季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

蛤のお雛様

2008-02-29 22:18:35 | 講習 PrivateClass
ブリージング・グレイスにて。

今日は蛤を使ってお雛様作り。
貝をサンドペーパーで擦って滑らかにし、そこに和紙を貼っていきます。

色とりどりに並べられた和紙を「あーでもない、こーでもない」と選んでいくのがとっても楽しい。
内掛けの柄と半襟の色、模様。いつもはにぎやかな部屋がシーンと静まり返る。
色の世界にみんなはまり込んでいる。

木工用ボンドで一つずつ和紙を切って貼っていく。
頭飾りを付けて、顔を描いたら出来上がり。

       

           

五弁の花びらを色紙を切って作る。
この作業が楽しくて、ひたすら紙を切ってそれを組み合わせて遊ぶ。
黙々と、ずんずんと働いてあっという間に机の上は花畑。
色紙と花を重ねてみると、とても美しい。

       

和紙を花に切るのって子どもの頃ふすまや障子の破れた所を修繕するのに作って、それで覚えた。という話になって、
「じゃあ、家のふすまにも貼ろう!」とまた作業に拍車がかかる。

あ~、本当に今日はたくさん遊びました。働きました。
お茶を飲みながらしっかりおしゃべりもして、
子どものように心地よい疲れを感じながら、みんな帰途に着く。

また来月!ごきげんよう!
Comments (2)
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主婦達のランチタイム

2008-02-27 22:06:26 | 心と体 Mind&Body
友人とランチ。

子どもが行っていた小学校のPTA活動で一緒になってから
もう長いお付き合い。
こうやってちょくちょく調整してランチと称して会っている。

お互いの子ども達がまだ小さな頃から、お互いの様子を見ているので
話が早い。

一人の悩みをじっと聞く。
ほんとうに大変そうだ。
私たちは解決はできないけど、とにかく聞いて大変そうだと理解する。
それで、その話に役に立つ部品はないかと自分の持っている玉手箱の中を探してみるのだ。

長い間付き合っていても話さないことだってたくさんある。
でも友人の危機となったら、取って置きの宝を差し出すのだ。
自分達が今まで生きてきて獲得したもの。
それは今キラキラと輝いているが、手に入れたとき私たちは泥まみれだった。

人それぞれたいへんな体験をしているものだ。それを語り合う事でなんだかお互いが妙に納得する。
友達の悩みに手助けしているつもりで
実は自分の過去が清算され、今の自分が活き活きとしている。

同じような環境で同じような年頃の子どもを育てている仲間同士で食事をしながら語り合う。
取り留めのない話や取って置きの話。
それが昔からある助け合いの形なのだと思う。

今日の要は
まず、自分の周りに安全カプセルを作ってその中で安らぐこと。
いろんな人に手を差し伸べて、年中自分を後回しにしている主婦達の自己防衛法だ。

今度吉本に一緒に行こうという話しにもなった。
大阪に生まれて育って、まだ一回も行ったことがない。いつもテレビ。
楽しみ!

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ローレン・ローレン・ローレン♪

2008-02-25 21:27:17 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

仕上げを一つ一つ話し合って確認する。
それで、カウボーイハットの形にすることにしました。

鍔の両端を持ち上げて、ボタンで留める。
始めの色を決めるところから、どの過程も自分の意思で決めてきた。
自分の力で進めてきた。
サイズもピッタリ。

すごく似合います。ずっと前から被っていたよう。
男前が上がる。みんなにカッコいい!と言われて、恥ずかしくて顔を隠してしまった。
本人だけじゃなくて、周りのみんなも満足な熱い気持ちになる。

       

指編みで長~い編地が出来たのでそれを組んでマフラーにする。
この組み方は最近思いついたんだけど、縄編みのようになってすごい作品みたいに見える。
温かそう。早速首に巻いて帰ります。

       

一日ではフェルトの作品を仕上げる事は出来ないので、途中で置いておきます。
デザインを決めて型紙を作って、色を選んで重さを量って、
羊毛を置いて石鹸水をかけて全体が一まとまりになるまでは、出来るだけ続けてするようにしています。大体2時間でこの過程まで。
そうしたら軽く脱水機にかける。濡れたまま一週間置いておくと、臭ったり繊維が弱くなったりする事があるので。

