カフェロゴ Café de Logos

カフェロゴは文系、理系を問わず、言葉で語れるものなら何でも気楽にお喋りできる言論カフェ活動です。

ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引書』読書会

2024-05-01 | 文学系

【日 時】2024年5月25日(土)14時〜16時
【会 場】如春荘(福島県立美術館前)
【課題図書】ルシア・ベルリン『掃除負のための手引書』
【カフェマスター】島貫 真
【定 員】15名
【参加申込】メッセージからお申し込みください。
【会場費・資料代】無料


【カフェマスターより】
前回は、サリンジャーの『フラニーとゾーイ』という作品をカフェロゴで読みましたが、これがとても愉しい会になりました。
そこで味をしめた、というわけではありませんが、上記の通りまた読書会をしたいと思います。作品はルシア・ベルリンの『掃除婦のための手引き書』。サリンジャーの作品とは違って、おそらく初めて名前を聞く方も多いかと思います。
短編集で読みやすく、「ルシア・ベルリンの小説は読むことの快楽そのものだ」と訳者はあとがきで書いています。少々大げさな表現ですが、この小説を「発見した」訳者の気持ちは、分かるような気がします。
簡単に以下、簡単に作家と作品の紹介をします。
表紙より
「波瀾万丈の人生から紡いだ鮮やかな言葉で、本国アメリカで衝撃を与えた奇跡の作家。大反響を呼んだ初の邦訳短編集」
腰巻き惹句より
「1936年アラスカ生まれ。父の仕事の関係で、北米の鉱山町やチリで育つ。3度の結婚と離婚を経て、シングルマザーとして4人の息子を育てる。学校教師、掃除婦、電話交換sy、看護助手として働く一方、アルコール依存症に苦しむ。2004年逝去。生前は一部にその名を知られるのみであった」
次に訳者の対談から
岸本佐知子&山崎まどかが「とにかくすごい」と語彙を失うルシア・ベルリンとは何者か
https://mi-mollet.com/articles/-/18893?layout=b(mi-molle KODANSHA)
川上未映子×岸本佐知子『掃除婦のための手引き書』刊行記念対談(講談社Tree)
https://tree-novel.com/.../72b31906235dc3d6786242614cb8c4...
というわけで、よろしかったらぜひご参加ください。
(講談社には在庫があるそうです。書店にお問い合わせを。)
カフェマスターは、島貫が務めます

【参加される皆様へ】
福島市で個人で書店をはじめられたはなみずき書店さんがあります。
全国的に書店の衰退が著しい中で、書店ゼロの市町村数で福島県は、2017年に全国3位というデータがあります。
(出典:日本著者販促センター 書店が1軒もない自治体の数 日本書籍出版協会の資料より(2015年5月1日現在)
出典:朝日新聞「書店ゼロの自治体、2割強に」トーハンの資料より(2017年7月31日現在))
そのような状況で福島市で書店を開かれたはなみずき書店さんを応援する意味も込めて、よろしければ、ぜひ今回の課題図書は、はなみずき書店さんで注文して購入していただければ幸いです。
店主の荒木さんのご厚意で、福島市内にお住まいの方は注文本をお届けしていただけます。
郵送の場合には180円の送料が必要となりますが、いずれも読書会当日にお支払いいただければ大丈夫とのことです。
以下、はなみずき書店のX(旧Twitter)をご覧ください。
https://twitter.com/hanamizukibs
【はなみずき書店】@hanamizukibs
福島市内で活動を始めた書店です。人文系の新刊書中心です。本を通じて何かと何かがつながって生まれたり、育ったりしていくのを応援したり、見守ったりしていきたいです。まだ店舗はありませんが、そういう場を作りたいと準備中です。はなみずき書店とゆっくりと走りながら、まわりの景色を楽しみ、一緒に考えていきませんか。