かなり前の話になるが、ジルを購入してカーナビを取付けた時に、ドアスピーカーの薄っぺらい音にガッカリした。
何とか対策したいと思い、方法を考えた。
まず、音が悪い原因として
① スピーカーが悪い。
② ドア内部が密閉されてない。
③ ドアの鉄板が薄い。(共振する。)
④ ドアの内容量が小さい。
色々上げられるが、取りあえず、対策が簡単な事からやってみた。
簡単な事といえば、まずは、②と③の対策だろう。
ドアの鉄板がスピーカーの音で共振しないようにして、ドア自体を密閉化する。
これをデッドニングと言っている。
デッドニングしないと、いくらいいスピーカーに替えてもいい音はしない。
デッドニングする材料としては市販品が色々あるが、積水化学の REAL SCHILD(レアルシルト) を使う。
性能はいいが、高価なのが今一。
まず、デッドニングする為にドアの内張を剥ぐ。
ドアノブのネジを外してカバーを少し前にずらせば内張から外れる。
ドアノブ自体は外さなくても内張の穴からくぐらせる。
手すりを止めている4本のボルトを緩めてはず。
肘掛け部分の小物入れの中のビスを外す。
内張はクリップで止まっているだけなので、下のほうからゆっくり力を入れて手前に引けば外れる。
パワーウィンドウの線は、コネクターを抜いて切り離す。
内張を外すとビニールがあって、パーツ組込み用の穴(サービスホール)がいくつも開いている。
ビニールをゆっくり剥いで、この穴を全てレアルシルトを適当な大きさに切って貼っていく。
ドアの外側から鉄板を叩いてパーンという軽い金属音がイヤなら外側の鉄板に内側からレアルシルトを貼ると重厚な音になる。
これは、左側のドアで穴を全て塞いだ後。スピーカーはそのまま。
ドアノブのピンがスライドする箇所は、穴を開けて動きに支障ないようにする。
剥いだビニールは不要だが、ドアに着いた粘着剤を取るのは面倒なので元通りに貼ったほうがいい。
ドアの下部に、換気口があるがこれを潰さないと意味がない。
レアルシルトが目に着くのがイヤならこの上に適当なシールを貼ればいい。
シールだけ換気口に貼るのは薄いのでデッドニングにならない。
これで、デッドニングは完了だ。
次は、スピーカーの取替に挑戦。