お2階のコーギー

コーギーのアンディーのお出かけや普段の様子について書いています。

鼻腔内腫瘍のお鼻ブシュブシュと脳炎の動画

2016年08月08日 18時48分01秒 | 鼻腔内腫瘍

今週からリオでオリンピックが始まっていますね。

毎晩応援してます!日本頑張れっ!

 

まずは ジャッキーの鼻腔内腫瘍の症状の動画です。

2016年7月中旬撮影


こんな様子が日に1~2回ほどありました。

放射線治療を開始して23日目(治療7回目)以降、お鼻のブシュブシュは一度もありません。

でも腫瘍の大きさがどうなったかを確認するのはCTを改めて撮らないと分かりません。

なので 放射線治療最終日か

治療後幾日か後にCTを撮って経過を確認するそうです

 

ジャッキーの場合、冬くらい(数か月前)から

くしゃみをして鼻を床に打ち付けたりしていました。

 

鼻血の写真もアップします。

 ←粘液系の鼻水にさらっとした血が混じった感じでした。

ジャッキーは2日ほど鼻血交じりの鼻が垂れたり、くしゃみをして血を飛び散らかせたりしていました。

抗生物質を服用したら鼻血は止まりました。

 

鼻血が出ると病院では血液検査とレントゲンを撮って何か怪しいモノがないかを調べます。

何か影が出た場合、腫瘍や炎症も疑いますが

種などの異物が入っても炎症が起きる場合があるそうで、

とりあえずは抗生物質で様子をみるということになります。

たいていは一旦は鼻血が止まるのですが

それで治ったかな~と思う頃にまた鼻血が出て、を繰り返しているうちに

腫瘍が進行してしまう、という事もあるそうです。

 

なので鼻血が出たら 早めにCTを撮るのが一番です。

とは言ってもCTを撮るには

麻酔をしなければならないし、費用もかかるので

そう安々と受けられる検査ではありませんので

様子を見ているうちに日が経ってしまうのが

この病気のやっかいなところです。。。。

 

ちなみにジャッキーの鼻血は2日間だけでした。

鼻血後20日後に鼻腔内腫瘍とわかりました。

決して早く発見できたわけではありません。

 

 

次に脳炎による後ろ脚のよろけの動画です。

2016年7月上旬撮影 

前足と後ろ脚の踏ん張りが効かなくなってしまいました。


 

おかげさまでステロイドを飲んだら すぐに効果が表れて

少しの距離ですが走れるようになりました。

2016年7月17日撮影撮影

 

こんなに元気になってくれて本当に嬉しいです。

 

ただ、↑ この時は走っていますが、たいていはポチポチと歩いています。

それに「元気」にもムラがあって、隣の公園まで歩ける日もあれば 家の周りを一周するだけという日もあります。

脳炎の症状が抑えられているのにどうしてお散歩の距離が増えないのか近所の医師に聞いたところ

「ステロイドを飲んでいるので筋力の低下もあるのかも」、と言われました。ほんまかいな

 

最後に

ジャッキー、病院の待合室で箱乗りをしています(笑)

 

明日が10回目の放射線治療日です。そしたら夏休みです


放射線治療のリスクとか。

2016年08月03日 00時04分38秒 | 鼻腔内腫瘍

 

さて、先日2016/07/26(火)に放射線治療第7回目だったのですが

機械が壊れて大学側からドタキャンされたのですが

替りの日を作ってもらいました。

 

 

因みに本日8/2(火)8回目の放射線治療を終えた現在のジャッキーですが

まだ副作用らしきものは見当たりませんが

強いて言うならば ジャッキーは右の鼻腔に放射線をあてているせいか

右の白目が充血してます。涙が増えて目やにも増えてきました。

ホウ酸を水などで薄めたもので一日に何度も拭いています。

↑イメージです(因みにホウ酸水でのお口拭きはやめておいた方がいいそうです)

 

さて今日は放射線治療について書こうと思います。

 

日本大学病院では(2016年7月現在)

月水金の担当がT先生

火木の担当がN先生となっていています。

ジャッキーの担当はN先生です。

「放射線治療をする場合、1回ですべての照射を行うよりも

複数回によって照射を行ったほうが正常組織に対する晩発障害を少なく

総放射線量を大きくすることができます。」と説明されました。

 

