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日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

国際サンゴ礁年2018 公式Facebook

2018-01-11 01:11:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること

環境省が国際サンゴ礁年2018の公式Facebookページを立ち上げています。

国際サンゴ礁年2018

サンゴ礁に関するイベントをご紹介していますので、ぜひ「いいね!」をお願いします。

本日(1/11)までに登録されているのは以下の情報です。

通年@宮古島 サンゴラーニング
1/13(土)@那覇 えがいてみよう!サンゴ礁
1/18(木)@丸の内 NACS-J市民カレッジ61「サンゴがつくる海の楽園! サンゴ礁」
1/19(金)@神田駿河台 「国際会議におけるサンゴ礁保全の動向」報告会
1/28@青山 国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウム
サンゴ礁ウィーク2018@全国
2/25(土)@久米島 さんごの海フェスタ in 久米島 - 沖縄県サンゴ礁保全再生地域モデル事業イベント
2/25(土)@読谷村 ニッポンハムグループサンゴ礁再生プログラム
3/3(土)@石垣島 リーフチェック石垣島フサキ沖

生物多様性条約第21回科学技術助言補助機関会合 報告会(1月29日)

2018-01-10 01:10:01 | 生物多様性
2017年12月11日-16日にカナダのモントリオールで表記会合が開催されました。ここでは2018年11月にエジプトのシャルムシェイクで開催される生物多様性条約第14回締約国会議(COP14)に向けた準備の議論がなされました。

今回、日本から参加した政府・IGO・NGOが現地で行った活動とその成果について報告いただく機会を設けました。

生物多様性保全に関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。

 多くの方のご参加をお待ちしております。

日時:2018年1月29日 19:00~21:00 (18:30会場)
場所:(公財)日本自然保護協会 会議室
定員:50名
参加費:無料
申込み:申し込みフォームに記入ください。
     
プログラム
開会挨拶:国連生物多様性の10年市民ネットワーク(UNDB市民ネット) 
      代表 坂田昌子

報告:
・環境省 自然環境局 生物多様性戦略推進室
  生物多様性保全係長 林 優里
・国際自然保護連合日本委員会(IUDN-J)
  事務局長 道家 哲平
・コンサベーション・インターナショナル・ジャパン(CI)
  生態系政策マネージャー 名取 洋司
・国連生物多様性の10年市民ネットワーク(UNDB市民ネット)
  代表 坂田 昌子

主催:UNDB市民ネット
共催:日本自然保護協会、CI(予定)
協力:環境省 自然環境局 生物多様性戦略推進室

問合せ:UNDB市民ネット 宮本(miyamoto@jcnundb.org (@を@に変えてください)

『わたしのサンゴ礁』イメージ展 作品募集中(1/31〆切)

2018-01-09 22:37:33 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
サンゴ礁ウィーク2018を主催している沖縄県サンゴ礁保全推進協議会が以下のコンテストを開催しています。〆切が1/12から1/31に延長されました。絵心のある方、ぜひご応募くださいね!

以下転載
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第9回『わたしのサンゴ礁』イメージコンテスト 作品募集のお知らせ
 
沖縄県サンゴ礁保全推進協議会では、サンゴ礁の保全意識の向上のため、『わたしのサンゴ礁』イメージコンテストを今年も実施します。
 
コンテストでは、あなたのイメージする人の暮らしとサンゴ礁の作品の作成を通じて、ひとりひとりがサンゴ礁やその周りの自然環境を認識してもらい、将来にわたるサンゴ礁の保全意識の向上のきっかけにすることを目的としております。
 
応募作品はサンゴ礁ウィーク2018期間中のイベント会場や那覇空港展示スペースでの展示を予定。皆さんにとってサンゴ礁がどのような場所なのかを表現した作品をぜひご応募ください!
 
 
【募集作品】
『わたしのサンゴ礁』(あなたがイメージする人の暮らしとサンゴ礁の絵や写真)
 
【募集部門と各賞】
1.絵画の部 2.写真の部 (作品対象は陸上・水中問いません)
各部門最優秀賞にギフト券2万円分!!
 
【応募資格】 
誰でも(制限なし)
 
【応募期間】
2017年11月9日(木)から2018年1月31日(水)まで
 
※その他の詳細情報、募集要領は下記のWebページをご参照ください。
 
『わたしのサンゴ礁』イメージコンテスト作品募集!
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国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウム

2018-01-08 01:08:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること

2018年1月28日(日)に国際サンゴ礁年の第一歩となるキックオフシンポジウムが、環境省主催で明治大学リバティタワー1Fホール(東京都千代田区神田駿河台1-1)で開催されます。

国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウム

国際サンゴ礁年のアンバサダーとして任命される「さかなクン」のトークショーなどが開催されます。

一緒に国際サンゴ礁年を盛り上げたい、さかなクンの話が聞きたい、目的は色々でOK!ぜひご参加ください。

いつまで大規模白化からサンゴは回復可能か?

