大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

要再再検査さん3~初!産婦人科~

2005年10月25日 | Weblog

そんな訳で、三井記念病院に土曜の朝行ってみた。
大きい病院は混雑するんだろうなぁ、と思って朝一で行ったら、産婦人科では二番目だった。
大きな病院は初めての上、しかも産婦人科。超緊張する~
なんか、ガン宣告されるより、嫌~な感じ。

初診のアンケートに記入して、診察券を発行してもらい、産婦人科の待合室に回される。まだ早い時間なので、閑散としていたが、しばらくすると、お腹の大きな妊婦さんが二人ほど入ってきた。一人は見た感じインド系の女性で、旦那さんがカタコトの日本語で通訳してる。異国での出産ってかなり不安だろうなぁ。
もう一人は30代くらいの女性。やはり旦那さんが心配そうについてきている。
死にゆく命もあれば、生まれ来る命もあると、ちょっと感動した。
人類の新陳代謝だよねぇ。

産婦人科の待合室で待つこと30分。第一診察室に入ると、ちょっとボーッとした感じの見た目50代の先生が待っていた。
「ああ、検診で回されて来たのね…」
……この先生、低血圧なのかな???
朝早くて、まだエンジンがかかっていないのか、所作がかなり優雅。
紹介状の封筒は糊付けされていたのだが、最初それに気づかない様子で、二、三度、封筒の縁を指で弾いていた。

こういう時に「先生、糊付けされてますよ」と指摘していいものか?ちょっと悩む。

……大丈夫なんだろうか

と、微妙に患者を心配させる先生ではあるが、これで緊張がほぐれた(笑)
先生は紹介状を眺めて、おもむろに口をきった。
「細胞診にはクラスⅠ~Ⅴがあってね、あなたはクラスⅡだから多分心配ないでしょ」
「あー、貧血もあるの…出血の量は多いほう?」
出血の量といっても、人と比べてるわけじゃないので、多いか少ないか基準が判らない。
「じゃ、診察するから後ろ入って、貴重品は持って入ってね」
と背後のカーテン内に促された、カーテン内は前と左側が壁、右側がカーテンで仕切られた半間ほどの空間。下にはスノコが敷かれている。
入ってから暫く待ってみたが指示が無いので、カーテンから顔を出して先生にお伺いを立てる。
「先生、下脱いで待ってればいいんですか?」
「ん~?」やっぱり、ボーっとした感じの先生だ。
この問いに、看護婦さんが見に来た。カーテン内に入ったら、看護婦さんが指示を出すものだったらしい。熟年の看護婦さんも忙しいのか、おっとりしているのか、時間の流れが遅く感じる空間だ。
お腹から下がカーテンで仕切られた向こう側なので、実際何をしているのか良く判らないが、暫くするとカーテンの脇を少し空けて、モニタを見せてくれた。エコー(?)の白黒反転した画面を見せながら、下腹部押しながら、色々説明してくれる。

「これが子宮内でこれが卵巣。両方ともキレイだから問題ないね」
エンジンがかかってきたのか、先生の声に少々張りが出てきた。(…失礼なこと言ってすみません
診察が終わった後、プリントアウトしたエコー画面を指して、更に説明してくれるが、正直、ただのノイズにしか見えん(笑)。子宮内膜と卵巣ガンに関してはエコーで判るそうだが、子宮頸部のガンは細胞診でないと判らないそうだ。
「あなたの場合ねぇ、この頸部に親指大の腫瘍があるからねぇ、これは午後の外来で取りましょう。電気メスで切るから。痛みは無いから大丈夫。えーと、結果が出るのが火曜だから…」
ここで、熟年の看護婦さんと予定調整に入る。
「先生、来週学会ですよ」
「そうだな、じゃ、その次の火曜11/1はどうかな…」
「11/1の15時ね。出血するかもしれないから、あて物を持ってきて」
「女の人はねぇ、毎月出血するでしょう、だから貧血気味ではあるんだよね。増血剤出しますからね。朝夕一錠飲んでね」
と、いう訳で、この日から増血剤生活が始まった。
朝、晩、食後30分以内に一錠。オマケの胃薬も一袋…。
この間お茶飲んじゃダメってのが辛いなぁ。