花は桜木・山は富士

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日本料理認定制度は早く実地して欲しいですね

2007-03-12 22:05:05 | 日々のニュース
ガチガチすし、ゼリーみそ汁…自信満々の日本食レストラン

 ■農水省の認定制度への反発強まる
 農水省が準備を進めている日本食レストラン認定制度に海外で反発が強まっている。
米国では抜き打ち検査を連想させるとして「すしポリス」の呼び名も登場。
新制度は伝統の押しつけか、それとも日本食文化を守るための切り札か。
日本料理店が乱立する米西海岸ロサンゼルス、独自の認定制度を持つ「食の都」パリ、
奇妙なメニューも少なくないモスクワやカイロ。世界各地の現状を見た。(共同)

 ■日系社会でも不評?--米国
 「すしポリスなんて怖くない」-。海外の日本食レストラン約2万軒のうち
約1300軒が集中する米カリフォルニア州南部。レストランのシェフなど関係者は
認証制度に強く反発する。

 ロサンゼルス中心部の韓国人街にある日本食店「銀座」のシェフ、
ジェリー・キムさん(41)は「われわれには独自の日本食があり、
日本政府に認証される覚えはない」と強気。
客のほとんどは韓国系市民や旅行者で、
味付けも甘さを抑えたコメや辛めのソースなど韓国風だ。

 日系社会でも制度の評判は芳しくない。
市内有数の正統派日本食レストラン「千羽鶴」のシェフ、前田吉和さん(52)は
お店の格を決めるのはお客さま。
日本政府はなぜこんなことを突然言い出したのか」と困惑する。
別の日本食卸業者は「日本の役人が考え付きそうな税金の無駄遣いの典型」と
あきれ顔だ。

 擁護派もいる。
「高野豆腐を出したら『スポンジ』は食えないと文句を言われた」などと語る
経営者らには、認証制度が現状を変えるきっかけになればとの期待がある。

 ■おしゃれイメージ、歓迎--エジプト
 中東諸国でも日本食レストランは増えており、「高級でおしゃれ」なイメージだ。
だが、細かいことを気にしないアラブ人気質も影響してか、
思わず吹き出してしまう珍妙な店もある。

 エジプトの首都カイロ。高級住宅街の一角にある「JO-SUSHI」は
市内で11年前に開業した老舗。板前のハリドさん(27)は
「すしを握るのは簡単だよ。日本で食べるのと同じ味でしょ」と自信満々だ。

副支配人のシャウキさん(31)も「日本政府の認証制度は大歓迎。
うちなら間違いなくお墨付きがもらえる」。

 確かにマグロやイカなどネタは新鮮な時もある。
ガチガチに握られたすし飯はご愛嬌(あいきょう)として、
粘土細工のように固まった揚げ出し豆腐
に苦言を呈すると
「あ、分量を間違った」とすぐ作り直した。

 米国系の日本食チェーンの影響か、鉄板焼きも人気だが、
鉄板をたたいて「カンカンカン」と派手な音を立てるのが
日本流と勘違いしている店が多い。
「妙技を披露しましょう」と張り切るシェフが、
客席の前に料理を滑らせようとしたのは良いが、
勢い余って卵焼きの破片が顔に飛んできた。

 ■ジェトロが推奨ガイド本--仏
 パリとその周辺にある和食や中華などのアジア系レストランは約6000店。
味や衛生面に首をかしげる例もあり、安心して足を運べる店の認定作業が始まっている。

 和食では、1月に推奨日本食レストランガイド(フランス語版)が発行された。
正統派の日本料理と、食材や調理の仕方が実際の和食とは異なる店を区別するのが目的。
パリ周辺のジャーナリストらがつくる「日本食レストラン価値向上委員会」が作成、
日本貿易振興機構(ジェトロ)パリセンターが側面支援した。

 家族とともにパリで日本料理店4店を展開するラオス人店主(52)のすし店は
ガイドから漏れたが、人気店の一つ。
店主は「フランス人向けにみそ汁や焼き鳥は甘口にしている」と説明。

「以前は怒りだす日本人客もいた」と話すが、安さとボリューム、
気さくなサービスを売り物に店は繁盛している。

 中華料理勢も、アジア系飲食店・ホテル組合(UCHRA)を結成して
「良質アジア料理」のラベルづくりに乗り出した。

 ■みようみまね我流も健在--露
 モスクワでは健康食ブームの影響で「すしバー」などが乱立する。
中には、ロシア人好みにアレンジされたり、
見よう見まねの創作料理を本当の日本料理と思い込んでいる節がある。

 在留邦人も多く居住する地区の日本料理店は値段も手ごろだが、
邦人は敬遠している。「焼きそば」(150ルーブル=約670円)には、
ざるそばと同じそばが使われているが1番人気だ。
女性店員は「他店の日本人シェフの指導を受け、
本物に近い料理を出しているつもり」と自信満々。

認証制度についても「日本から審査員が来るとうわさされているが、
うちの店なら問題ない」と語った。

 市中心部の高級日本料理店でビジネスランチを注文すると、
西洋のコース料理のように、みそ汁が恭しく出され、
みそ汁を飲み干さないとメーンディッシュの「幕の内弁当」は出てこない。
エルミタージュ美術館に近いサンクトペテルブルクの
高級ホテルの朝食に出されたみそ汁は、明らかにみその分量が多すぎ、
どろどろした“ゼリー”のようで飲めた代物ではない。


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普段から高級日本料理など食べない仏の日本人からして
海外でたまに食べる日本料理は大抵満足出来る料理ではありません。
海外旅行に行く場合、日本人の場合好んで日本料理を食べる人は少ないでしょう。
何かの話題作りという以外では、旅行先の国の料理を好むのが日本人というものです。
欧米人にはどこでも自国流と貫いて、欧米食を好む人も多いらしいですが。

多くのブロガーが語っておりますが、どんな料理を作ろうがそれは自由で
それに文句を言っているブログを見たことはありません。
「評価するのは食べる人」というのは当たり前で、最初の一回は情報として
店に行くことはありますが、何度も足を運ぶのは店の味だというのは当たり前過ぎて
言うのもバカらしい所です。

今回の「日本食認証制度」も営業していることに注文をつけるものではありません。
他国の制度に文句言えるはずもありませんしね。
どこぞでは意図的なのか、「すしポリス」と銘打って
日本の認証制度は「取り締り」など出来ないのに、何か認証制度が悪いことのように
扱っているのには腹立たしいです。

記事のキムさんが言っているように、「独自の日本食」を誇りにしているなら
何を怒ることがあるのか理解に苦しみます。
キムさんも「すしポリス」と勘違いしているから怒ってるんですかね?
それで言うと認識不測で勝手に怒っているといえます。

マズイ料理で被害を被るのは客と日本のイメージです。
日本のイメージを守るために、正しい日本料理に「認証」をするというのに
何を強固に反対するのか分かりません。
真っ当に否定するのが難しいので、わざと「すしポリス」などと
悪辣な制度のように歪曲して反対しているようにしか思えません。

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