昨日はZILの前輪の点検について書いたので、今日は後輪の分解整備。
後輪も前輪と同じように、分解する時は車止めの後サイドブレーキを開放する。
サイドブレーキを引いた状態では、ドラムが広がって分解できない。
ジャッキで上げてウマを掛けてホイールを外すとブレーキドラムが見える。
ブレーキドラムとホイールの当り面をチェックして異常がない事を確認する。
ホイールの当り面がくっきりしていていい状態。
ドラムに2箇所 8mmのボルトをねじ込んで、ネジの力でドラムを外す。
その時に錆びたネジ穴にCRCを一吹きしてねじ込むといい。
取外したブレーキドラム。前回の車検からなので20,600km走行後のブレーキダストが下部に溜まっている。
ブレーキシューを見ると左右で減り具合が違う。画像の右側が前輪側でリーディングシューと言う。
左側をトレーリングシューと呼び、一般的には右側のリーディングシューが減る方が多い。
そのせいか、リーディングシューとトレーリングシューは別々に売られている。
106,000km走ったブレーキシューと新品を比較したが、僕の運転ではもう5万km程度は使えそう?
ハブシールからデブオイルが漏れてないか確認する。
ハブを下から覗いてハブシール部分オイルがにじんでないか確認したが、OKだった。
全体をきれいに掃除。エアー吹いて掃除すると楽だ。
ホイールが当たるブレーキドラムの表面もワイヤーブラシで軽く掃除。
分解した逆の順でブレーキドラムを組込んでホイールを取付ける。
前輪と同様に締め付けは対角線上に行い、最後にトルクレンチで規定トルクに締め付ける。
今回の点検では異常箇所も無く、長期旅行の準備もこれで一つ終わった。
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