今日の途中までの作品達。カバンや帽子たち。
来週縮絨します。

       
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静岡で山ごもり

2008-02-24 22:29:33 | ウールクラフト WoolCraft
静岡のフェルトのワークショップに行ってきました。
一日早く行って浜松で友人と会う。
「浜松ぎょうざ」をたくさん食べました。お店に入る時並んだよ。

仲のよい二人なんだけど、離れているのであまり会えない。
この日はゆっくりと会って話しもいっぱいして、なんだか心の家に帰ってきた感じだ。

       

浜松楽器博物館を訪れる。
世界から集まった楽器の音を聴いたり、弾いてみたり。
時代や地域によっての楽器の変化など、興味深かった。

バリ島の楽器。竹で出来ている木琴らしい。
神との繋がりが音楽だとひしひしと伝わってくる。

       

静岡ではおでんに「ふりかけ」をかけるらしい。
かつぶしと青のりの。
関西では「お好み焼き」にかけるものだ。
カルチャーショックを受けました。
甘い味噌ダレもかけました。

そう言えば、おでんの事を「関東煮」って言ったりするな。

       

長年の夢だった「やまんばさん」のおうちにおじゃまする。
薪ストーブと囲炉裏、土間。
木戸はあめ色に光っていました。

薪が積んである。
鳥の餌台に来る、小鳥達を眺めたり。
ここにいると呼吸が自然と静かに深くなる。
私の感覚の触手が安心してあちこちに伸び広がる。
また来れますように。

       

フェルトのワークショップでは、様々な質感についてグループで研究をする。
アカデミックな講座でした。
たくさんの経験をしてたくさん美味しい物を食べて
満タンの私で大阪に帰る。

帰ったら雪でした。
朝から大雪だったらしい、積もっている。
雪を見ると帰ってきたと感じるなんて、今年の冬は本当に冬らしい。
Comments (2)
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かわいいもの達

2008-02-18 21:30:06 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

みんなのために作ったチョコレート。
オレンジの花のハチミツが入っています。
パヴェ・ド・ショコラと言う名前。石畳と言う意味だって。
一つずつ配る。

       

「家で飼っているうさぎを作ります。」
撮ってきた写真を見ながら、どうやったら似るか考えて作って行きます。

ちょっとした事で雰囲気が変わるから面白い。
「うさぎはな、ニンジン食べへん。葉っぱは食べるけどな。」
  …そうなんや。
「でも、持たすんやったらやっぱりニンジンかな。」

それでニンジンを作って持たせました。
目をビーズで付けて。本当にかわいい!
実物は写真よりずっとかわいいです。
シルエットがたまらなくキュート。

          

指編みのマフラー。一日で出来ました。
ある毛糸で作って、長さや太さに合わせて仕上げ方を考える。
今回は縄編みみたいに組み合わせてみました。うまく行った。

        

コツコツと作ってきた「カメ」。
甲羅を付けました。プレフェルトを作って、六角形に切って、ニードルで一つずつ付けていく。すごく地道な作業です。
メロンパン状に柔らかな質感の甲羅。まだこれからも手を入れていきます。

       

「ティッシュケースを作りたい。」
う~ん。作った事ないけど、やってみましょう。
それで、なんとかかんとか作り方を考えてやってみた。
これは途中の写真です。
これから、大きさを調節して、真ん中にスリットを入れて、側面の角を縫い合わせます。
前回、ほぼ一日この模様を置く事にかかりました。
とても美しい。

       

今日も楽しかった。また来週!
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プチ冬篭り

2008-02-17 22:58:37 | 暮らし Daily life
この寒い季節になると 冬篭りしたくなる。毎年。
それでプチ冬篭りをすることにした。
食料とCDとDVDをたんまりと用意する。
それで毛布にくるまって心行くまでヌクヌクと温かい部屋で過ごすのだ。

題名に惹かれて借りてきたのがこの映画。

ウール100%

クロックワークス

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ゴミを毎日拾って暮らすおばあさん姉妹のお話。
お勧めかどうかはわからない。
メルヘンチックだ。示唆的で美しくもある。

