世田谷パブリックシアター「萬斎版 ハムレット」を観劇。。
【作】W.シェイクスピア
【翻訳】河合祥一郎
【構成・演出】野村萬斎
【出演】
野村裕基/岡本圭人/藤間爽子
釆澤靖起 松浦海之介 森永友基 月崎晴夫
神保良介 浦野真介 遠山悠介
村田雄浩/河原崎國太郎/若村麻由美/野村萬斎
<物語>
父である先王の亡霊から死の経緯を知らされたハムレットは、その死を
仕組んだ叔父クローディアスへの復讐を誓い狂気を装う。
この復讐計画により、ハムレットを慕うオフィーリアやその兄レアーティーズ、
王妃となった母親ガートルードをはじめ、彼の周りの人々は運命を狂わされていく。
いわずとしれたシェークスピアの悲劇です。。
この悲劇を萬斎流にアレンジして笑いを取る場面、現代の社会風刺も交えて
独特の視点から悲劇を悲劇としてとらえず、そして悲劇を醸し出す演出です。
和風の衣装に雅楽&歌舞伎。。。
私には「ちょっとやりすぎ?」という演出もありましたが、しっかりしたキャストの
演技で楽しめました。
ハムレットを演じた野村裕基君。萬斎氏の子息です。もちろん狂言師。
膨大なセリフをこなしていました。そのセリフ表現ですが、少し気負ったようにも
思えましたよ。あまりにも「この物語は悲劇です」と強く訴える表現だったような。
もう一つ、セリフの言い回しがお父さんのコピーかな。
これから、もっともっと様々な舞台を踏んで成長してくれると良いですね。
休憩ありの3時間15分。。なかなか長かった。。