6月23日。慰霊の日ですね。
我々にとって、特別な日です。
「我々」というのが、沖縄県民「だけ」を指す言葉でないと良いな。
今現在の47都道府県で唯一地上戦のあった唯一の県が沖縄です。これを知らない方多くて、沖縄から内地に出てきたときは本当に驚きました。
6月23日は、その沖縄戦が終了した日
と思っている人が多いで実際はそうでは無くて、
日本軍と連合軍の「軍」単位での戦闘が終結した日です。当時沖縄で日本軍を指揮していた牛島満中将をはじめとする司令部が自決した日をもって組織的戦闘が終結した事になっていますが、今現在のようにSNSですぐに情報が拡散される状態では無い事は想像にたやすく。
「戦争が終結しました!。」
と敵国の兵士が投降を呼びかけても
「嘘だ!。そんなはずがない!。」
と抵抗し続け、結果的に実際に戦闘行為が終了したのは9月とも言われていますが、それまでの3ヶ月で更に1万人程の犠牲者が更に出ています。
ですので6月23日は沖縄戦が終結した日
ではなく
沖縄戦が終結されたと言われている日。
なのです。
こういった戦争の話をすると
あー、川上さんは戦争反対者=基地反対者=左翼
的な事を言われたりそんな扱いされたりするのですが
突然命を奪われた先人達の御霊に祈りを捧げたり、焼け尽された何もない土地を、今現在の沖縄まで復興させた先人達の苦労の感謝の念を持ち、平和が続く事を先人に誓ったり、する事って、そんな右とか左とか、保守とか野党とか関係あるのかなって?思います。
それぞれの立場や考え方があると思いますが、本日23日は、民間人も日本軍も連合軍も関係なく、全ての沖縄戦で命を落とした御霊に祈りを。安らぎを。
ちなみに沖縄県糸満市にある黒百合の塔には、石川県出身者978名の御霊が祀られています。
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