ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

ホスピス看護をカナダから。2013年大学院を卒業しました。カナダ人の夫とは14年たっても熱愛中。

緊急手術と入院

2011年08月07日 | 家族
キャンプ旅行から帰ってきました。なんて変な旅行だったのでしょうか。いろんなことがありました。ありすぎてどこから話せば、、、まずは絵里佳が虫垂炎で手術と入院。

後半天気に恵まれない旅行で、それでも最終日は快晴になると聞き楽しみにしていたその前夜。深夜すぎからお腹が痛いと泣き叫ぶ絵里佳。すぐ虫垂炎かな?と思ったけど痛みの場所がなりずれいてる。痛みが波のように寄せたり引いたりで痛くないときは寝る彼女。便秘かな?と思いながら朝まで待つ。便が出ても痛みは変わらないし、痛みのせいで歩けないほどに。これはおかしいとキャンプ場から車で20分ぐらいある病院へ連れて行った。運悪くその日は祝日。当直を呼んでと何もかも遅いのだ。白血球は上昇しているけど、超音波でははっきり炎症が見えない。しかし可能性はかなり高いと。手術が決まったのが夕方の4時。手術が始まったのが5時。PAUから出てきて外科病棟に入院したのが7時半と長い一日でした。旦那も病院へ来ていたので、かわいそうにAJとBrodyは二人キャンプ場で居残りでした。

もちろん母は付き添いで病院泊まり。旦那はキャンプ場へ戻りとなんとも変な最終夜だった。フェリーを予約していたし、虫垂炎は確認されたけれど腹膜炎はなかったので、抗生物質も必要ないといわれ、それなら退院させてと。翌朝退院したのだ。といっても車もなく旦那たちがキャンプ場をチェックアウトして迎えに来てくれるのを待つ。キャンプ用品を車に詰め込むのはかなりの作業。私がいない分旦那は大変!チェックアウトが遅くなり、その上事故による渋滞にあってフェリーに10分遅れ予約はキャンセルされて、次のフェリーに乗れると思ったら3台先で締め切られ、その次のフェリーまで待たされました。10分遅れて3時間待つ。あーついていない。帰宅したのは夜の10時半を回っていました。前日の病院潜伏からファーストフードばかり食べる状態で、食欲もまったくなしの私。しかし一番かわいそうなのは絵里佳。抱っこされると傷口が傷むからと、けなげに一人でゆっくり歩く彼女。点滴の後も痛々しく。長旅をよく我慢しました。

けなげといえば病院での絵里佳。血液検査でさぐられても(一度で入らなかった)、文句ひとつどころかぐっとこらえている彼女はとてもけなげでした。母の方がつらかった。一度だけ泣いたのは外科医の診察のあと。診察中は泣かないのに外科医が手術をすると告げて去ると、大粒の涙がぼろぼろと落ちてきて、それでも声を押し殺して泣く。怖いの?と聞くとうんうんとうなづく。声を出して泣いていいのよ、と言ったらようやく本当に泣き出した彼女。我慢強いのね~根っから聞き分けの良い彼女。できすぎていて大丈夫かしら、と心配した。大丈夫。帰宅してシャワー1日目はそれはそれは泣き叫ばれました。あ~やっぱり普通の子だったのね、と母は安心しましたよ。
他の話はまたあとで、、、、。


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