ちゃこらルーム

ちゃこらのポジティブライフ
明るく楽しい毎日を過ごしています。

抗がん剤治療

2006年11月11日 | 病気の事
ここの病院では、術前に抗がん剤治療をするとのこと。
(どこに行っても同じという前病院の医師の話しと違うじゃん!!)
6月に入院してセンチネルリンパ節の検査をして、そのまま抗がん剤治療に入りました。
抗がん剤は全部で8クールの予定です。
はじめ4クールは CEF と呼ばれているもので、ファルモルビシン・エンドキサン・5FUという三種類の薬を使い、後半4クールはタキソテールという薬を使います。

どちらの薬も初回のみは入院にて点滴を行い、それ以外は外来で点滴。

初回は入院して、抗がん剤の点滴と、センチネルリンパ生検というわきのリンパへの転移を調べる検査を行いました。
検査といってもわきの下に2cm程度メスを入れるので、ちゃんと手術着を着て手術室で局所麻酔で行いました。
麻酔がかかっていてもやっぱり痛かったです・・・。
この検査結果は残念ながら陽性でしたので、本番の手術ではリンパも取ることになりました。

CEF投与 1回目 入院にて(6月14日)
投与の直後はとくに大きな副作用も出なかったのですが、6日後ひどい頭痛と肩こり、なんとなくムカムカ感が出てきました。
12日後からは頭皮が痛痒く、脱毛が始まりました。
(ずでに退院してすぐにウィッグを購入しておきました)

CEF投与 2回目 外来(7月10日)
今回は血管痛があり、冷やすといいと聞いたので腕に冷えピタをはって過ごすが緩和されず、逆に温めるほうが楽になった。
副作用はなんとなくムカムカする程度だが、白血球減少時はとても疲れやすい。
時々頭痛。

CEF投与 3回目 外来(7月31日)
血管痛がますますひどくなる。
ムカムカが前回より強くなる。

CEF投与 4回目 外来(8月28日)
ムカムカがひどくなり、のどの奥に物が詰まったような感覚が続く。
口内炎、ノドの痛みなど。
10日過ぎると楽になる。

タキソテール投与 1回目 入院(9月21日)
当日はなかなか眠れない。
翌日 舌に違和感がある。
5日~10日ひどい関節痛と指先のしびれ、寝ていても辛い。
2週間過ぎると体の痛みも少し回復するが、舌の違和感は続くので何を食べても味覚がなくおいしくない。

タキソテール投与 2回目 外来(10月12日)
副作用の感じは前回と同じ。

タキソテール投与 3回目 外来(11月2日)
ほとんど前回と同じように、日にちで出てくる症状が決まっている。
関節痛、筋肉痛が全快より長引く気がする。

そして現在に至ります。
当面の目標だった抗がん剤投与も残すところあと1クールとなりました。
想像していたほど大変ではなかったけれど、それでもやっぱり気持ちの浮き沈みも激しくて、自分の精神状態を普通に保つ事が一番大変だったような気がします。
理屈では納得しているつもりでも、実際に髪の毛が抜けはじめた時はショックだったし、気持ち悪い時には気分も晴れません。
いろいろな思いを経験しながら、心も成長して来れたのではないかな?と自分では思っています。
残り1クールの抗がん剤が終わると手術が待っています。
焦らず、1歩1歩着実にこなしていきたいなあ・・と思います。

乳がん・・・病気になって当たり前の日常にとても感謝できるようになりました。
当たり前の毎日に感謝しながら、日々の思いをつづっていきたいと思います。

病気のはじまり

2006年11月11日 | 病気の事
2006年5月、思いがけない乳がん告知に戸惑い、落ち込み、そして、病気を受け入れて、長く付き合っていく覚悟も最近は少しできてきた気がしています。

まず、ここまでの治療の経過を簡単に紹介しようと思います。


2006年2月
胸に痛みがあり、しこりに気づく。
インターネットで調べると、痛みの有る場合は「乳腺症」とあるので自己判断。
2006年5月
やっぱり気になるので、自宅近くの総合病院を受診。
レントゲン、エコーの結果「恐らく乳腺症だから半年に一度の検診を続けてください。一応念のためしこり部分の細胞を調べておきましょう」といわれ細胞診。
(痛そうな見慣れない針の付いた機械が恐かった・・痛くなかったけど恐かった)
1週間後、結果は電話でと言われていたので病院に電話すると、
医師「あ~ちゃこらさんねえ・・・意外な結果が出たのでまた病院にきて欲しいのよ。」と言われる。
(意外な結果??なに???なんなわけ????)
ちゃ「あの~ 意外っていうのは?」
医師「良くない結果がきてるのよ」
ちゃ「良くないって、乳がんってことですか?」
医師「そうだねえ・・。意外なんだけど。」
この先の会話は自分でもよく覚えていませんが、ガンの進行度とかについて尋ねた記憶があります。(聞いても分かるわけないんのにね。)
そして、そんな大事なことを電話口で告知するのか?ということにびっくりしました。

その日から外来へ行くまでの2~3日は激しいうつ状態。
いま振りかえると笑っちゃうけど、本気で「もう死んじゃうのかな」なんて思って毎日泣いていました。
まず、最初にしたことは本屋さんへ行き「乳がん」の本を数冊購入してきて、一気に読みました。
はじめのうちは、読めば読むほど最悪のパターンばかりに思いが行ってしまい更に落ち込むばかりでした。

そして外来。
このときは 夫 と 夫の姉 に付き添ってもらって病院へ行きました。
主治医の説明では、
「とりあえず手術して、それの病理結果でその後の治療が決まる」
とのことでした。
私としては、その病院で治療を続けるかどうか迷っていた事も有り、セカンドオピニオンを受けたいことを申し出ましたが、
医師「治療法方に選択肢のある場合はそういうこともあるけど、ちゃこらさんの場合はもう結果も出てるし、どこにいっても同じですよ」
ちゃ「それでもいいので、考える時間を下さい」

結局、2週間後の手術の予定と術前検査の予定をしっかり予約して帰宅しましたが、多分その先生のやさしさなのかもしれないけどニヤニヤ話すところや目を見て話しを聞かないところなどがどうしてもひっかかり、別の病院への転院を決意しました。     

それからインターネットで乳腺専門医のいる病院を探しまくり、何かに導かれるように今の病院にたどり着きました。

新しい病院の主治医は若くて元気な女の先生です。
1つ質問すると10くらい返してくれます。
この先生に会って、それまでの不安が半分に減りました。