季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

銀婚式

2015-11-08 16:36:20 | 暮らし Daily life
結婚して25年。
どうやってお祝いをしようかといろいろ考えたけど、結局は二人の納得する形で小さく家族ですることに。

着物を着たくて準備していたけれど、あいにくの雨模様。それで急きょ洋服で行く事に。
実家に寄ったら、きれいな花束を甥っ子たちから貰う。うれしい。

       

まずは神社へ。ちょうど時期的に七五三なので、朝早めに来て下さいとの事。銀婚式のお祝いと言うのはやったことがないと言う事で、普通に家内安全祈願のような形でお願いできないかと頼んでいた。
夫婦と息子とで式場に入る。

この神社は結婚してからずっと初詣やお宮参り、七五三などでお世話になっているところ。
式が始まってみたら、祝詞が特別に良く考えられたものとすぐにわかった。
神主さんの祝詞だけどわかりやすい言葉で「結婚してこれまで世のため人のために尽くしてきた二人が、これからも健やかで仲睦まじく共に暮らして、金婚式、ダイヤモンド婚式までも幸せに迎える事が出来ますよう」との言葉に感動する。
そして結婚式のように玉ぐしも備える事になっていました。
そして式の名を「銀婚式奉告祭」と名付けてられていました。
式の後にはお札やお守り、赤飯の干し飯なども頂いた。
この神社にお願いして本当に良かったなあと思う。きちんとお祝いして下さったお蔭で、なんだかもう一度神聖で粛々とした結婚式のような心持ちになった。

       

そして神戸に移動して娘も一緒に会食。
みんなであらたまった服装をして、特別な場所でのお食事。
インターネットで探していたので行って見て初めてわかったけれど、いつも電車から見える三宮で一番高い三角屋根のホテルの最上階だった。
天気はあいにくだったけれど、眺めはとても良い。標高が高いせいか、窓際で雲が湧きあがっているのが見える。天空での会食のようだった。

       

歴史のある和食のレストランと言う事で神戸と瀬戸内の新鮮な食材を使った素晴らしいご馳走を頂けた。
食材の使い方や調理の工夫、盛り付けの美しさ。一つ一つ深く味わいながら食べる。
食べながら、やっぱり家族だけにして良かったなあと。料理を美味しく味わうにはこの最少単位での会食が一番だと思う。
みんなで食べることと一緒に居る事だけを幸せに味わう。

       

手の込んだ美しい美味しい料理をたくさんの品頂いて。給仕も心細やかにしていただいて、本当に身も心も満たされました。
食事の後に娘から渡された、子どもたちからの贈り物。二人でお金を出し合ったらしい。
日本中の候補のホテルに泊まれる宿泊券とお揃いの箸。
温泉にでも行ってくださいとのカードが添えられている。
どこにしようか楽しみ!
そしてこれからも美味しいものを作ってこの箸で食べようと思う。

これから電車からこの三角の塔を観るたびに、「ここで銀婚式のお祝いをしたなあ」と思い出す事だろう。同じ風景の意味が変わる。これって良いなあと思う。
三宮のてっぺんに私たちの輝く光が灯る。
良いお祝いが出来た。これからも夫婦の関係を大事に暮らして行こうと思います。



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