大山無聊軽便鉄道の第一号機です。モチーフは、高知県安芸郡馬路村の魚梁瀬(やなせ)の丸山公園に保存してある森林鉄道の車両です。
※魚梁瀬森林鉄道の保存車両の画像はこちらから
【一号機製作】 第一号機は、高知県安芸郡馬路村魚梁瀬(やなせ)j丸山公園で保存されている酒井製(SKW)の車両をイメージして製作することにしました。 |
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←車軸受けに「SKW」とあります | |
写真をもとに、右のようなイラストを作ってみました。 |
【材料】
製作にあたっては、当然加工のしやすい材料となります。質感からいえば鉄がやはりいいのでしょうが、我が工作部の技術力では手に負えません。
ここは、やはり木材でいくしかないでしょう。
○シナベニヤ・・・車体上部は5mm厚のシナべニアです。ホームセンター で簡単に入手できますし、必要ならカットもしてもらえます。足周りには歪が出難いであろうという理由から集積材を使いました。
○モーターと車輪等・・・モデルニクスの入門セットAです。ただし、当社の地 形を考えて、少し高くなりますが2段減速2軸駆動、モーター、車輪、コント○ローラー付きにしました。入門セットAの標準価格に差額をのせるだけで入手できます。
○コントローラを載せる運転車は入門セットAについている客車キットです。
</>【製作道具】
基本はどこにでもある最低限のものばかりです。製作とともに少しずつ買いそろえていきました。
のこぎり 電動ドリル ジグソー やすり 作業台 曲尺 スプレー塗料 木工ボンド など
【作業工程】
馬路村に行ったときに、実測(?)してきた車両の寸法を約1/8にしてシナベニヤに書き写し、後 はひたすらのこぎりでカットします。 エンジンルーム上のカバーに当たる部分はシナべニアを数枚重ね、削ってRを持たせます。 |
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台車にのせて、仮組みしたところ。どうしてもカットが直線でなく、少し隙間ができてしまいますが、まあ!こんなものでしょうか。 |
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刷毛塗りにするか迷ったのですが、イージーなスプレーにしました。スプレーは確かに簡単ですが、微妙な色が選べないのが難点です。 マスキングテープでしっかりと貼り付けておかないと色の境目が滲みます。 屋根部分中央の穴はヘッドライト用取り付け穴です。 奥に見える穴は、AメータとVメータ取り付け用穴です。作業しながらその都度変わっていきます。そこがまた楽しいのですが…。 |
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黄色と緑に白のラインが入っています。似てきたでしょうか。 運転席の屋根ができていません。ここにバッテリーを置くので取り外しが必要です。そのため、多少の強度と機能性が求められます。いろいろと思案しているところです・・・。 ヘッドライトもつけてみました。車軸の部分もそれらしく作りました。 |
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AメーターとVメーターをつけました。実際の運転席から少し見難いかもしれませんが好きなように製作できるのがDIYの醍醐味ですね。 メーターの左にヘッドライトのスイッチが付いてます。右下の白色のものは、コントローラーと接続するコードです。 |
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5センチ幅の板とポルトを使って、車軸受けをそれらしく作りました。中央の丸い部分は、丸棒をスライスして張り付けてあります。こういうところは凝りだすときりがありません。 | |
走行テストをします。 バッテリーを運転席に乗せ、メーター類やヘッドライトの配線をして走行テストをしました。 一号機の後ろに牽引しているのがにわか仕立ての運転車です。運転車は、モデルニクスの「入門キット」の二軸客車キットで台車部分だけ作っていました。それにコントローラを載せる台と人が座れる台を取り付けたものです。運転車の軸距離は、動力車の軸距離より広くとっています。ちょうどお尻の真下ぐらいに車輪が来るようになっています。そうでないと人が乗った時に前輪が跳ね上がって危険です。 |
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一号機、運転車とも台車の寸法は30cm×60cmです。 走行テストは順調です。ただし、Aメーターが少しきついです。走行状態によっては振りきれてしまいます。「秋月電子通商」でDC5A仕様を入手したのですがもう少し容量の大きいのが必要です。 |
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エンジンカバーを取り付けます。 パンチングアルミ板をエンジンルームの側面に貼り付けるだけです。シナべニアをカットして内側から取り付けるかどうか迷いましたが(手抜きしたいがためもありますが・・・)0.5mmなので上から取り付けることにしました。0.5mmぐらいのアルミ板なら加工もとても簡単です。ジグソーでカットしてやすりでバリをとればOKです。見た感じはそれらしく見えていますね。 |
【似ているでしょうか】 ① 撮影条件の違いで色がやや違いますが雰囲気は似ていますね。 |