ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

大丈夫であるように

2009-01-10 20:38:29 | 映画
2007年から2008年にかけて行われた Cocco のライブツアーを追った
ドキュメンタリー映画、『大丈夫であるように ― Cocco 終らない旅 ―』
を、渋谷まで見に行ってきました。
この先、映画の内容を含むのでご注意を。





ライブ映像やその舞台裏の他に、神戸や青森県六ヶ所村、広島、沖縄などを
訪れた際に Cocco が語った思い、ジュゴンの見える丘で語った、
生きていくことへの思いなども収められていて、想像していた以上に
見ごたえのある映画でした。
個人的には、「想い事。」の 写真展の限定ライブで披露された
『鳥の歌』を初めて聴けたのが非常に嬉しかったです。
シンプルで短いながら、とても綺麗な曲でした。

以下、雑感など。

・Cocco の口から「めぞん一刻」という言葉を聞くとは思いもよらなんだ。

・ライブツアーで披露された未CD化曲、『バイバイパンプキンパイ』は、
 神戸の「慰霊と復興のモニュメント」を訪れた際にできた曲なのだそうな。

・ファンレターを燃やすシーンで、自分の髪まではさみで
 ザクザクザクザク切って火にくべていたのにはたまげました。
 こ、これ、ドキュメンタリーなんだよね?

それと、歌をもっと上手に歌いあげるアーティストはいっぱいいるけれど、
やっぱり私には、 Cocco の歌が一番響くなぁ~
と、映像の中で歌う Cocco の歌声を聴きながら思いました。
エンドロールには『風化風葬』が流れ、これまた心に沁みました・・・

と、このまま穏やかに終るかと思いきや・・・・・・

エンドロールでは、2008年に起きた関連事項なども流れていたのですが、
その中で表示された4月の出来事。


  Cocco、拒食症の治療のため入院


えええええぇぇぇっ!!
全然知らなんだ・・・・・・

そりゃ確かに Cocco の腕とか見ると骨と皮だけみたいに見えますけど、
でもそれは前からだし、映画観てる時も、「相変わらず細いなー」
くらいにしか思っていませんでした。

これじゃあ、映画のタイトル「大丈夫であるように」が
まんま Cocco に向けて送るべき言葉みたいじゃあないか・・・・・・
何か、皮肉を感じてしまいました。

11月にあった筑紫哲也氏追悼番組では普通にインタビューに応えていたから
(何故かロンドン滞在中だった)、今はもう心配ないと思いたいところですが、
何にせよ、早く復活してほしいものです。

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