北国の自称カメラマン日記 フリーターを作り出すモノより
>上記ページより引用
今、世の中に余裕が無いのか、人を育てるのが下手だと思いま
す。会社にしたら、人材を育てるのは投資ですが、それを怠って来
ました。そのツケが回って来たように思います。
この前テレビでこんなインタビューをやっていました。 「先輩
社員が新人社員に言いたいこと」 その中で、「新人はとにかくメ
モを取りなさい」と言うのがありました。 もうーアホかと! 自
分が後輩に教育出来ないから、メモを取らないとやってけない状態
なのに、なに言ってるの!
自ら何度もやって見せて、繰り返し教えて、それで身になるもの
を、教えた事は一回で覚えろ!的な事では中身の薄い事しか覚えま
せん。
人は自分の経験を元に人に教えるのだろうから、きっとその先輩
もそうされて来たのだろうと思います。
これからは、人を育てる能力も、もっと評価されるべきでしょう。
>引用終り
自分のやっていることをマニュアルにすることがあります。しん
どい作業ですが、仕事の内容の矛盾や問題点に気づくこともある
し、別の人に引き継げれば、新しい仕事に取り組めるので、飽
きっぽい私にとっては、やらなければいけない仕事です。
たぶん、ここで出てくる「先輩」というのは、「自分の成功体験
に溺れる」タイプなのでしょう。「がんばれば成功した時代」という
わかり易い時代の人なのかもしれません。
いわゆる「マニュアル型人間」という言葉には、ネガティブなイ
メージが付きまといますが、マニュアルそのものが悪いという意味
ではありません。マニュアルから仕事を学んだ上で、ヒリヒリと
した実践の中での的確なアドバイスが人間を育てていく、そのこと
こそ「先輩」が本来教えるべき部分なのでしょう。
ナレッジという言葉があります。金融機関の導入例では青森銀行
(
顧客対応の向上を目指し、ベテランの業務を分析 )とかが参
考になると思いますが、どれだけ効率的に知識を総動員できるかと
いう時代になりつつありますね。