自閉ですが、何か!?

自閉症のチビラと摂食障害のかぁちゃとの赤裸々な日々

生意気チビさん

2010-11-30 20:03:42 | チビつれづれ
所沢の航空公園へ

遊びに行くたび
【できる】が増える

今日は初めてブランコにひとりで乗った
最初は支えていたのだが
そのうち
『(いいですから、できますから)』
というようにアタシを押し退け乗ろうとする

…見てるコッチが心臓に悪いっちゅーねん
(-_-;)

乗れた
といっても数秒(笑)
ガシガシ攻めるわりに案外ヘタレなんね


そのうちフラフラ歩きだし隣のブランコの女の子と接触!!
…あまりにさりげない一連の行動にアタシも手が間に合わんかった

どちらも怪我はなくて良かったが
今後もアタシが気をつけんとな

生意気されると
『じゃ~ぁやってみい!!』と放置プレイに走りたくなるが
なにぶん、2歳
まだまだケツも青いわな

それはダミ声

2010-11-29 20:18:26 | チビつれづれ
今日のチビさんはよく喋った

いや
よく吠えた
鳴いた…?!


『んに"ゃっ、んに"ゃっ』
公園の階段を降りながら
まるでドラ猫だ

面白いから一緒んなって
『んに"ゃっ』
に付き合った

単語はない

ただニュアンスが明らかに喋っている
しかもかなり長文だ
(゜△゜)ンニャンニャ…チョーチョイ

喃語…っていうんだよね
チビさんにはアタシたちの言葉がそんなふうに聞こえてるのかも

タモさんの【四ヵ国語マージャン】みたいにさ


言葉 といえば
アタシが声を荒げたり泣いたりすると
チビさんを怒ってるわけでなくても
『んきゃあぁぁぁぁぁ』
って吠える

感情に反応する

これも立派な成長


遅くとも よい
日々 一歩一歩
なにかが変わってゆけば
よい

あたたかな場所

2010-11-28 20:57:05 | 日記つれづれ
母と祖父の墓参りに

父とチビさんと一緒に


祖父はひ孫の誕生を誰よりも望みながら会えることなくチビさんが生まれる3年前にこの世を去り
母はおばぁちゃんにはなりたくないと笑いながらチビさんが生まれる6年前に亡くなった

チビさんが生まれる前は
父と隔週交代で墓に参っていたのだが
生まれてからは父に一任しているので
たまに機会があれば便乗する

チビさんは当たり前だが2人を知らない

アタシが一番愛した2人

本来
墓参りはひとりで来たい
いろいろ話したいこともあるしゆっくり母とタバコも吸いたい

でも
2人にチビさんを会わせたい

こんなに大きくなったよ

ね ひぃじぃちゃん

ね お・ば・ぁ・ちゃん


いつかチビさんに
素敵で愛すべきおバカな人だったんだよと
伝えておいてあげるからね


チビさんが柄杓で遊びがてら2人に水をかける
それから話しかけるようにペタペタと石をたたく


母の笑顔
祖父の笑顔

ひだまりの中挿した百合の花が揺れていた

不妊

2010-11-27 20:28:20 | 不妊つれづれ
アタシは無排卵だった
生理も数年無かったしタイミングやらクロミットやら毎日の注射通いやら長年試したが結果がでることはなかった

子宮も収縮していたし
おおよそ子供を産めるカラダではなかったのだ

産婦人科に通いながらも
お腹の大きな女性や子供連れの幸せオーラに唇を噛み
子供用品売り場では常に息が詰まった


人工受精に踏みきった時も成功率は20%
ほとんど期待はしていなかった


奇跡は起きる

たった一回の人工受精で
チビさんはアタシのカラダに宿ったのだ


栄養不足の母体からたくましくもエネルギーを吸い上げ
腹の中でまるまると成長していく

そして骨盤通過も困難と思われながらも医師が驚くほどのスピード安産でこの世に生まれてきた


アタシが産んだ
…んじゃない
チビさんは
アタシのカラダを使って
自らこの世に生まれてきたような気がする


実際
不妊に悩み
必死で努力している人はたくさんいる

以前どこかのサイトで
『産めないカラダなのに薬やら人工的手段で子供をつくることは人道に反している』と非難した男性がいらしてアタシもだいぶ噛みつかれた

でもさ
ごく普通のご夫婦だって
計画的出産とか
つくるわよ~って【子作り】してるよね

出産=神聖なもの
ってことなんだろうけどさ
要は
その後 でしょ


今現在
不妊治療がんばってる女性
あきらめないでください

大変だよね
女ばっかつらいよね

赤ちゃんは授かり物
たからもの

過去

2010-11-26 20:34:10 | 日記つれづれ
祖母の妹
亡き母の伯母にあたる
アタシには…なんていうんだ
ましてチビさんには?

月一で亀戸からやってきてはチビさんの成長に目を細める
オヤバカならぬバババカ


母と歳が9つしか違わないせいか幼い頃から特別の関係にあり
母が結婚しだんだん痩せ細り弱っていくのを常に心配してくれていた

私が生まれてからは正月くらいしか会わなかったし伯母が独り暮らしをはじめてからは疎遠になっていた

母の訃報を聞き久しぶりに再会

その娘(アタシ)までもガリガリになった姿を見て
助けてやれなかった母の分もアタシのチカラになりたいと
何かと助けてくれるようになった

伯母とアタシは境遇や考え方が似ていて
ついアタシも母がそうしていたように伯母には本音を話せる


チビさんが生まれたときも病院に駆けつけ
わが孫のように喜んでくれた

チビさんも美味しいドーナツを買ってきてはメイッパイ遊んでくれる伯母が大好き
今日も大はしゃぎでたくさん笑った


伯母の前では
アタシはチビさんのお母さんではなく
母の娘だった頃にシンクロしてしまう

チビさんといる限り
出してはならない感情が溢れてしまう

過去をきちんと精算しないまま立たされる現在は
安定しているようで実に脆い

過去は消えない
それを通ってきたから今があるということ

それを通ってこなかったら今の何もかもはなかったということ

過去のアタシ
今のアタシ
どちらもアタシ

受け入れるにはまだ容量が足りない

伯母に会うたびそんな葛藤がある


けどね
チビさんと伯母が笑顔で遊んでるのを見てるとさ
とりあえず今を生きなきゃいかんなと
生きてるもんがそりゃ大事やろ と

伯母
66歳 独身
驚くほどのしっかり者

チビさん共々これからも宜しくデス