Fireside Chats

ファイアーサイド・チャット=焚き火を囲んだとりとめない会話のかたちで、広報やPRの問題を考えて見たいと思います。

詩を送ってもらった

2005年07月21日 05時38分06秒 | ブランディング
いつも目ざとすぎる
そのくせ放心している
なぜか ひとより先にいる
そのくせ ひとよりあとにいる
きみはどこか過剰だ
きみはどこか欠如している
人生はきみには無数の斜面で構成されており
まっすぐにあたりまえに歩くことができない
軽薄を矛に
饒舌を盾に
中世の夢みる騎士のように
苛酷な戦場にやみくもに打って出る
繊細を磊落にみせ
不器用を器用にみせ
はにかみを厚顔にみせ
博覧強記とありあまる才覚を武器に
野獣のゲームに参加する
見えすぎる相手 わかりすぎる明日が
きみをいらだたせる
だからかんじんのチャンスを逃し
ついミスをおかす
ゴルフは不向き マージャンは不向き
囲碁将棋は不向き 劇場は不向き
きみの本性は何者なのだ
忍者のように隠しているうちに
きみは自身を見失う
きみに向くのは 暗夜の荒海
剛毅な血を身体に甦らせ
きみは進むしかない
羅針盤のない舟にのり
胸騒ぎにかられ
まだ出会ったことのない
圧倒的な大波をもとめて

--------2005年8月




1 コメント

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ご無沙汰しています。 (MK)
2005-07-21 10:58:14
濱田さん、素敵な詩ですね!自分のことを言われているようでどきっとしました。生身の自分で勝負できるよう、あと1年半頑張ります。
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