自閉ですが、何か!?

自閉症のチビラと摂食障害のかぁちゃとの赤裸々な日々

あの日から

2017-03-11 18:35:00 | 日記つれづれ
あの日から、6年

関連の番組を拝見しながら、『あの日』のこと
『あの日』からのことを思い出していた


ただの大きめの地震、と思っていたのが
それが東北で起きていて
さらに津波
原発事故
その後の生活まで影響を及ぼすとは想像だにしなかった

当時、チビラは2歳
それこそ揺れたことすらわかっていないくらいだったし
障害を受け入れ療育を始める、まさにその年でもあった

それでも、計画停電でパチン‼と電気が消えた時の

不安そうなチビラの顔は、今でも覚えている



被災地に比べれば、スーパーの商品が品薄だったり節電するくらいで生活は脅かされることはなかった

だからこそ『何かできることはないか』『何かしなくちゃいけない』という思いに襲われていた

僅かな寄付をしたり、オムツやおしりふきを都を通して送ったりもしたが
正直、情報は錯綜しているし
何が正しくて、何をすべきなのかがわからない
さらに買い占めやデマ・風評が溢れ
人間性やモラルを試されているような、なんとも言えない日々だった



そんな中、度重なる余震に
『もし、チビラを連れて避難することになったら…』という不安はずっとあった

偏食なため、配給は食べられないだろうし
バタバタしたり騒いだりして迷惑をかけたり、本人もストレスで体調を崩したりで避難所にいることは難しいだろう

障害者の避難に関しては、地域でもマニュアルが作成されていたりもするが
そういったケアは、医療機器が必要だったり自力避難が困難な身体の方々が当然優先される


今でこそ、だいぶものわかりは良くなってきたが
やはり避難所生活ともなれば、人様にご迷惑をかけるのでは…という不安は拭えない




現在の石巻や南三陸町の様子を見て

想像以上に復興が遅れていることを痛感した

私の見解が甘かったのもあるが

こんなにまだまだだとは思わなかった


どうか

今日この日に限らず現状を伝え続けて欲しい

そして

関わる団体の方々でも、できることなら政府からでも

私たちにできることを具体的に発信して欲しい



『3.11を忘れない』

それがきっと

いつ被災するかもわからない自分達の未来にも繋がっていくはずなのだから