さすがかつて大国だった気概を感じます

モンゴル　中国抜きで演習　米、印軍などと初の多国間

　【北京２５日共同】モンゴルは１１日から２４日にかけ、
米国、インドなどとの初の多国間軍事演習「カーン・クエスト（王の遠征）２００６」を
隣国の中国抜きで実施した。演習は米、モンゴル両国主導で実施され、
日本もオブザーバー参加。地域への影響力を強める中国をけん制したい米国と、
中国と一線を画した安全保障政策を模索するモンゴルの思惑が一致した。

　複数のモンゴル軍筋によると、同国と米国は中国の参加を「望ましくない」と判断し、
招待を見送った。ただ中国だけを排除すれば同国を刺激しかねないため、
ロシアの招待も控えた。

　また参加国筋によると、中国はモンゴルの要請を受け、オブザーバーとして
在モンゴル大使館の駐在武官ら数人を派遣したが、正式招待が来なかったことに
不快感を示したという。

　中国国営通信の新華社は１６日、電子版で
「米国の資金援助を受けて行われる演習に中ロけん制の意図があるのは明白」と批判。
演習期間中の２１日に、インドに亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ１４世を
モンゴルが受け入れたことも、中国の不満に拍車を掛けたとみられる。

　＝2006/08/26付 西日本新聞朝刊＝
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さすが蒼き狼の血筋です。
ロシア、中国と軍事国家に囲まれた小国という立場で、
常に緊張を強いられる国でありながら中国に怯まない態度には頭が下がります。
中国を牽制したい米・印との軍事演習という優れた外交手腕ですね。

中国の驚異に対抗するためとはいえ、地続きでヤクザ国家・中国が隣接しているのに
大胆かつ中国には屈しないという気概を感じます。
同様の方法を取れとは思いませんが、中・韓に媚びる政治家の多い日本から見ると
国家としての気構えは勝っているのかもしれません。

日本とモンゴルというのは中々繋がりの深い国であり、
親日家も多いと聞きます。
モンゴルが中国に対して反旗を翻す事は、反中国の包囲網ともなる
重要な位置関係にあります。
軍事t系にモンゴルを支援するのは、日本には難しいでしょうが、
経済的に援助という形で支援し、友好を深めて欲しいものです。