Rスズキの毎日が大食い

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MASTERキートンが絶版にいたった理由

2005年05月22日 | マンガ
5/19発売の週刊文春の記事に「MASTERキートンが絶版にいたった理由」というのが載ってると聞いて読んでみました。本屋では見かけないとは思ったものの、まさか絶版になっているとは知りませんでした。
さて、原作者としてクレジットされている勝鹿北星なる人物が菅伸吉さんのペンネームの一つであり、昨年末お亡くなりになったのは知っていた範囲。どうやら菅氏より編集主導で原作が作られていたらしいともっぱらのうわさだった。
やはり編集の長崎尚志氏と共同でマンガを作ってきたと明かす。しかし浦沢直樹の弁で「原作者がほとんど脚本を書いていない。途中でホンを降りたいと申し出てきた。最終回も自分で考えたもの。菅氏と出版社(小学館?)との関係がよくなくなって、5年前から新版を断っていた。」長崎氏も前半は菅氏がホンを仕上げてこないのでこちらで作ったと。後半は担当ではなくなったらしいが。
ここまでは謎の原作者の真実ついに明かされる・・てなところである。しかしここから、あの「美味しんぼ」の原作者雁屋哲氏が登場する。
再版に当たっては、印税の比率は5対5のままでいいから(それもなんだかな・・・)、原作をほとんど書いていない原作者の名前を小さくするということで、菅氏と合意をして出すことになったと浦沢氏は語るのだが、それに横槍を入れたのが菅氏の盟友である雁屋哲氏なのだという。友人の名前が小さくなることは許されないという。
2000年の「噂の真相」(現在は廃刊)という真相には程遠い雑誌に、長崎編集長が勝鹿北星という人物をでっち上げて原作料を自分の収入にしていたと言う記事もあったというが、これにも雁屋氏の名前が出てくる。これは悪意のある記事だなあ。で、浦沢直樹と雁屋哲は仲が悪いのか?
「あの美味しんぼめ!浦沢直樹にけんかを売るのか!」と、我が家では浦沢ファンなのでおおいに雁屋氏は株を下げたのだった。初期の美味しんぼは面白かったけど、しだいに自分だけ健康に良くて最高の食材食ってりゃいいんじゃないのという感じがして、どうもね。

参考
勝鹿北星と浦沢直樹と長崎尚志

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