さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

【感情の扱い方】(3) 失敗は成功の母

2015年12月26日 08時07分44秒 | アンガーマネジメント


私は、感情教育の専門家「アンガーマネジメントコンサルタント」
(日本アンガーマネジメント協会認定)の
資格をいただいて、
たくさんの方に、アンガーマネジメントをお伝えしていますが、
まだまだ、怒りの扱い方の達人ではありません。

「私がアンガーマネジメントをお伝えするなんて」と、
若い頃の私が、笑っているような気がします。

感情の扱い方を失敗したことがない人は
いないと思いますが、もちろん私も、
これまでの人生においては、
とくに若い頃は、感情の扱い方で
たくさんの失敗をしてきました。

怒り方の失敗…もっとちがう方法があったかも。
怒り過ぎた失敗…そんなに怒ることでもなかったかも。
その場で怒らずに、溜めてしまった失敗…あのとき、ちゃんと怒れていれば結果は変わっていたかも。

怒るというのは、
自分だけが内側に感じる段階から、
顔に出る、声に出る、言葉に出る、態度に出る、行動に出る、
という、外に出る表現と
落ち込む、悲しむ、悔しがる、嫉妬する、恨む、憎しむ、自分を責める、など
内向するものがあります。


怒り方を失敗して、
その不甲斐なさで
もっと腹が立つといった経験などは、
忘れられない自己嫌悪。

また、他者に怒りをぶつけられた
経験も生きていれば、たくさん経験するものです。
理不尽だと思う怒り方をされたときに
どう切り返すか、
少しずつ、経験を通して、
お利口になっ……こほん!いえ、
成長してきたように思います。

部下としての怒りも、
上司としての怒りも経験してきました。
正社員としての怒りも、
派遣社員としての怒りも。
客としての怒りも、
お客様からの怒りも。


でも、それらの失敗や経験や後悔や自己嫌悪が、
アンガーマネジメントのお仕事で
どれだけ役にたっていることか!(笑)

怒りの扱いで失敗した方の気持ちを、
実感で理解できますよ~。
怒りをぶつけられて、理不尽さにモンモンとする方の
気持ちもわかります。

だからこそ、アンガーマネジメントをやりたいと思って講座に参加し、
ワークに取り組んでくださっている方の気持ちが
ジンジン伝わってきます。

失敗をしたことがあるからこそ、
失敗をした人の気持ちがわかる。のかもしれない。

失恋は、人を優しくするというけど、
失恋だけじゃなく、
どんな失敗も、人の痛みをわかる
優しい人にさせる母のような役目を
するような気がします。


経験したからこそ、
その経験を生かすことができる
そう信じています。

怒りでの後悔経験のある方、
安心してください。
あなたは、人の痛みがわかる人になっていますよ。

例えば、
怒りんぼは、唯一、
怒りんぼの気持ちを、わかってあげて、
気持ちを静めてあげることができる
大切な存在かもしれないですよ。
怒るって、
実は、本人が一番困っていて
本人が一番苦しんでいるんですもの。


「経験の幅は、人を優しくする
経験の量は、人を強くする
経験の質は、人を賢くする」Misako Nakayama










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