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【高校生哲学対話サークル・キックオフイベント】映画「ぼくたちの哲学教室」から考える哲学対話

2023-07-20 | 哲学系

《日時》2023年7月29日(土)13:00~16:30
《場所》フォーラム福島(福島市曽根田町6-4) 
《哲学対話イベントへの参加について》
申し込み不要です。高校生に限らずどなたでも参加できます。
ただし、前半は高校生主体の対話とさせていただきます。 参加費:映画観賞券 高校生¥1,000 
《タイムテーブル》
映画上映 13:00~14:50  
高校生哲学対話 15:00~16:30
大人の哲学対話 17:00~19:00
《発起人》佐藤伸郎  髙橋洋充  渡部 純(福島東高校教員) 林 裕文(ふたば未来学園高校教員)
《お問い合わせ先》  渡部 純 wajun1973@yahoo.co.jp


《開催にあたって》
 わたしの身体はわたしのものなの?
 わたしが見ているものとあなたが見ているものは同じものなの?
 夢と現実は区別できるの?
 わたしたちは子どもの頃に「不思議だなぁ」と思う数々の疑問を抱いていましたが、いつの間にか目の前の仕事や勉強に忙殺されて、それらをなかったことにして生活しています。まるで、それが「大人」になることであるかのように。けれど、人間は一度心に芽生えた答えのなかなか見つからない問いを忘れることはできません。哲学対話はそんな根本的な問いを誰かと一緒に語り合おうという活動です。
 今回のイベントのきっかけは桜の聖母学院高校インターアクト部の投げかけから始まりました。ふだん、接することの少ない他校の高校生たちと哲学対話をしてみよう。さらに、その言葉をフォーラム福島支配人・阿部泰宏さんに投げかけたところ、「うってつけの映画作品がある!それを観た後に映画館で哲学対話をしよう!」とのお返事をいただき、企画がトントン拍子で進みました。
 その映画作品がナーサ・ニ・キアナンとデクラン・マッグラ監督作「ぼくたちの哲学教室」です。本作品は北アイルランド、ベルファストの男子小学校で実施されている哲学の授業を2年間にわたって記録したドキュメンタリーです。その授業実践の背景には北アイルランドの宗教紛争が影を落としていますが、まさに社会的な問題を哲学的に考えることを通じて未来を築こうとするマカリービー校長の挑戦は、原発事故を経験した私たち福島に住むものにとっても希望を感じさせられる作品です。
 さらに、この時間だけでは物足りないという方のために、17:00~19:00に会場を移して「大人の哲学対話」を開催します。会場は決まり次第お知らせします。
 この映画作品を通じて福島の高校生たちの間に哲学対話の文化が広まることを期して「高校生哲学対話サークル」のキックオフとさせていただきます。なお、北アイルランドの領有を巡るイギリスとアイルランドの領土問題について予習しておくと、映画の内容を深く理解することができます。
《ルール》
 〇 他者の意見を否定しない限り、何でも自由に話そう。
 〇 他の人が話している間はその人を見て最後まで聴こう。
 〇 他の人が話してくれたことに反応してあげよう。