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著者と読む『〈政治〉のこれからとアーレント——分断を克服する「話し合い」の可能性』

2023-01-12 | 哲学系


【テーマ】著者と読む『〈政治〉のこれからとアーレント——分断を克服する「話し合い」の可能性』
【日 時】2023年2月12日(日)13:00~16:00
【ゲスト】佐藤 和夫(千葉大学名誉教授/哲学)。
【会 場】福島市写真美術館多目的ホール
      福島県福島市森合町11−36
【参加申込】メッセージよりご氏名とメールアドレスを記載の上でお申し込み下さい。


「いま、〈政治〉に何ができるのか?
収束なきコロナ禍、恒常的な雇用の不安定化、深まる社会的孤独と孤立感、そして「役に立たない人」を排除する全体主義の影……この「危機の時代」において、求められる〈政治〉とは何か。異なる他者との共生とそれを可能にする「自由な政治空間」の実現のため、60年代学生運動の反省的考察を通じて、今こそハンナ・アーレントの到達点〈活動と話し合い〉の効力を問う」(花伝社)
複数性の時代を迎えるための、渾身のアーレント論を論じた本書の著者である佐藤和夫氏を招いて、この本を通して自由闊達に今の世界とこれからの〈政治〉について語らいましょう!
新型コロナ感染対策のため定員数を設けます。
参加希望の方は、必ずメッセージを主催者にお送り下さい。
主宰者としては、できる限り事前に本書に読んで参加していただくことを望みますが、話を聞いてみたいという方でも参加できます。

●著者紹介●
佐藤 和夫(さとう・かずお)
1948年生まれ、千葉大学名誉教授(哲学)。
著書に『〈政治〉の危機とアーレント』『仕事のくだらなさとの戦い』、『ラディカルに哲学する』シリーズ(大月書店)、訳著にハンナ・アーレント『精神の生活』『政治とは何か』(岩波書店)、『カール・マルクスと西欧政治思想の伝統』、J・ギリガン『男が暴力をふるうのはなぜか』(大月書店)ほか。

●目次●
はじめに
第一章 歴史の「今」と自由の「遺言」
第二章 「私的所有」が保障する思考
第三章 「胃袋の反乱」としての「革命」から「連帯」による「活動」へ
第四章 マルクス思想の出発点としての「私的所有」
第五章「政治的自由」と統治
第六章 二一世紀の「政治」の可能性と「自分らしくいられる」文化の形成
あとがき