親父の日

親父と人間的交流ができるようになったのは
奇しくも母が亡くなってからだった

今の世の中はそうでもないが
【お父さん】というものは、子供の全てを【お母さん】に任せる

日曜のたびに遊びに連れていってくれたりする父だったが
どうにも中身の見えないところがあった



母が亡くなる前の数年間は
親子どころか家族としての交流も一切なくなり、昼間どこにいるのかもわからない状態
飲み屋の女とのデート現場を見かけたことも…


正直
母が亡くなって2人遺された時は、複雑な想いと絶望でいっぱいだった


そんなアタシの気持ちとは裏腹に、親父はもう25になっちまってるアタシの【親】に必死でなろうとしてくれた

言葉にしなきゃ伝わらないことを、惜しげもなく言葉にして

堕ちるとこまで堕ちて入院した時も
チビラの命を身籠った時も
生まれてからのチビラの障害のことも
普通の親なら当たり前かもしれないが
親父がここまで親身になってくれるとは想像だにしなかった


ただ
アタシは未だに【お父さん】と呼ぶことはない

【お父さん】は、やっぱり全く中身の見えない人だったから

…いい歳の女が、外で『おやじー!!』って呼んでるのって、確かにどうかとは思うけどね(笑)



親父
いつもありがとう

久しぶりに…

ゆうべから鼻水地獄
顔面ビショビショだわ、寝てても溺れそう…

家では元気だったのに
病院つくなりなんだかグッタリ

昨晩の寝不足のせいなのか、体調不良か区別がつかん


だんだん熱も出てきた

約束があったので、保育園に少し顔を出し
早々に引き上げ自宅療養…


現在37,8度
ハアハア言いながら、ビョンビョンしてる

悩める親羊たち

今日はお教室の参観日

参観日、といっても
マジックミラーやカーテン越しにそぉーっと覗く(笑)


まぁ
『ちゃんとやれている』とはお世辞にも言えない生活態度(笑)

…いいです
チビラなりの頑張りは認めます(笑)



そんな中

お母さん方と久しぶりに少し話したが

やっぱりみんな、葛藤と苦悩の日々を抱えてるんだなぁ…とわかった


そういったコミュニティーやカウンセリングは多々あるんだろうけど
そこにたどり着こうと動ける人は、精神的にまだポジティブなのかもなぁ…



子供たちの笑顔を見てると

この先に待ってる様々な困難を
いっときでも忘れられる気がする

希望というもの

先日の面談の際
理事長様からいただいた本

自閉症の息子との20年が、母親の視点から赤裸々に描かれている

半分くらい読んだけど
…正直、チビラのこの先の【予言書】みたいで(笑)

笑えないエピソードなんだけど…あまりにリアルにチビラで想像できるもんだから、ひとりでウケてしまった(笑)



それともうひとつ



以前通園していたという、四重障害のある女性の出したCD


障害を逆手にとって、特性を如何なく発揮していく

アタシにもチビラにも
できることは無限にあるのかも知れないね

ちょい足し話

いや、茶化したけど(笑)

実際、信頼感が深まったのは確か


話す、ということは
やっぱりなにより大事だよ


相手の意をしっかり理解することも、ね


障害児の親だからって
卑屈になっちゃいけない

成長の基準、なんてものがなきゃ
みんな等しく【子供】なんだから


それをわかってくれる場所で
育まれていくのが一番なんだと思うの


これまで出逢ってきた障害児のお母さんたちが
強くたくましく見えた理由が
なんとなくわかってきた気がする