どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

ツキヒ

2010-08-16 04:44:55 | Weblog
昨夜は毎年行われる、高校の大同窓会に参加。
行きたくねぇ~と、大将&九二四四氏と焼き鳥屋でひっかけながら少しだけサボる。
やはり毎年代わり映えがない。
食事も変わらない。
そんな中、一つ上の団長に会った。
何年ぶりだろうか?
先輩が団長の時、俺は付人だった。
旗を持ち、水を運び、いつも一緒だった。
先輩が行く場所には常に一緒に行く。
それが団長候補の務めでもあり、それ以外にも、なんかこの先輩はいつでも目にかけてくれてたから周りの評判等関係なく、俺は好きだった、というせいもある。
俺が一年生の時は教育係でもあったからエールや旗振りも大体は先輩に教わった。
(後にアベテツの方が上手いと知り、野次や旗振りはアベテツに習うことになるのだがな。)
そんな先輩なので、
「りょう!忘れ物した!家に付き合って!」
ともなると家にも行く。
親父さんは商売をされていて、家にいる。
麦茶やら飴やら、パンやらオニギリやらをいつもくれた。
息子も可愛いのだろうが、息子の後輩の俺は孫のように、メチャメチャ甘やかされた。
親父さんには、すごくお世話になった。
先輩には可愛くない妹がいて、俺はその可愛くない妹に惚れられたりして最終的にはあまり行きたくなくなった家だが、思い入れが沢山ある家だった。
応援団は人数が少ない為、班に別れて応援に行く事がある。
先輩が卒業し、俺が団長になった。
団長班には俺の後輩が二人ついてきた。
仙台市体育館までチャリンコ。微妙に遠い。
先輩の実家を横切る際に、デカイ声で挨拶をしたら、親父さんが出てきて、首にかけてる手拭いを振りながら、俺に負けない位のデカイ声で、
「かっこいいぞ~!!」
と何度も言ってた。
後輩達は初めてだった。
「誰すか?」
「熊谷先輩の親父さん。」
「恥ずかしいッス。」
「俺は…誇らしい。」
「そうっすね。」
「ちょっとだけ、恥ずかしい。」
「そうっすね。」
「必ず挨拶するように、下にも伝えろ。」
「必ずやります。」
「よし。」

今日、その親父さんが亡くなった事を聞かされた。
カッコ悪いから我慢して泣かなかった。

今から、泣く。
もう泣いてる。
明日、線香をあげに行く。
親父さん、あの時はありがとうございました。

嬉しかったです。

本当に嬉しかった。