意味ですが 放射線はどこも切らないので治療自体は綺麗なのですが

2つの副作用がでます。

急性障害と晩発障害(バンパツ)です。

共に放射線が当たっているところで 正常組織に障害をもたらすことを指します。

 

まずは急性障害ですが

細胞が活発に働いている部分、たとえば皮膚ですがスり傷をしたらそのうちかさぶたが出来て

また新しい皮膚ができて治りますよね。

放射線治療は当たっている増殖中の細胞を傷つける治療法なので 

放射線治療の良い点ではがん細胞を傷付けることによって腫瘍の増殖を抑えますが、

悪い点では(ジャッキーは鼻に当ててますので)

皮膚を傷つけられて 顔の毛が抜けたり色素沈着が出る予想です。

 

↑ ビフォアー                                 ↑アフター(予想画)

ただ、皮膚や毛は再生能力がありますので

放射線治療が終われば(皮膚の下の組織なのか 放射線が当たってない組織なのか分かりませんが)

新しい皮膚細胞が増殖を初めて皮膚を覆っていくのでいずれは皮膚と毛は回復します。

(8/4に聞いたこと: メガボルテージの放射線機であれば

コーギーは毛が抜けたり皮膚に影響が出ることは少ないそうです。

トイプーやマルチーズは影響がどうしても出やすいそうです)

 

 

そしてもう一つの晩発障害です。

放射腺が当たっているところで「分裂しない細胞」への弊害が起こります。

放射線で傷ついた正常細胞が死んでしまって 回復しないまま固定化するとやがて

その箇所に障害が起きてきます。

例えば骨や目などにです。

鼻の骨が溶けたり白内障になったら自然治癒力では治りませんよね。

半年後くらいに障害がでてくるそうで晩発障害といいます。

残念ながらこの晩発障害は0にはならないそうです。

 

ただ晩発性障害のリスクを少なくさせることはできるそうです。

それは照射回数を多くする事だそうです。

 

治療時に放射する放射線量の単位を1gy(グレー)と言いますが、

例えば6週6回ならトータルで30gyから36gyくらいしか当てられませんが

13回だと1回量 3.5gyでトータルで45.5gy当てられるそうです。

回数を多くしてトータル量が増えても副作用のリスクは変わらなく 腫瘍をに対する治療効果も上がるそうです。

 

また週1回よりも週2回。週2回よりも3回。という風に日を空けずに治療する方が効果があるそうです。

そのほうが腫瘍に増殖させる時間を作らないからだそうです。

放射線で傷ついたDNAは悪性組織よりも正常組織の方が早く回復して治るからだそうです。

こんなイメージです。↓

これを3つのサイクルを繰り返していくと

腫瘍が傷ついているうちに何回も放射線をあてて

増殖能力をなくさせたり 増殖速度を遅くさせて どんどん腫瘍が小さくなっていくという理論です。

 

ジャッキーは大学動物病院側との相談で13回になりました。

☆の日が治療日です。

 

ただジャッキーの治療期間中にお盆休みが入ってしまいます。お盆中 病院はお休みなんです。

治療が長くなるとガンに回復するチャンスをあげてしまうそうなので (人間の場合は毎日照射で1日に2回当てたりするそうです。)

後半に治療お休み期間が8日もあるからその間に腫瘍が増殖したりしてしまわないかが心配です。

 (今日先生に確認したらジャッキーの治療計画はお盆前に10回連続して照射するので全く問題はないとの事でした)

 

因みに 一回の放射腺の治療時間は

準備と 7~8分の照射と 後処置(覚醒時間を含む)に20分程度で約1時間30分くらいだそうです。

麻酔の深さは手術などの刺激がないので 浅い麻酔だそうです。

↑イメージ(放射線治療機)

 

でもこんなに治療を受けて副作用に苦しんでも 再発してしまう可能性は避けられないそうです。

ジャッキーのような鼻腔内腫瘍の場合の予後は治療しても6か月から1年だって。

 

では最後にジャッキーのアホ面で 

「ほら まだ僕のお顔に副作用は出てないよ