季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

北の国を想うルームシューズ

2015-11-17 23:04:40 | 工房working place
工房にて。

Alles Guteの作品作りとルームシューズの仕上げの生徒さん。

大きな作品を作っています。私は今日はブックカバー。来年のスケジュールが入るサイズで作っています。

ルームシューズ。宿題はこの前帰ってすぐに進めて、もう縮めなくて良いくらい。
それで形を整えて、すぐに底の皮張りに入れる。
柔らかい皮を使って、一針一針丁寧に縫って行きます。

       

両方の底が縫えて、出来上がりました。
贈り物だそう。北海道出身の方に、スズランの柄で。

       

かかとの所にはこの後ハマナスの花を付けました。

       

やっぱりルームシューズはフェルトの最高峰だと思う。他にもいろいろ難しいのがあるけど、二つ対象にペアで作ると言うのと、丈夫で長持ちに作ると言うの。
足を入れるので、丁寧に仕上げると言う事。いろいろな難関があります。それをクリアして作り上げる難しさ。
でも出来たらこれ以上の良いものはないとも言える。
とにかく快適です。寒い冬に欠かせなくなる。
大体作った人は「ひとつだけで十分。もう作る元気ない。」って言います。
それでも作ってみたい猛者が居ましたら、是非工房へ!満足する事間違いなしです。


夕食の後に食べたアイスクリームの箱の蓋の裏に出来ていた氷がとてもきれいだった。
四角柱や六角柱の結構大きな結晶が並んでる。きれいなあ!

       

この頃毎日とっても暑いです。なかなか冬が来ませんね。まだまだウールの出番がなくて残念。
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不穏な空気の中で

2015-11-16 21:25:01 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

朝、電車の動きがちょっとおかしい。嫌に長く止まったり。
何かあったらしく5分遅れで到着。

クリニックに着いてみたら、一人の患者さんが先に部屋に来ていて、なんだか朝から気分が落ち込みがちなんだと言う。
わけもわからず涙が出たりするそうだ。 うつ?

看護士さんが「なんだかヘリコプターが一杯飛んでいて…なんでしょうね?」って言ってる。

そんなことを聞いてるうちに、鉄道状況が大変なんだとわかってきた。
良く私が遅れずに来れたものだ。

大阪と神戸そしてその西を繋ぐ鉄道にはJRと阪急と阪神があります。
そのうちのJRが人身事故と架線のトラブルで長い間運休に。
その上阪神まで人身事故で止まったと。
阪急一本だのみ。
たくさんの人が線路を歩いたらしい。

いつも時間に来る人も随分遅れて来た。いろいろ待ったりバスに乗ったりたくさん歩いたりしてやっとの思いで着いたらしい。
着いてもう疲れている。気の毒。

患者さんの数も少ない感じ。

そんな今日だけど、ゆっくりと手仕事に取り組む。
縫ったりフェルトしたり。

袋好きの彼女のカバンがまた一つ縫いあがった。

       

座布団を作りたいと言う彼女。中にも羊毛を入れて、ふかふかのが出来ました。

       

先週たいへんな事があったと言う人も居て、なんだかフランスの事もあって不穏な不安な空気が広がってる。
こんな時は、無理しないで美味しいお茶入れて、少しお菓子も食べて。
いつもよりゆったりペースで過ごす。おしゃべりも楽しむ。

一人が作りたいと言う作品のデザインを一緒に考える。それがなかなか素敵なもので、みんなで良いなあと感心し合う。

一緒に穏やかに居ることで空気の中のピリピリもどんよりも晴れて行く。
そうやってほっかりと温かい気持ちでうちに向かえる。

帰りの電車は人が多かったけど、ちゃんと運行していました。良かった。その復旧にどれだけの人が頑張って働いたかと思いながら電車に揺られる。

朝の彼女は朝観たテレビが良くなかったとか言ってたけど、前にもこういう事があったのを考えたら、自分でも無意識でもその空間にある雰囲気を敏感に自分に取り入れていたのかもと思ったりする。
知らずに泣くような気持ちになっちゃうようなこの雰囲気。
どんどん暗くつらくなっていくような気がしないでもない。そんな流れにならないで、明るく穏やかに戻って欲しいなと。
自分の中にしんと温かいちいさな火を灯す。
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灯をともさないアロマキャンドル

