先日、障スポのプールで一緒になった母子が衝撃的だった件
子、といっても中高生くらいで背丈も大きい男子
お母さんは小柄で華奢
そのお母さんの声かけが、かなり神がかっていたのだ
「◯◯くん、すごいね~」
「えらいよ~」
「さすが◯◯くんだね~」
…ひたすら、誉めちぎる
彼を全て肯定し誉め称え、結果として彼の行動を抑制しかつ操っているのだ
プールがまだ時間前だったので、シャワーより後ろで待たなければならなかったのだが
彼が待ちきれず、シャワーカーテンの向こうに行ってしまった時も
「待てるね~さすが◯◯くん」
と、慣れた様子で声かけをする
彼はシャワーの手前までは入ったが、それ以上進んだり、まだかまだかと怒ったり騒いだりすることはなかった
行動を抑制し、こちらの指示通り動かしたいとき
「それをしてはダメ!これをやりなさい!」
では、彼らは動かない
動けない、のかもしれない
したいからするんだし
やりたくないからしないのだから
反論もできないし、ストレスも溜まる
どんどん言うことを聞きたくなくなるだろう
ただ
『やりたくないことだけど、なんかめっちゃほめられてるwww』
ってなるとやっぱり指示もストン、と入るのかもしれない
でも…なかなかできないよね
どうしても感情的になってしまうし
あれだけ体格差があると、暴れられたら勝ち目はないだろうし
うまくコントロールしていけるようになっていくんだろうな
ただ
誉めちぎるお母さんのその声には
あまり感情は込められていなかった
…いや、でもすごいわお母さん
ただ、【人を動かす】ってことに関しては
障害児に限らず言えることかもしれないな
私も『言うことを聞け!』ってのは、言うのも言われるのも大嫌いだから
まぁ……チビラと私が似てるのはそこくらいか(笑)