphony #3 [Disc 1-2]

Kent Nagano: Deutsches Symphonie-Orchester Berlin
マーラー作曲:交響曲第3番ニ短調
アルト:ダグマル・ベツコヴァ
ベルリン放送合唱団女声団員
指揮:ケント・ナガノ
管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団

Recording Location: Philharmonie Berlin, September & November 1999, Live Recording

ケント・ナガノ指揮のアルバム初試聴、以前から気になっていた指揮者です。日系アメリカ人4世、アメリカの指揮者なんですね。1951年生まれとのことなので48歳時の録音。
冒頭のホルンの斉奏、膨らみがあって良いと思います。このオーケストラ、第二次世界大戦後設立、初代首席指揮者が早逝したフェレンツ・フリッチャイなんですねえ。もともと完成度が高いオーケストラだったようで、フリッチャイによって布石を築いたとあります。実力のあるオーケストラを指揮してのマーラー、じっくりと聴かせます。
第二部第3楽章が終わり、第4楽章(きわめてゆるやかに、神秘的に一貫してppp(ピアニッシシモ)で・・・(Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp)に入ります。
アルト独唱、ニーチェ『ツァラトゥストラはこう語った』第4部第19章「酔歌」の第12節「ツァラトゥストラの輪唱」からの歌詞を歌うダグマル・ベツコヴァ、非常に美しい旋律です。
第5楽章:ビム・バムと鐘の音を模した児童合唱、第6楽章:ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて (Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)ニ長調 4/4拍子 変奏曲の要素を持つ自由なロンド形式、とある。
この第6楽章を聴いて、マーラーの他の作品を彷彿させる。旋律の中にそれが見当たる箇所が幾つもあるように思う。弦にしても金管楽器にしても美しい。
ケント・ナガノの指揮でこの第3番を初めて通しで聴いたことになる。朝比奈もコバケンも、レヴァイン、バーンスタインも未だ冒頭部分でしか聴いていない。なにせ長いから。まとまった時間がないとマーラーの作品は聴き通せない。
繰り返しになるが、この美しい旋律を書き残したマーラーという作曲家、不思議な魅力がある。
ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団によるマーラーの交響曲第3番ニ短調。素晴らしい演奏でした。


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