カービューティープロTACKのブログ

洗車マニアの輸入車セールスから趣味が高じてカービューティープロになった単なる車好きオヤジのひとり言です!

新車施工も決して楽ではありません

2017-06-05 | 日記
こんばんわ。

本日は新車施工についてのお話など。

新車をお預かりしての作業。
引き取り&納車が非常にリスキーなので、嫌う方も多いでしょう。
お客様も、もちろん我々施工業者も同じです。

私も可能ならば出張作業の方が気が楽です。
ただ、主張作業の場合、その作業スペースによってクオリティが大きく落ちてしまいます。

皆さんは新車と言えばキレイな車しか想像出来ないかと思います。
それは納車前に誰かがキレイにしているからに他ならないのです。

我々の見る新車の中には、これが新車?という車も少なくありません。
まずは徹底的に洗浄しなければなりません。
引き取りで作業する最大のポイントが洗浄作業なのです。

出張の場合、水を長時間 使う事は許されません。
洗車スペースは入庫車両の洗車等でサービススタッフさんも使いますし、
仮に占有出来たとしても屋根の無い洗車スペースの場合で天気の良い日に水を使うリスクは何度となくお話しした通り。

洗車スペースさえ無い店舗もあります。
そんな場合、例えば某中古車販売店さんではショールーム内で施工した事もあります。
某中古車買取店では屋根の無い駐車場で雨の中、納車仕上げしてくれ!とか…( ̄◇ ̄;)
これは極端な例です。
さすがに雨の中は冗談かと思いましたが、冗談でなく、正直 私が今までした仕事の中で一番テキトーな仕上げ(;^ω^)
考えるまでもなく、出来る訳ない仕事ですからね〜
ちなみに今は そんな仕事は受けませんから。

話が少し逸れましたが…
必然的に出張の多くは、水を使わない、簡易的な、洗浄とは言えない作業にならざるを得ないのです。

これが生産工場から出て直ぐの新車(日本車)ならば良いのですが、
輸入車の場合は数ヶ月経っているのが当たり前。
2月から5月あたりまでの新車は特に花粉や天候不順により酷い状態のものが多く、
車のサイズによっては洗浄だけで2時間以上かかるのも珍しい事ではありません。
それから細部まで丁寧に拭き上げて、ブロワで隙間の水分を飛ばし、マスキング、
磨き作業、コーティング、その他諸々の作業となりますので時間も当然かかります。

例えば濃色カラーで展示車というパターン。
当然ながら毎朝ショールームでスタッフさんがホコリを取るために毛バタキや拭き掃除をします。
必然的に傷は多く、車内のあちこちには蹴っ飛ばされた跡があったり、時には凹みを見つける事だってあります。
受注となればショールームから出されますが、陸送されたばかりの新車とは違いガードシールは全て剥がされた状態のため、
まだ誰にも手入れされていないボディは様々な外敵により激しく攻撃されます。
こうなると新車施工という感覚では無く、経年車と同じなんです。

新車でも水平面だけ3工程の磨き作業する事もありますので時間との闘いです。
以前イタフラ系Dラーに営業に行った時に言われましたが、外注業者は朝から晩までポリッシャーを回しているそうです。
メーカーのクオリティにもよりますが「新車施工だから楽!」とも言えないのです。

当店の施工はオーバークオリティ?とも言える内容です。
そこまで追い込まないと仕事は貰えないんです。
そう、この業界も楽じゃ無いんですよ〜( ̄O ̄;)

Dラーのコーティングなんて・・と思われる方も多いでしょう。
Dラー仕事をナメてる業者も多いのが実情ですし、かといって内製化でやっていたら?さらに悲惨。
だから個人の施工店に出される方が多いのです。

当店は個人のお客様はもちろん、Dラー仕事にもマジメに取り組んでおります。
地味~な仕事ですが「お客様に喜んでいただきたい!」そんな気持ちは負けない!
そんな熱い気持ちを込めた本日の記事でした(^▽^;)



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