2015-11-15 21:55:12 | 手仕事 Handicraft
今度のはぐくむ手で作る小さな人形の準備をする。
本は2003年にオーストリアに行った時にザルツブルグの本屋で買ったもの。これがなかなか良い。
そこから型紙を取って人形を作っています。
文章がドイツ語だから辞書を引きながらの解読。

       

午後は待ちに待った「火をともさないアロマキャンドル」の講習会。前から習いたくて頼んでやっと迎えた。
たくさんの材料を揃えて貰って、ウキウキしながら配置を考える。
蝋の色、つかうアロマオイルの種類、そして飾りに使うものとその配置。それらを自分でいろいろと考えるのがどれも楽しい。
量や温度など、いろいろ試行錯誤が大変だったと思うこの作り方。丁寧に教えてもらう。
そして出来ました。

       

まだリボンを付けてないけど、良い感じ!この紙のカップは後で取り外します。
これは綺麗、楽しい!
もっと研究して材料も集めて。私はこれを今年のクリニックのクリスマス会のハンドワークにしたいのです。
もう相談員さんにも伝えてたぶんプログラムに載っているので、ちゃんとしなきゃ!
材料集めなどいろいろこれからやって行きます。
みんなで良いもの作れますように!きっと楽しい。
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雨の日にホカホカ

2015-11-14 23:50:44 | 手仕事 Handicraft
なんだかこの頃頭が痛くなる。肩こり?
それで前に見てやってみようと材料を揃えていたのを作ってみる。

       

手ぬぐいを長さ半分に折って、それを3つに折った物の周りを手で縫って行く。
そこに小豆500gの1/3量をまず入れて、細長い三等分した線でまた縫い、また1/3量入れて縫うと言うのを繰り返して3室に小豆を分けて綴じる。
この大きさにすると、ちょうど首の周りに巻いていい具合です。手ぬぐいがすごい。

       

これを電子レンジに入れて1分半くらい加熱する。するとホカホカになるので凝っている所に乗せて温めます。
そう、ホットパッドです。

小豆から蒸気が出るのでそれがまた良い感じ。小豆のいい匂いも少しします。
これは何回も使えるそうです。

息子がパッと見て「また母さんが変わった事してる」って思ったらしく、目でわかる。
「気持ち良いで!使ってみ!」と言って肩に乗せるとその良さが分かったらしい。
「これ、俺にも作って!」と言ってた。
簡単だからすぐに作れる。また小豆を安売りのスーパーで買ってこようっと。


時間があったし小腹が空いたのでおやつを作る。
サツマイモのミルク煮。これは私が子どもの頃からみんなが好きなおやつ。

サツマイモの皮を剥いて1.5cmくらいの角切りにして水にさっと晒す。
フライパンを熱してバターを溶かして水きりしたサツマイモを炒める。砂糖とひとつまみの塩をまぶして少し水を入れ、蓋をしてゆっくりと弱火で火を通す。
サツマイモが黄金色になってきたら、牛乳をひたひたに加えてさらに煮込む。
馴染んで少し煮詰まってきたら出来上がり。
       
       

ずっと当たり前に作って貰って作って食べて来たけど、良く考えたらサツマイモって他の国では見かけない。
これって洋風の顔をした現代の和のスウィーツだと思う。

オーストリアのスーパーにもなかった。エスニック料理の店で少しだけ干からびたようなのがあったっきり。
スリランカにもなかった。
特に鳴門金時みたいな美味しいのはたぶんだけど日本のこの時期にしかないと思う。
想えば貴重なものを食べてるな。サツマイモ素晴らしい!青木昆陽さんありがとう!

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ワークショップの準備

2015-11-13 22:09:58 | 工房working place
工房にて。

作品作りとルームシューズ作りの生徒さんを迎えて。

ルームシューズは型紙から丁寧に作って、素材を吟味してデザインを丁寧に作って作ります。
一日朝から夕方までかかってやっと目標の所まで。
残りは宿題にして、後一回で出来る予定です。

妹のマフラー作りがどんどんレベルアップしています。
今日のは特にまた素敵。

       

個展の会場で行うワークショップの内容を試作。
コースターにしようかと。

インド刺繍の師匠が作ったコースターがあまりにかわいかったので、その形を参考に作る。
良い感じです。とっても素敵なのが出来た。

       

私たちのオリジナル素材を使って2時間くらいで出来ます。
シンプルだけど、私たちのフェルトの真髄が詰まっている講習になります。
平日と土曜日の2回、開催予定。


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まず、良い苔のとこ探しました

2015-11-12 17:17:17 | 工房working place
個展へと本格的に始動。
作品作りは言わずもがな、DMを作らないと!
何もかも初めてなのでアタフタします。

ちょうど良いお天気なので、適地を求めてさまよい、発見してひたすら写真を撮りました。まずまずかな?

