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日記と雑学、それからシトロエンC5について。
Just About C5



実はハイドロ・シトロエンも関連懸架である。ただし前後ではなく左右前輪、および左右後輪をそれぞれ油圧を通じて関連させている。これはダンピングにおいてのみならず、バネに至っては事実上、左右で共有している。(実際、ハイドラクティブではバネ定数を変えるための追加スフィアは1つしかない。ちなみにハイドロシトロエンでは前後は関連しない。)

このところ改めてハイドロ探究を続ける一方、前述のREASシステムの詳細を読み返し、実際はこの「左右の関連懸架」が、ハイドロ・シトロエンの「個性の源」となるキーワードのひとつではないかと考えるに至った。ちなみに左右関連懸架は調べる限り採用車種がなく、現状はハイドロ・シトロエンのみである。

路面の不規則なうねりに対して車体を水平に保つためには、この左右の関連懸架は極めて有効である。片側の足が縮んだ分、油圧に押されて反対側の足が伸びようとするからである。しかもシトロエンのシステムだとこの動きに関してはダンピングはさほどかからない。結果、「湖水に浮いたような(ある意味本当に浮いていると言える)」ローリングの少ないフラットな乗り味が得られる。

スフィア内蔵のオリフィスによるダンピングがかかるのは、加速/減速時のほか左右同時にプラス/マイナスの荷重が生じるときである。カーブはこのシステムの弱点で、このままだとロールに対して何の抵抗力も持たない。そこで、強靭なスタビライザーバーを備えている。これらの特徴から、鋭い段差を乗り越えるときには、通常時に比べ意外な程のショックを感じることになる。XantiaSX,XMのハイドロモデルまではスフィアの仕様やサス形式の違いを除くと、仕組みとしてはDS以来基本的には変わっていない。

つづく

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関連懸架 (opsensual)
2005-03-15 15:08:02
こんにちは。



続々と出てくる情報に感銘を受けております。



関連懸架がハイドロの特徴であるという点、ご指摘の通りだと思います。この機構は、不規則な路面のうねりを吸収するためにきわめて高い効果を発揮しますが、反対に、左右両輪に同時に同じ程度のショックが加わると(たとえば道路の継ぎ目など)、油の逃げ場がなくなるので、強い突き上げを起こしやすいですね。



評論家のコメントの中にも、後者の問題を指摘しているものが多いように思います。ただし、それがきちんとした機構の理解に基づいているかどうかはわかりませんが(おそらくどちらの場合もあるでしょう)。まあ、部分的に欠点はあるにせよ、それを補うに十分すぎる長所があると、私個人は思っております。
 
 
 
続きがあったんですね (opsensual)
2005-03-15 18:20:30
まだ続きがあったんですね。最後まで見る前にコメントを書いてしまいました。ひょっとしてその 3 の後もあるのでしょうか。ともあれいろいろな情報を楽しみにしています。
 
 
 
今終わりました。(その3) (c5skyblue)
2005-03-15 19:24:55
こんにちは。



今日は体調を崩して出社できず、時間だけはあったので、最近考えていたことをとりあえずまとめました。



DSの理解者は少ない、と書きましたが、御存じかもしれませんが最近発表されたBOSE社製のリニアモーターを使用したサスペンションシステムはまさにDSの思想を継ぐものではないかと思います。



一般に普及することはないだろうとも思いますが。一応念のため、この情報に関するアドレスは以下の通りです。



http://autos.aol.co.jp/news_imp/news/200408/20040826-1.html



http://www.bose.com/controller;jsessionid=C23G5bQmytFrvvV3QTfpNsRslPssQP7J29PLwclbkh52L3R4QLY8!13380724!708172928?event=VIEW_STATIC_PAGE_EVENT&url=/learning/project_sound/bose_suspension.jsp&pageName=/automotive/index.jsp
 
 
 
すみません (c5skyblue)
2005-03-15 19:28:20
BOSE社のURL、長過ぎてリンクできません

でした。自動車用システム→サスペンションシステムと辿って頂ければ、情報に行き当たります。
 
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