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365kimono なきゃつくる料理

鶴岡八幡宮のお茶席参加

2005-04-10 19:39:01 | tea お茶(茶席・野点・しばわんこ茶会)
表と裏と2席にでてきました。朝から体調が・・・不調と気づく。お天気だけど、いい風も吹いてるから袷でも汗だくにはならなそう・・・・えーい、いっちゃおう!現地で不調ならお茶席やめて、ぶたまん食べて、桜観て、静御前の舞ぐらいみて帰ろう。

1時ごろ、ごったがえしの鎌倉駅到着!みこし担いだあとの祭り着の人たちもいっぱい。段蔓の桜も満開から散り始め。大混雑!休憩がてら紅虎で350円のぶたまんを食べる。

ステッキチェアをシールドに、鶴岡八幡宮到着。砂埃に人混み。やってられない。えーい、こうなればなんとしてもお茶室にエスケープだ。

詰め所?のようなところにいくと、白割烹着のおばあさん、「ここは裏千家とお煎茶のお茶席ですよ。今2時だからもう1席しかでれないし、野点だけにしたらどうですか?」
「まだ、間に合うなら裏千家の席に出たいのですが・・・・」「野点だけにしたら・・・ごにょごにょ」

親切なんだか、門前払いなのかよくわからない。
そうしてる間に洋服姿の二人組みが、私を追い越して入っていく。
3時まであるならいけるはず!このおばあさんは無視だ。

受付の人は「1席しか出られないかもしれませんがそれでもよろしいですか?」
「かまいません。」やはり、さっきの人はおせっかい親切なだけであった。
システムはどうやら当日券2500円を払い、3席(3流派)のつづりチケットを購入。そして自分で順番決めて席に出るというもの。

まず裏千家のお茶室の外のろうかで待つこと20分ぐらい。みなさん前後の方とおしゃべりに興じてる。キモノの数自慢などが聞こえる。9割がおキモノ。紋入りに袋帯が多数。月1回だけあって、気合はいってる!

やっと入室。正客争いはナシ。亭主のお声がつぶれてて、しつらいの説明はなく、お菓子と同時に、しつらいの説明の書面が回覧。忙しすぎて、全部よめません(x_x) 口頭の説明がいいなぁ・・・

お隣の年配女性は、室内で点てる亭主役の若いお弟子さん?の所作にいちいちうなづいてる。見守る母のごとく。こそっとお願いした「私お茶席2回目なんです。間違ったことをしたらご指摘くださいませんか?」「大丈夫よ!」

はい、回数は初めてでない、ことを除けばウソ。裏千家が2回目なのはホント。しかし、お願いしたことで、亭主側の入室や動作に伴い、お辞儀をする人しない人バラバラだったりするのが、びしっと、
「今はお辞儀いりません。」とか耳打ちしてくれるので、不安解消♪

お菓子は3色花団子。串刺さったそのまま食べるの??と迷うと、懐紙でおさえて串を抜いて、その串で切って食べる、と教わる。やはり、しばらくは始めの「こそっとお願い」を続けておこう!

最後のお道具拝見もしっかりして、慣れてる方と再度説明の書面を読ませていただいたりして、しっかり堪能しました。萩焼のお茶碗が一番立派だったけれども、私がいただいた波模様のお茶碗も楽しくて結構好きでした。棗(なつめ)が菖蒲(あやめ)の本当に綺麗な細工がほどこされてて、みごと!炉枠に歌舞伎座紋と同じ鳳凰紋がちりばめてあったのにびっくり。

部屋を出ると隣がお煎茶の席。最後尾に座ると、親切なお隣さんが、私が鶴岡八幡宮のお茶席が初めてで、まだ1席終わったばかりと知ると、別会場の表千家の席は雪見障子でお庭が綺麗よ、ひょっとしたらこのお煎茶の席のあとでも間に合うかもしれないけど、とアドバイス。即決、会場を変更。

牡丹園の隣のお茶室会場。さすが、お庭が美しい。縁側で待っていても、なるほど、雪見障子越しに庭園を鑑賞できる!ランマ?障子と天井の間の風を通す窓、からはさわやかな風も入ってきて、すごぶる心地よい。ベビーも元気に動き始めた!かわいいピンクのしだれ桜がよく見えました。