作品展のDM。作品のお楽しみも残しながら、はたまた全然わからなくてはいけないし、そのさじ加減が難しいなと。
テーマがあるのでそれもわかるようなものにしたい。
いろいろな小さな意識が積み重なって出来る一枚のハガキ。
やり始めたらいろいろと詰めないといけない事が出てきてその調整をしたり。

それでも私には仲間が居るので助けてもらって上手くいきそうです。

一歩一歩、祈るような気持ちで進む。
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花咲く

2015-11-11 22:29:53 | 工房working place
工房にて。
作品には幾つかシリーズを作っていて、その一つがHANAシリーズ。
私の好きな植物をモチーフに、その植物の本質を表した科学的かつ芸術的な作品を目指しています。

今年の初めに開発したチューリップをさらにステップアップしようと取り組む。
作り方も出来上がりも良くなるように。



オーストリアで熱烈に歓迎されたこの作品をさらに研ぎ澄ます。
たくさん作って会場に咲かせたい。
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曼荼羅を巡る旅

2015-11-10 22:13:45 | ハンドワーククラブ HandworkClub
クリニックの秋の遠足。
夏の終わりくらいから「どこに行くんやろう?」なんて話が出るほど、むしろ一年前から言ってる人も居るくらいみんなが楽しみにしている遠足。
今年は京都。東寺と大原三千院。

クリニックに集まって投薬や診察など済ませて集まった人たち。
この日のために説明会も受けて、体調を整えて来ます。

みんなでバスに乗り込んで京都に向かう。
1時間半ほどの間にトイレもタバコもなしというのが始めの関門。

まずは東寺へ。
紅葉は少し早いけれどもそれでもなんとも美しい。日本一高い五重塔に映える。
私は東寺はいつも見てるけど入った事なかった。
講堂を時間をかけて観ました。
これが立体曼荼羅と言われているらしい。大日如来を中心とした天国の世界と燃え盛る地獄の世界。そして十二神将と四天王。
ぐるりと周りを観る事が出来ます。
これがすごかった。

もちろん天の部は美しく神々しい。大日如来を観た時にはハッと息が止まるくらい感動する。目がうるんで見えて胸の底までグーッと慈悲の心が降りてくる。
宗教によっては偶像崇拝を禁じているところがあるけれど、偶像が存在する意味ってやっぱりあるよなあと確信する。観てわかる事、あります。
左の方に行って、不動明王とそれを取り巻く炎の神達。その迫力がすごい。京都を良く知っている患者さんが「不動さんがええねん!」って言っていた。
その形相や火の後背など観ているとわかった、煩悩や負の感情を焼き払ってくれる彼らこそ救いの主かもと。
重く硬くつらいものこそ、炎で焼く必要があるのかと。

その一番左の端におわせられたお姿。帝釈天。
ふっと二度見三度見するほどの美しさ。丹精な顔立ち。白象の上に半跏で居られるその姿勢の美しさ。
どの角度から観てもそこから立ち上る清さが息をのむほど。
すごいもの観ちゃった!
調べてみたら仏教界随一のイケメンと有名らしい。さすが!

その後、特別拝観の五重塔と金堂を観てバスに帰る。庭の池の鯉も見事で紅葉も満喫。

豪華な美味しいお昼を食べる。懐石膳。湯豆腐や湯葉など日本料理。クリニックの遠足でこれはすごいとだと思う。
でも実はここにも関門が。患者さん達はお酒の影響で胃腸を患っている人が多いです。食べないでお酒を大量に飲むことで炎症になったり、癌になりやすかったりするようです。それでご馳走も彼らにとっては試練にもなる。
それをクリアできると言う自身のある人だけが申し込みをすることが出来ると話している人が居ました。
実際に揚げ物を他の人に頼んで食べて貰っている人も。

