つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと。
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おもしろかったドラマ・バラエティ*日本編2023

2023-11-20 | テレビ/ドラマ/DVD
2023年にリアルタイムや録画などで観た日本のドラマ・バラエティのうち、おもしろかったな~♪というものをざっくりと備忘録として書き残しておきます。

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。



原作は、実写ドラマ・映画化され話題となった『深夜食堂』をはじめ、『四万十食堂』など数多くの食に関する作品を生み出してきた、安倍夜郎の同名作。昼は俳優、夜は酒場へと繰り出す日々を送る主人公・北見優作は、訪れる店で酒を酌み交わす魅力的なマドンナ達に毎度心惑わされながら、食って、呑んで、ふられて、呑む…!
悩める五十代・優作が繰り広げる“たそがれ”ストーリー。



微妙に売れているようないないような脇役俳優、北見優作を演じる北村有起哉がいい❢ すごくイケメンというわけではないのに(失礼。。)、色気があり可愛らしく、なんだろう~この魅力は。語彙力が足らなくて言語化できないが。
主題歌のドレスコーズ『最低なともだち』がラストに流れると泣きそうになる。なぜかな。。
登場するお店はどれもおいしそうで、空腹時に観るのはおすすめできない。どこも一度は行ってみたくなる。



IT企業社長 高木明(山中聡)が社長室で遺体となって発見される。持病の薬の過剰摂取が死因とされるが、カリウム製剤などが混入していたことから殺人の可能性が浮上する。刑事課の小川満(濱田岳)、丸山啓子(夏帆)、山根茂之(橋本じゅん)らは捜査に乗り出す。
そんな慌ただしい刑事課に、警察の事務を担う警務課の大川勇治(松重豊)が現われ、刑事たちから煙たがられながらも働き方改革を訴える。実は優秀な刑事だったが、妻を病気で亡くし子供との生活を優先するようになった過去がある。
刑事課に移動したばかりで、捜査に不慣れな小川は、大川に協力を仰ごうとする。始めは、もう刑事ではないからと拒絶する大川だが…。見た目も性格も凸凹な”大小コンビ”が難事件の真相解明に挑む!



文字どおりの“大小コンビ”が軽妙で楽しめる刑事もの。主役のコンビも脇役も実力派揃いで安心して観ていられる。
テレビ東京のドラマはキャスティングや演出に、もやっとしたり、いらっとしたりしないのがよき♪ 役者がみなのびのびと楽しんで演じているのがうかがえてなおよき♪



“グレース”という真紅の愛車に乗って成田に向かった妻。そして、南仏で彼女を襲ったバス転落事故。遺品として残された妻の愛車のカーナビには、夫に内緒で日本各地を訪れていた旅の履歴が残されていた! 
妻の不貞を疑った夫、希久夫はその謎を解くため、カーナビの履歴をたどる旅に出る。 藤沢、松本、近江八幡、尾道、松山・・・・ 美しい日本の原風景を名車でたどる希久夫の前に、次々と現れるかけがいのない人々との出会い。 妻が遺した疑惑のカーナビ履歴。果たしてそれは妻の夫に対する裏切りだったのか、それとも…。



美しい景色と映像に観いってしまう。最近多い、カラーグレーディングをばんばんかけたわざとらしさがないのがよい。
愛と信頼、傷つきと癒し、出会いと別れ。安直な収めかたで終わらせなかったラストが心地よい。
「グレースの履歴」は病気が再発し死を覚悟した妻が、夫に贈った最後の愛のプレゼントだった。ひとりになってしまう夫に、かつて夫と縁があった人々と再会させるために。
「残された者は生きていかなければならない」この言葉が深く心に染みる。
とても良質の大人のドラマだったと思う。



2022年・夏。新型コロナが収束しないため、夏の花火大会は中止となり、望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は今年も暇になりそうだ。大規模な花火は上げられないものの、個人がオーダーする花火を始めようと、航は星太郎に何度か提案してきたが、星太郎は難色を示す。しかし、星太郎が個人のオーダーを嫌がる本当の理由は…。
その後、星太郎はいつものように、朝食の片づけを終えてから作業場に向かう。すると、航が倒れており、「すまん」という言葉とともに、息を引き取るのだった。



星太郎だけが見えて会話していた亡き父親の航が、実は星太郎の心が生み出した妄想だったというのが最大のおち。年齢だけはそれなりに重ねているが、心は母親が離婚して出て行った子供のままだ。
高橋一生はこういった役を演じるとものすごくはまる。目が泳ぎ、挙動不審になるところの滑稽で可愛らしいところは、とても魅力的だと思う。現実に身内にいたらば「ごめんなさい~パス~」だが。



