Rスズキの毎日が大食い

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「大阪ハムレット」感想

2007年05月17日 | マンガ
手塚治虫賞短編賞受賞の「大阪ハムレット」です。
昨年度の文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞でもあります。

森下 裕美さんが「少年アシベ」からがらりと絵柄を変えての今作。舞台は大阪、セリフも終始大阪弁でございます。

夜の公園でバットで教師を殴る不良中学生もおうちではやさしい男の子で、義理の父に気を使って暮らしていたりします。教師と職員室でハムレットを語るヤンキーなんておりますかいな。
女になりたい男の子をからかう5年生も家に帰ったらすなおで犬を可愛がるいい子なんですよ。

基本的にあまり悪い人間は出てこないです。大阪人情話で、かなり泣けます。

いい話だけどうまく出来過ぎのような気もしてしまいます。全体の印象はむかしのガロとかそういうのを思い出す雰囲気です。


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