お土産をゆっくり観て再びバスへ。そして北へ向かう。
道すがらの景色も奥山の清流に変わる。

三千院。美しいところです。
駐車場に降りたら看板に「ビール、日本酒」の文字が。店の人も「どうぞ!」と言ってくる。
そこでの我慢、並大抵ではないだろう。でもここで飲んだらアカンなあと、冗談のように話しながら本気で我慢する。
参道を登りながら、美しい紅葉を観る。
拝観の前に階段で並んで記念撮影。これが大事。
もう何年も遠足に行ってるけど、その写真を見返すとあの人もこの人も居なくなっているのがわかる。
遠足の始めに相談員さんが「このメンバーで行く事は二度とないと思いますので」って言ってたのは本当です。
それぞれの体調や健康の変化があるから、一回一回が貴重。その記録としての写真です。

境内に「往生極楽院」と言うのがある。ここでは阿弥陀如来と観音菩薩、大勢至菩薩。この菩薩様が好きです。
それはその座り姿勢。他の所ではこれは見られない。少し前傾の大和座りと言うのをしているそう。それは少し前傾で腰を浮かせた状態で、いつ何時でも衆生を助けに行けるようにと備える姿勢です。それに感動した。

美しい紅葉と苔の境内を巡りながらみんなと写真を撮ったり眺めたり歩いたり。それが幸せ感を増幅させる。
心配していた天気もほど良く日が差し、ほど良く風が吹き、暑過ぎず寒すぎずちょうど良い気温で散策にはもってこい。
今日も院長先生のお力のすごさがみんなに知れる。いつもどんな時でも遠足は晴れます。院長が神様に電話して頼むらしい。このレジェンド。

今日も一日、みんな無事にちゃんと係員の指示に従って動いて、誰もお酒を飲む事も倒れる事もなく神戸に帰ってこられた。
当たり前のようなこの奇跡。飲んでいた時にこんな日が来ると誰が想像もしただろう?
健康な人には当たり前かもしれないこの遠足と言う行事が、どれほどの大切な意味のあるものか。何年も行ってようやくわかってきた私です。
断酒を続けて養生して来年の遠足も一緒に行きましょう!





三宮でバスを降りて、いつもお世話になるフリータイムと言うお店に寄る。お目当ての買い物があったので。
そこで店主と話しているうちにひょんなことから曼荼羅があるよと言う話に。それで奥から丸めてある紙の束を出してきた。
それがこの前須磨寺で観たネパールの細密極彩色の西方曼荼羅そのものだった。
いろんなバージョンのものがここに目の前に手の触れるところにある。そのすごさ。
次々と出てくる天界の地界の景色に心奪われる。ついさっき観て来た立体の曼荼羅との相似形。
こんな所にこんなものがこんなにもあって良いのか?と思うほど。店主も言ってた。
須磨寺、東寺、三千院、そしてこの曼荼羅。が偶然だけど繋がっている事に怖いほどの感動を覚える。
近いうちに一つ手に入れたいなあと思いながら、店主に感謝の意を現して店を後にした。

曼荼羅つながりのこの頃。不思議な縁。



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トウモロコシ、トマト、玉子のベストコンビ

2015-11-09 20:55:34 | 食べ物 Eat
ハンドワーククラブにて。

明日の遠足の事で天気の事も含めてもちきり。

長い間、入院してて久しぶりに来た仲間がハンドワークのみんなに会いに来てくれた。
脳梗塞で動けなくなって、それからたくさんのリハビリを頑張ってようやく通院できるくらいまで回復したって。
アルコールの飲み過ぎで脳梗塞や脳卒中になるってみんなあんまり知らないと思う。
肝臓のことくらいしか一般に知れてないのでは?
知っといたほうが良い。アルコールは体のどの臓器にも影響あります。脳にも。
もう一人の入院してる仲間はもう出て来れないかもって。心臓と肺。
つらそう。

元気になっていろいろ作れるようになって、前に仕上げたおしゃれスウェットの裾のやりなおし。どうももうちょっと細い方が良いと。
スイスイ縫って仕上がる。明日着て行くって。

もう一人もズボンのすそ上げ。明日に来ていきたいから急ぐんだって。すぐに出来ました。誂えだからちょうどの丈に出来ています。素敵!