絵の具・クレヨン・キャンバスに筆。これら全て、絵画を描くときに必要な道具である「画材」。知っているようで知らない画材の世界を紐解いていきます。今回、アートの冒険に出かけるのは武蔵野美術大学大学院 油絵学科を卒業したアーティスト・タレントのベック。 



フジにしては珍しくうるさくなく、きちんとした構成で安心して観ていられた。いつもがちゃがちゃしてにぎやかしばかりなので、フジは全く観ないのだ。
絵画は観るのも描くのも好きなので、わくわくしながら楽しんで観られた。日本画と西洋画の絵具の使い方が違うとか、初めて知って勉強になったし。
番組で紹介されていた、PIGMENT TOKYO にはぜひ行ってみたい!
後編も楽しみ♡



突然撮影が休みになった俳優の1日を、気鋭監督・脚本家たちが描く異色ドラマの第3弾。人気俳優・神木隆之介が自分で自分を演じる8つのパラレルストーリー。



全部、脚本あり~の演出あり~のフィクションなのだが、もしかしたら本当にこんな撮休を送っているのでは?と思わせてくれる、絶妙なさじ加減がよき♪
神木隆之介に続く有村架純版も楽しみ♡



新進気鋭の脚本家 坪田文が書き下ろすオリジナルドラマ。 
1923年に作家デビューを果たした江戸川乱歩。それから100年という節目にお届けする“知られざる江戸川乱歩誕生秘話” 。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」制作チームがNHK大阪放送局よりお送りするロマンスあり、笑いあり、涙あり、魂の叫びあり、アクションあり、今を生きる人々の心に響く珠玉のエンターテイメント活劇。



こだわり抜いた映像美!一体、このご時世にどんだけの時間と労力をお金をつぎ込んだのか?と首をひねってしまう。さすがNHKだな~民放はもう大手芸能事務所と大手広告代理店のいいなりに成り下がってしまったし。
独特の世界観に浸れる作品♪ 次回作に期待♪



幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。
舞台は大政奉還直後の江戸。徳川滅亡を図り江戸城下で狼藉の限りを尽くす薩摩藩士に対し、大規模な戦争を避けたい勝海舟は会津藩の武士でも庄内藩の武士でもなく「村の力自慢」や「大男」、「村一番の速足」や「機転の利く小男」などバラエティーに富んだ百姓たちを寄せ集め、私設部隊を秘密裏に立ち上げる。多額の報奨金を目当てに集まった丑五郎(染谷将太)や市造(町田啓太)ら百姓たちは、初めて握る刀に動揺しながらも、元新選組隊士の島田幸之介(松田龍平)に特別な訓練をうけ、日に日に成長。そして初陣。雄たけびとともに威勢よく出陣した百姓軍団の彼らには「一撃必殺隊」という名が付けられた。



「小説『幕末一撃必殺隊』を原案にしたコミック『いちげき』を原作とし、宮藤官九郎が脚本を手掛ける本格青春エンターテインメント時代劇」と銘打っている作品。クドカン作品にしてはお笑い要素が少なめで、階級社会と差別や貧困について考えさせられる。
いつの時代でもそれぞれの立場で正義があり、想いがある。それはなかなか交わることのない平行線のようだ。
キャストの松田龍平の爬虫類ぽさ(褒め言葉)と染谷翔太の死んだ魚の目(誉め言葉)がよい♡ 唯一無二だと思う。



山梨県警本部の強行犯捜査係は3つの班で構成された最強の捜査集団。班長は“冷血”の楠見昌平(松重豊)、“閃き”の村瀬恭一(岸谷五朗)、そして一番の検挙率を誇る1班の“笑わない男・青鬼”朽木泰正(仲村トオル)といういずれも曲者揃いだ。朽木の推薦で1班配属となった若手刑事の矢代勲(風間俊介)は、普段こそ周囲に明るく振舞っているが、実はあるトラウマで心から笑えなくなっていた。
そんな折、厚木北署管内でホームレスが青酸カリで毒殺されたとの一報が入る。朽木は16年前の事件との関連を疑う。それは被害者の息子を騙し、酒に青酸カリを混入させ殺害した未解決事件だ。厚木北署の刑事課課長・安川(神尾佑)の話では、被害者はスズキ(山本浩司)と名乗っていたが身元は不明だという。
だが事件3日前に目撃された、不審者の似顔絵を見た矢代は驚く。サングラス、口ひげ、16年前の犯人とされる似顔絵とあまりに酷似していたのだ。



TBSでも別のキャストで放送されていたので、内容も結末も知っているのだが、よい作品はそんなことには関係なく最後まで見入ってしまう。新作をTBSでは放送しなくなったようなので、テレビ東京にはぜひともがんばっていただきたい!



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