2018-01-07 01:07:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
2018年1月5日のサイエンス(Science)に、世界的なサンゴ白化の傾向について分析した結果をまとめた論文が発表されました。

"Spatial and temporal patterns of mass bleaching of corals in the Anthropocene, Terry P. Hughes et al."
(人新世における大規模サンゴ白化の時空間的パターン(仮訳))

この論文では、世界中の100か所のサンゴ礁での1980~2016年における白化の記録を分析した結果、重度の白化が発生する頻度は1980年から着実に短くなり、現在は以前の半分以下の6年(中央値)となっていることが分かったとのことです。また、気候変動による海水温上昇で30年前よりもエルニーニョ現象の際の海水温が上昇しており、さらにサンゴ白化の頻度が高くなる懸念があることが示唆されています。

論文の本文が読めるのは残念ながら有料会員のみです。


実は、関連する記事がThe Atranticに掲載されています。

"Coral Reefs Are Bleaching Too Frequently to Recover, Robinson Meyer"
(サンゴ礁は回復するのが難しいくらい頻繁に白化している(仮訳))

上記論文の著者ではありませんが、サンゴ礁研究者からのインタビューを含めて詳細に書いてありますので、どうぞお読みください。


また、日本語でもGigazineに関連記事が掲載されています。

"サンゴ礁の白化現象が世界中の海でまん延、「もう元には戻せない」という専門家も"


サンゴ礁において、白化・台風・開発などさまざまな理由でサンゴの割合は減少します。しかし、海の環境が良ければサンゴは徐々に増え、早い場合には日本でも5年程度でサンゴの割合が元に戻った例がサンゴ礁の健康診断"リーフチェック"でも確認されています。しかし、これは日本でのベストケースであり、なかなかサンゴの割合が戻らない地域も多数あります。

現地においては「海の環境を良い状態に保つ/回復すること」、現地を含めて全ての地域で「気候変動を緩和すること」が、サンゴが白化から回復するために重要です。皆様のお力をお貸しください。

ベリーズ、自国海域内での石油関連活動を停止

2018-01-06 08:55:20 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
中南米のユカタン半島の付け根にベリーズという国があります。世界で2番目に大きな美しいサンゴ礁があり、世界遺産にも選ばれています。

このベリーズから、国際サンゴ礁年(IYOR: International Year Of the Reef)の開始を飾るにふさわしいニュースが届きました。世界自然保護基金(WWF: World Wildlife Fund)のサイトからご覧ください。

Belize becomes a world leader in ocean protection by ending oil activity in its waters

この度、ベリーズ政府は自国海域での石油に関連する活動を停止することになったのです!!海底油田は海上に設置した基地からパイプを長くつなげて海底に穴を掘ります。2010年にBP社がメキシコ湾で起こした原油流出のように、一度事故が起こると海洋生態系に大きな影響を与えてしまいます。その危険性を無くすという観点で、今回の決定はサンゴ礁保全にとって大きな前進だと思います。

超サンゴはクレードDの褐虫藻を得るか?

2018-01-05 01:05:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
2014-2017年にかけて、世界中でサンゴの白化が発生し、「第3回世界規模サンゴ白化(3rd Global Coral Bleaching Event)」と呼ばれました。その状況はアメリカ大気海洋庁(NOAA)の「サンゴ礁観察(Coral Reef Watch)」やXL CATRIN SEAVIEW SERVAYの「世界規模サンゴ白化(Global Coral Bleaching Event)」などのウェブサイトで観ることができます。

このような大規模なサンゴ白化の中でも生き残ったサンゴがあり、そのメカニズムが注目されています。NOAAの「OCEAN TODAY EVERY FULL MOON」というサイトに、ハワイ大での研究の様子が「超サンゴの科学(The Science of Super Corals)」と題して紹介されています。サンゴを生きた状態で高倍率で観察できる顕微鏡を使い、高温などのストレスを与えた時に褐虫藻がいなくなって白化するサンゴと、褐虫藻が残るサンゴがあることを、綺麗な蛍光の映像で観ることが出来ます。

褐虫藻にはクレードと呼ばれる分類があり、高温耐性に違いがあることが知られています。クレードDの褐虫藻が高温耐性があります。ダイバー向けのサイト「DIVER ON LINE」にサンゴ礁学若手の会の湯山さんが書かれた記事「サンゴは褐虫藻を選んでいる」に分かりやすく書かれていますので、ご参照ください。

映像の中でNOAAのC. MARK EAKIN博士は「気候変動で将来海水温が上昇することに備えて、高温耐性のある褐虫藻を持つサンゴを増やしたい」と言われています。どのようなサンゴが高温耐性のある褐虫藻を取り込んで共生できるのか、一部なのか、全てなのか、はたまた自然状態でも起こるのか、人工的にした方が効率的なのか、まだまだ研究途上です。実現可能かどうか分からないにしても、研究の行く先を注視したいと思います。