次回がラストの席の模様。会場移動してよかった!その縁側ではやはり皆さん前後でおしゃべりに興じてる。

しかし、私と使う言語がちがう!単なる丁寧語ではない。皇室の方が話すようなスピード!私の前後はベテランの多分茶道のお師匠さんクラスの方。後ろの方が最後尾だったので、当然私と世間話になったのだが、
私ががんばって丁寧にしゃべり返しても、ああ、不慣れ。自分で痛いほど実感。
どうみても妊婦腹となった私に「えらいわねぇ。」を連発。「お茶を理解できるいい赤ちゃんが生まれるわよ!」と。

こちらの会場はお庭の景色がよくていいですねとハナシを振ると、「やはりこういう日本のものは落ち着きますでしょ。」「日本人として、やはりこういうお茶の文化はすべての基本ですからね。お香もお花もお能も・・・」

と、日本を強調・・・・。さては私やっぱり日本人にみえないから?ガイコクジンルックス??
いつもなら突っ込み返すが、今日はせず(^.^)
能楽堂や歌舞伎座に行ってみた話や、小町通の鬼頭天薫堂さんでの香道体験講座を楽しんでる話をしてみたら、盛り上がる。少しかじるのも決して無駄ではないな、と実感。

待つこと30分ぐらい。3時をすぎてようやく入室。やはり、私の前後さんが一番のベテランさんで、正客次客が即決まる。いいですね^^
お菓子は「春山」で薄緑の山型のおまんじゅう。中に桜色餡がちょっとアクセントに透けて入っていました。
正客の方は亭主とお知り合い。棗みて即、「まあー先生の干支の兎ですね。かわいらしい!」「今日は兎年の者が多くおりましてね・・・」のように会話が弾む弾む!こういうお茶席は列席できると和んで楽しい。

また、道具の説明はほぼ書面オンリー・・・ついていけない(x_x)  でもまた最後にひとつひとつじっくり拝見したので目には満足。扇型の棚がかわいらしかった。お茶碗も満開の桜のものが賑々しくて楽しめた。練り香が鳳凰柄の入れ物(名は??)に。こちらは丸いままの形3つ。裏では三角山ひとつに煉ってあった。どちらの部屋もお香のいい香がして気持ちよかった。以前よりコンシャス度合い高くなったのかな?

2席目のお茶室は牡丹園(入場料500円)の景色をそのまま堪能できるし、凝ったしつらいの綺麗なお手洗い(シルクロードのラクダ旅行道中の模様のシンクがある洗面台!)も使えるし、この大混雑の鶴岡八幡宮の中で静寂と落ち着きの中楽しめるなんて、いいじゃありませんか。

2席終了で4時前。また人混みをかきわけて帰途につきました^^。

本音いえば、ちょっと勇気がいった今回のお茶席参加。一人だし。でも来月10日なんて、外出どこまできるかわからない。広島のお茶会と鎌倉でのお茶会に西と東の違いとかってひょっとして垣間見れるのかな?というのも知りたくもあったから!結論、私の素人目にはなんにも違いはなかったです。ますます安心しました。違いといえば裏千家だろうが、大島を着てる人はほとんどいなかった。着てるひとがちょっと浮いてみえたぐらいかな。

勇気出して行ってみてよかった。お稽古よりも緊張の実践の場に手軽に参加できるって、いい勉強だわ^^。一番のカルチャーショックは「お茶会(待ってる間の)丁寧語トーク」。こういう場で堂々と使えるように練習しなきゃ!っておもいました。急に都合よく出せるものではありませんわ・・・

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2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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carmenさん、神出鬼没! (なつ)
2005-04-10 22:26:45
carmenさん、すごい行動力ですねぇ~。

頭が下がります。

御茶席情報はどこで入手されたんですか?

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情報 (carmen)
2005-04-11 09:20:04
ふふふ。妊娠9ヶ月なもんで、体調いい日はおでかけしたいのです。「おでかけキモノ」で静寂をもとめられる「和のお稽古」なんて、ベビー生まれたらしばらくはできなさそうだし(^^;



神奈川へ越して来てまだ2ヶ月。体調悪くて寝込む日も多い割には結構いろいろ知ってお出かけしてる気もします^^。



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