良い子の歴史博物館

訪れたことのある博物館、歴史上の人物、交通機関についての感想、小論など。

台北101

2006年06月23日 | 雑談
台北101は地上101階の世界一の超高層ビルだ。

タクシーで乗り付けたが、どんよりとした雨交じりの曇天で、
雲が低く垂れ込めている中、得意なデザインのビルが現れた。
実に存在感のある建物である。
ちなみにタクシーの運転士さんには行き先を「やお りん やお たーろう」で通じた。
タクシーの車中で2歳の娘が眠りこけてしまった。
タクシーを降りて、しかたなく熟睡中の娘を抱っこして、ビル内に入った。
最近、私は少し腰痛気味なので、12kgの抱っこがきつい。
だが、ビル内は広かった。
せめて、どこかで休憩したかったが、適当なところが見つからない。
こうなったら展望室へ行こう!

やっとの思いで、展望室行きエレベータ入り口を見つける。
大人350台湾円。

入り口で、しばらく並ぶ。
前に並んだ人が、私たちが日本人であることに気付いて、片言の日本語で話しかけてくれた。
台湾のあちこちで、友好的に接してくれる。

エレベータは広く、並んだ全員が乗れた。
このエレベータ、現時点で世界最高速だそうで、登ると耳が痛くなる。

室内展望室は89階にある。
必死の形相の私は、広々としたソファーを見つけ、倒れこむように、娘を寝かせた。
そのまま、約1時間、娘は昏々と眠る。
我が娘、世界一のビルでお昼寝とは、なかなかの大物かもしれない。

若い女性のグループが、娘を見て、大喜び。
みんなで携帯電話で娘の寝顔の写真を写していた。
彼女らが台湾人でないと気付いた妻が、簡単な英語で、どこの国か?聞くと、
フィリピンの大学生だった。

我が娘、アジアの友好親善に役立ったらしい。

ようやく娘が目を覚ます。
トイレでオムツを替えたり、お菓子を買って食べたりと、
長時間、展望室に滞在した。

曇天のため、眺めは限られているが、とても気持ち良い景色だった。

エレベータで降りて、地下で食事。
人がいっぱいで、空いてる席を見つけるのに一苦労した。

それから、薬局や玩具屋、スーパーマーケット(超市)もあるので、お買い物。
娘に中国語の絵本を買ったら、大喜び。
でも、私も読めない字が多くて、中国語で読み聞かせができないよぅ。
発音記号らしきものが併記してあるのだが、私が勉強したピンインでないため、読めない。
仕方が無いので適当に読んであげる。

台北に限らず、東アジアの大都市では、超高層ビルの建設ブームだ。
この先、台北101を超えるビルも、どんどん建っていくのだろう。
機会があれば、訪れてみたいものだ。