「アミナオシ」って言うモノノケが赤い毛糸に付いてくる。
編んでは編みなおして自分の服を作っている。
それがそのお屋敷に住み着いたたくさんのモノノケたちを成仏させていく。
そのうちに姉妹も手伝って、お家はスッキリ。

すごく感動するとかじゃないけど、観終わったらなんだか編み物がしたくなって
グイグイと編んだ。
自分の中の溜まっていた物もなんだかスッキリと燃えて流れて行った感じだ。
不思議だな。

しばらくはこうやってプチ冬篭りをしながら、日々のルーティーンをなんとかこなして来る春を待つ。
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お盆の上の小宇宙

2008-02-15 22:29:54 | 食べ物 Eat
オーストリア・ウィーンのホテルザッハーのカフェで
ザッハートルテを食べた事がある。

お城のような内装。夢のよう。

銀のお盆にケーキとコーヒー(濃い)、それから必ず水がグラスに入って一緒に。
そのグラスの上に銀のスプーンが乗っている。
このスタイルが定番、そういう決まりらしい。
私はコーヒーはダメなのでその時は紅茶で頂いた。

それを思い出した。
今はデカフェのコーヒーがあるので、本家に習ってコーヒーと頂く

そしたら、ケーキの美味しさが倍増した。びっくりするくらい。
う~ん!と、うなる。
いつもは砂糖とミルクを入れるのだが、控えめのミルクだけでちょうどいい。
こっくりとしっかりとした甘さとコクに、苦味が溶け合う。
こういう事だったんだ。

オリジナルの取り合わせと言うのはうまくできている。
バランスとハーモニー。

もちろんグラスの水も最後に。
全体でまるーく、まとまってたんだ。
銀のお盆の上の小宇宙に、20年経った今気付く。

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ザッハートルテ

2008-02-15 08:12:10 | 食べ物 Eat
今年のバレンタインのお菓子はザッハートルテ。
我が家ではチョコレート菓子の王者。

バターを柔らかくするには、薄く切ってボールに貼り付けておくと良いと
友人のモニカに教わった。

       

ホテルザッハーのオリジナルレシピに忠実に
モニカに作り方を教わった時の事を思い出しながら
注意深く手順をふむ。

ザッハートルテを作り始めて8年経った。
そしてこの頃やっと見えてきた。これ!というタイミング。
今まで何をしてきたのかと思うほど、作業がスムーズに進む。
もう外側のグラズールも失敗する気がしない。
意識を集中して作業しないと、いきなりガタガタになるので
何があっても今はこれしかしない。
滑らかに厚さもほど良く仕上がりました。

       

今日はイチゴを添えて、もちろん軽く泡立てた生クリームも。

       

焼いた日に食べたら、まだ味が慣れていない。
それぞれの素材が独立している感じ。
次の日の朝、まるで違うもののようにしっとりじんわり味が馴染んでいます。
これがザッハートルテの味、オーストリアの味!
至福の時。       
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3年目に

2008-02-14 21:16:43 | 心と体 Mind&Body
バレンタインデーは私がブログを始めた日。
今日で2年になります。

カテゴリーに「心と体」を追加しました。
ぼちぼち思いつくことを書いて行こうと思っています。

先週初めてチャレンジした鍼に、今日も行ってきました。
この冷える時期に肩凝りからの頭痛がひどくて。

かなり覚悟して行ったのですが、細い鍼で浅くしてくれているので大丈夫。
目の奥の重さが取れたような気がします。

ちょっと続けてみよう。
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フェルトのキャップ

2008-02-12 20:08:50 | ウールクラフト WoolCraft
ハンドワーククラブの患者さんたちが熱望していたキャップ(野球帽)を
フェルトで習う機会が出来ました。

もともと、大学の先生をしている人が生徒に教えたいとリクエストした物。
その時は「自分ではまず被らないなあ。」と思って習わなかった。

それがフタを開けてみたら、「鍔つき帽よりハンチングより野球帽が作りたい!」と、何人もの人に言われる事に。
人の事ってやっぱりわからないな。

それで、今日やっと習える事になった。

やっぱり先生はすごい。型紙も、模様の置き方も洒落ている。

そして出来ました。私のキャップ。
出来てみたら、被ってみたら結構似合う。
新しい発見だ。

       

これから 仕上げ。
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