今の段階で言えることは、予防原則から考えて「気候変動をできるだけ緩和する」「サンゴの成育に適した環境を維持する」ことが重要だと思います。

第4回アジア太平洋サンゴ礁シンポジウム(6/4-8@セブ)

2018-01-04 01:04:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること


2018年6月4日~8日にフィリピンのセブで第4回アジア太平洋サンゴ礁シンポジウム(4th Asia-Pacific Coral Reef Symposium)が開催されます。以下のテーマについて議論が行われます(日本語は全て仮訳)。

・サンゴ礁生物の生物多様性と進化(Biodiversity and Evolution of Coral Reef Organisms)
・刺胞動物の分類学・生物学・生態学(Taxonomy, Biology, and Ecology of Cnidarians)
・自然下におけるサンゴのストレス応答(Coral Response to Natural Stressors)
・サンゴ礁生物種の気候変動への適応と順応(Adaptation and Acclimation of Coral Reef Species as a Response to Global Change)
・シャコガイの復活:シャコガイに関する好適事例、管理、保全に向けた調査(Bringing Back the Giants: Best Practices, Management and Conservation Research on the Giant Clams)
・サンゴ礁地形学(Coral Reef Geology)
・サンゴ礁評価・観測および技術的方法と革新(Coral Reef Assessment, Monitoring, and Technological Methods and Innovations)
・アジア太平洋における深海サンゴ生態系の探索と生態学(Exploration and Ecology of Mesophotic Coral Ecosystems in the Asia-Pacific)
・アジア太平洋におけるサンゴ礁と他の生息域の連結性(Connectivity of Coral Reefs and other Habitats in the Asia-Pacific)
・サンゴ礁管理における緊急課題(Emerging Trends in Coral Reef Management)

発表者募集が1月31日まで延長されました。サンゴ礁保全についてどなたか報告しませんか?そしてシンポジウムの内容を共有いただけると嬉しいです。早期割引登録は2月28日〆切です。

国際サンゴ礁年の公式ウェブサイトが立ち上がりました

2018-01-03 01:03:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること

国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI: International Coral Reef Initiative)による国際サンゴ礁年公式ウェブサイトが立ち上がりました。以下のコンテンツがありますので、ぜひご活用くださいね!

サンゴ礁について(About Coral Reefs)
 サンゴ礁の基礎知識、サンゴ礁の危機、サンゴ礁の恩恵、について学ぶことが出来ます。

国際サンゴ礁年について(About IYOR)
 国際サンゴ礁年、活動主体、パートナー、が紹介されています。

ニュース(News)
 サンゴ礁に関する様々なニュースを掲載しています。ニュースレターもありますよ!ニュースを掲載したい方は投稿くださいね。

イベント(Events)
 各国のイベントを閲覧できるだけでなく、自分のイベントを登録することができます。

資料(Resources)
 本・冊子・写真等の普及啓発に向けた素材、助成金情報、専門家への質問、国際サンゴ礁年ロゴ、サンゴ礁保全のコツが紹介されています。自分の資料を提供することもできます。

なお、サイトの右上にグーグル自動翻訳のタブがありますので、日本語でもご覧いただけます。

セミナー:国際会議におけるサンゴ礁保全の動向(1/19@青山)

2018-01-02 01:02:01 | サンゴ礁を守るために、すぐにできること
 2018年はサンゴ礁保全に向けた啓発を世界中で進める国際サンゴ礁年(IYOR: International Year Of the Reef)です。日本でもさまざまな取り組みが行われます。

 今回、その一環として、国際会議におけるサンゴ礁保全の動向についてお伺いする報告会を開催致します。

 環境省の大澤さんからは2017年12月にケニアのナイロビで開催された国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI: International Coral Reef Initiative) 第32回総会での話題について、(一社)CEPAジャパンの宮本さんからは2017年9月にチリのラ・セレナで開催された第4回国際海洋保護区会議(IMPAC4: 4th International Marine Protected Area Congress)での話題について、それぞれお話しいただきます。

 多くの方のご参加をお待ちしております。

日時:2018年1月19日 19:00~20:30
場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
   東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
対象:サンゴ礁に関心がある方
定員:30名
参加費:無料
申込:以下のURLからお申込みください。
   https://goo.gl/forms/7Mt7Jr3xE5nCQtN52
主催:特定非営利活動法人アースデイ・エブリデイ
共催:環境省自然環境局自然環境計画課
協力:国連生物多様性の10年市民ネットワーク
問合せ:(特非)アースデイ・エブリデイ
    幹事 宮本 miyamoto@coralnetwork.jp(@を@に置き換えてください)