早めに片づけて定時に終わって帰る。



帰りながら何を食べたいかいつも考えています。それで夕食に作ったスープが絶品。
この頃そのすごさがわかってきた、ウーウェンさんの料理本。図書館で借りて、その後欲しくてAmazonで買った。もう中古でしか手に入らないらしい。

       

トウモロコシとトマトと玉子。この組み合わせは中国人の友達も内モンゴルの友達も絶対と言っていた。それでも信じきれなくて作ってなかった。
それがウーウェンさんの通りに作ってみたら、なんとなんと。鶏ガラスープの元なんて入れないで、美味しく出来ました。
その素材の加熱の仕方、入れるタイミングなどに秘密があるんだと思う。

トウモロコシのうまみと香りがすばらしいことに気付く。缶詰なのにな!
そしてまたトマトからのうまみと酸味のすごさ。
玉子の滋養。
過不足ない絶対の絶妙な素晴らしいスープです。お代わりして食べた。

この本、まだまだ一つずつ作って習得しようと思う。この前作ったバターもクリームも使わないカボチャのスープも美味しかった。これもブイヨン使わないのに。
ヌマっちの料理教室に行ってても思うけど、いつも美味しくしようと思っていろいろ入れ過ぎらしい。素材の味を信じてシンプルに引き算で料理する事の大切さと力をこの人の著作からも感じられる。

ウー・ウェンの元気になるおかずスープ
ウー・ウェン
高橋書店


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銀婚式

2015-11-08 16:36:20 | 暮らし Daily life
結婚して25年。
どうやってお祝いをしようかといろいろ考えたけど、結局は二人の納得する形で小さく家族ですることに。

着物を着たくて準備していたけれど、あいにくの雨模様。それで急きょ洋服で行く事に。
実家に寄ったら、きれいな花束を甥っ子たちから貰う。うれしい。

       

まずは神社へ。ちょうど時期的に七五三なので、朝早めに来て下さいとの事。銀婚式のお祝いと言うのはやったことがないと言う事で、普通に家内安全祈願のような形でお願いできないかと頼んでいた。
夫婦と息子とで式場に入る。

この神社は結婚してからずっと初詣やお宮参り、七五三などでお世話になっているところ。
式が始まってみたら、祝詞が特別に良く考えられたものとすぐにわかった。
神主さんの祝詞だけどわかりやすい言葉で「結婚してこれまで世のため人のために尽くしてきた二人が、これからも健やかで仲睦まじく共に暮らして、金婚式、ダイヤモンド婚式までも幸せに迎える事が出来ますよう」との言葉に感動する。
そして結婚式のように玉ぐしも備える事になっていました。
そして式の名を「銀婚式奉告祭」と名付けてられていました。
式の後にはお札やお守り、赤飯の干し飯なども頂いた。
この神社にお願いして本当に良かったなあと思う。きちんとお祝いして下さったお蔭で、なんだかもう一度神聖で粛々とした結婚式のような心持ちになった。

       

そして神戸に移動して娘も一緒に会食。
みんなであらたまった服装をして、特別な場所でのお食事。
インターネットで探していたので行って見て初めてわかったけれど、いつも電車から見える三宮で一番高い三角屋根のホテルの最上階だった。
天気はあいにくだったけれど、眺めはとても良い。標高が高いせいか、窓際で雲が湧きあがっているのが見える。天空での会食のようだった。

       

歴史のある和食のレストランと言う事で神戸と瀬戸内の新鮮な食材を使った素晴らしいご馳走を頂けた。
食材の使い方や調理の工夫、盛り付けの美しさ。一つ一つ深く味わいながら食べる。
食べながら、やっぱり家族だけにして良かったなあと。料理を美味しく味わうにはこの最少単位での会食が一番だと思う。
みんなで食べることと一緒に居る事だけを幸せに味わう。

       

手の込んだ美しい美味しい料理をたくさんの品頂いて。給仕も心細やかにしていただいて、本当に身も心も満たされました。
食事の後に娘から渡された、子どもたちからの贈り物。二人でお金を出し合ったらしい。
日本中の候補のホテルに泊まれる宿泊券とお揃いの箸。
温泉にでも行ってくださいとのカードが添えられている。
どこにしようか楽しみ!
そしてこれからも美味しいものを作ってこの箸で食べようと思う。

これから電車からこの三角の塔を観るたびに、「ここで銀婚式のお祝いをしたなあ」と思い出す事だろう。同じ風景の意味が変わる。これって良いなあと思う。
三宮のてっぺんに私たちの輝く光が灯る。
良いお祝いが出来た。これからも夫婦の関係を大事に暮らして行こうと思います。



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