花は桜木・山は富士

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「初詣は大規模な宗教儀式?」

2007-05-01 12:00:46 | 日本について
行動や時間に区切りをつけなくてはいられない民族の習性を
最も象徴的に示しているのが、暮れと正月の鮮やかな切り替えである。
暮れにあれほど大忙しの人々が、元旦を期して一斉に、人が変わったように
ケロリとして、ニコニコしながら初詣して、静かに新年を祝うのである。

西洋人の元旦は普通の祭日のように一日休むだけだ。新年を数日かけて祝い、
これほど鮮やかに区切る民族が他にあるだろうか。

ここに農耕民族の日本の謎が隠されている。

元旦の初詣は年々さかんで「一億総初詣」といってもよい。誰にも命令されず、
これほどの動員力は一体何か、キリスト教もイスラム教も、
この動員力には顔負けである。初詣を視察した外国人は、日本人は
世界一信仰深い宗教民族なのだと神国・日本に脅威を感じるとのことだ。


日本の初詣は、決して西欧式の宗教儀式とは関係ない。
時間区切り民族の、伝統的習俗である。「一年の計は元旦にあり」と、
年の始めを大切にするけじめ民族の知恵なのである。

「日本人が忘れてしまった『日本文化』の真価」清水馨八郎 著 
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ごく当たり前に行なっている「初詣」ですが、宗教を信仰することが当然の
外国人から見ると奇異・特殊に感じるのでしょう。
他国の宗教への係わりと違い、日本の場合はカミ様がとても身近なものとして
外国人には変わって見えるでしょうが、そんな日本人のカミとの係わりは
とても面白く、微笑ましく感じます。

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